Threadsで実感!「クソリプを送る人」は概ねコレ、主婦の心の闇は深い

豆木メイ フリーライター
更新日:2024-06-04 06:00
投稿日:2024-06-04 06:00

Threadsがバズった

 セックスレスやセルフプレジャー、夫婦の在り方などをテーマにブログやコラムを執筆しているまめです。

 私はX(旧Twitter)をはじめInstagramやYouTubeなどさまざまなSNS媒体で発信をしています。

 最近、投稿がバズって急激にフォロワーさんが増えたのがInstagramやFacebookのメタ社が運営している「Threads(スレッズ)」です。

 ThreadsはInstagramアカウントとの連携が必須で、両方のアカウントが見られる仕組みになっています。

 各SNSには利用者の特徴があるのですが、Threadsは投稿に対してのリプ(コメント)が活発で、一度バズると多くのコメントがつきます。

 そうすると中には、発信者の気分を害すような、いわゆるクソリプといわれるコメントもチラホラ。クソリプを送ってくる人たちについて調べてみると、意外な共通点が浮かび上がりました。

約4割が「誹謗中傷した経験アリ」のデータ

 キャリアや転職先の総合研究「Job総研」が、20代~50代の男女、1216人を対象に「誹謗中傷の意識調査」を行った結果、自身が「誹謗中傷をしたと思う」と答えたのは40.6%に上ります。

 これは、批判的な投稿へのいいねやシェアを含む、間接的な誹謗中傷への関与も含んでいます。

 誹謗中傷をした理由としては、「憂さ晴らし」や「匿名性による罪悪感の希薄」が上げられていて、相手を直接的に攻撃しようという、強い意思があるわけではなさそうです。

「プライベートや仕事のストレス」や「嫉妬」を理由に、他者を攻撃することは許されません。

 攻撃的なコメントは、結局は自分の心の健康にも悪影響を及ぼして、負の連鎖を生むだけでしょう。

クソリプの主は育児中のママが多い

 私のThreadsにクソリプを送ってくる人たちのInstagramのアカウントを覗いてみると、幼い子どもを育てるママが多いことがわかりました。

 子育て中は、まとまった自分の時間を確保するのが難しく、隙間時間にSNSをチェックするのが習慣化している人が多いのです。

 子育てのストレスや社会からの孤立が原因で、他人に嫌がらせをしているのかもしれません。

 他の人に対するコメントを見ても、自分と考えの合わない人に対して攻撃的な態度で、「あなたは間違っている。」という主張をする傾向があります。

 自分と違う意見を聞くのはとても貴重ですが、それが不快な方法で伝えられると、建設的な議論にはなりません。

夫婦関係は千差万別

 特にThreadsでの発信で気づいたのは、私のように夫から行為を拒否されるセックスレスもつらいが、無理やりセックスを迫られて苦しんでいる女性も少なくないという事実です。

 性欲の捌け口にされ、愛情のない行為に応じるのが苦しいという、読んでいてもつらくなるコメントもありました。

 このように他の夫婦の話を聞くのは、ライターとしても発信者としても貴重な機会だと捉えています。

 夫婦間の問題は千差万別であり、他人の経験や考え方を知ることで、自分の問題を見つめ直すヒントになる場合もあります。

誹謗中傷のリスクは本人にも…

 ThreadsはInstagramと連携しているため、私生活が見えやすいプラットフォームです。

 実際私にクソリプを送ってきた人も顔写真や名前、職業までがプロフィールに記載されていました。

 そのため、攻撃する側が自分の情報を晒してしまうリスクもあります。

 クソリプを送ることで一時的に気持ちが晴れるかもしれませんが、相手の気分を害していることに変わりはなく、根本的なストレスの発散にはなっていないでしょう。

 もしかすると、私にクソリプを飛ばしてくるママさんは、私よりも夫婦関係がうまくいっていないのかもしれない、そんな夫婦に考えたりします。

豆木メイ
記事一覧
フリーライター
アラフォー2児の母。2人目の子供を出産後からセックスレスになる。各SNSでセックスレスのつらさについて発信したところ多くの方から反響をいただく。5年後離婚するために経済的自立を目指して奮闘中。趣味は飲酒。
XInstagramnoteYoutube

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


見返りで大見得を…まだあどけないお子さま“にゃんたま”
 世界で1番可愛い下ネタ。  きょうは、にゃんたまω未成年ショットです。  この猫島で唯一、ピンクの可愛い首...
友達がいないのは寂しくて変? あなたに友達がいない理由3つ
 インスタグラムやツイッターなど、SNS全盛期の昨今。インスタ映えを狙ってフォトジェニックなレジャースポットに友達と出か...
今しかできない? 花の独身時代に済ませておきたい4つのこと
 結婚をしていないうちは「早く身を固めてしまいたい」「さっさと結婚して安定した暮らしがしたい」と思いつめてしまいがち。で...
楽しい老後を送りたい! 忙しい30代から準備できる4つのこと
 仕事にも慣れてきた30代。結婚して生活が変わったり、仕事と育児の両立であったりと、人によっては一番忙しい時期かもしれま...
もう2度と…子宮全摘&腸閉塞と全力で闘った30日間入院生活
 私は42歳で子宮頸部腺がんステージ1Bを宣告された未婚女性、がんサバイバー2年生です(進級しました!)。がん告知はひと...
草むらをくんくん…“にゃんたま”君の探し物は何ですか?
 無限に見ていたいパーツNo.1といえば、にゃんたま!  今回は探し物中のにゃんたまにロックオン。  たしか...
苦手な人との向き合い方! 職場の人間関係を円滑にするコツ
 仕事の内容には慣れてきたし、プライベートも楽しくできている。ただ、「職場に苦手な人がいるっ」――。そんな方も多いと思い...
自分で皮下注射も…採卵手術前日までにやるべき3つのこと
 日本は不妊治療の件数は世界一なのに、体外受精で赤ちゃんが産まれる確率は最下位。そんな状況を変えるために、ミレニアル世代...
キリスト教のお盆「ハロウィン」 その由来とカボチャの意味
 ワタクシ、全く上達しないドイツ語の個人レッスンを受けております。上達しない理由は一重にワタクシの不真面目さによるもので...
自然災害に巻き込まれた…子どもとどう向き合ったらいい?
 台風19号の爪あとが各地に深刻な被害をもたらしていますが、近年は相次ぐ自然災害で被災住民が避難生活を余儀なくされるケー...
月吹友香さん<後>41歳専業主婦が小説家を目指して見えたもの
 第18回(2019年度)「女による女のためのR-18文学賞」(※)の大賞受賞作「赤い星々は沈まない」は老女の性を大きな...
今日の議題はにゃに? 夕暮れの猫集会でポロリ“にゃんたま”
 猫の島、日暮れ近くに猫の集会にお邪魔しました。  おのおの一定の距離を保って、茶白、黒白、サビ、三毛、キジ、サバ...
“生活習慣病”も予防して! 介護は認知症だけじゃないんです
 日本は長寿大国です。誰しも安心して生涯を全うできるとしたら、高齢であることはとても素敵なこと。しかし、介護士でもある筆...
月吹友香さん<前> 私がR-18文学賞で高齢者の性を描いた真意
 読書の秋到来。直木賞や芥川賞、日本推理作家協会賞に本屋大賞……国内には数多の文学賞がある中で、「R-18文学賞」(※)...
犬でなく人間だったらと思うと…モラ気質なワンコの実態3選
 モラハラ気質は、人間だけに限ったお話ではないのかもしれません。「うちの犬が人間だったら、モラ男(モラ女)に違いない…」...
子宮全摘だけでもつらいのに…腸閉塞で長さ190㎝の管を挿入
 私は42歳で子宮頸部腺がんステージ1Bを宣告された未婚女性、がんサバイバー2年生です(進級しました!)。がん告知はひと...