【45歳からの歯科矯正】ワイヤー装着し14カ月、別のワイヤー着けた!?

コクハク編集部
更新日:2024-06-15 10:30
投稿日:2024-06-15 06:00

ワイヤー矯正を始めて14カ月が経ちました

 昨年4月に歯科矯正(表側のワイヤー矯正)を始め、14カ月が経ちました。「やり始めてしまえば、あっという間ですよ」(主治医)の言葉どおり、「しんどい、止めたい!」と心折れることはありませんでした。

(14カ月前の話はこちら→)「45歳で歯科矯正を始めようと思ったワケ」

 まあ、2週間に一度の定期検診に欠かさず通い、食べ物が矯正器具の間に挟まり、毎食ごとの歯磨きがおっくうで、磨き残しにイライラしたりはしますが、我慢できないほどではない(どちらかというとM気質)。

 そしていよいよ器具装着期間の目安といわれた「1年半(18カ月)」が近づき、矯正器具を外す準備に突入です。

歯の状態は“ぐらんぐらん”

 歯が移動しやすく、順調に進んできた矯正。通常なら今年9月に器具を外すスケジュールですが、1カ月前倒しの8月上旬を目標に進めていくことに。

 現状、歯は“ぐらんぐらん”です。指で前後左右にビビりながら動かすと、ほんのわずかではあるものの、移動するのが分かる感じ。歯茎に埋まっている骨が緩んでいる模様…。

 1年以上かけて少しずつ負荷をかけ、軌道修正しながらも動かしてきたので「ぐらんぐらんなのは当たり前」と主治医。食材の硬さに関わらず、あらゆるものが噛みにくいので、気が付くと、ヨーグルトやお豆腐といった柔らかいものや、素麺やうどんといったのど越しのいい麺類を食べています。

 不可抗力とはいえ、甘やかした口腔周りの筋力は弱り、ただでさえアラフィフのお疲れ顔なのに、輪をかけて老化が進行している気がします(苦笑)。

 矯正終了後、普通に噛めるようになると元通りになるといいますが、どうなることやら…。

リテーナーをきちんと装着しないと“すべてがおじゃん”

 矯正器具を取った直後の歯は引き続き“もろい”状態。矯正前と同じように口やあごを動かしていると、歯はあっという間に後戻りしてしまうとか。それを防ぐためにも「リテーナー」と呼ばれる装置をつけるのが重要となります。

「リテーナーの装着を疎かにすると1年半の苦労がすべておじゃんになるからね」

 そう冗談めかしながら話す主治医。目が笑ってないので、ガチなのだと理解します。

 これまでの動的治療から「保定治療」に移行するわけですが、私の場合は歯並びと骨格の傾向からきちんとメンテナンスをしないと「矯正前の歯並びに戻りやすい」との診断が出ています。

 んなの、冗談じゃない! 極力防ぐためにも、上下の前歯4本裏に「ボンデッドワイヤー」を装着する決断をしました。

これからの人生、ずっとワイヤー装着生活

 専用の接着剤等で歯に直接細いワイヤーをつけるのですが、このワイヤー、自分では取り外しできません。定期的にメンテ通院しながら、これからの人生、ずっとつけたまま…。

 すこぶる面倒であり、また気が遠くなる話ですが、それ以上に決して安くはない治療費用と時間をかけて整えた歯並びが“元通り”になるのは避けたい! この思いが何よりも強く、迷いはありませんでした。

 私が通うクリニックの場合、ワイヤー装着の費用は治療前に説明を受けた歯科矯正費用に含まれるため、プラスαでかかることはありません。

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


竜宮城はこんな感じかな 2023.7.17(月)
 海の生き物に夜の街の光が重なって、にぎやかで涼しげな世界。  竜宮城はきっとこんな感じかな。  そういえば...
納涼★にゃんたまシリーズ!雪ん子“たまたま”のクールな視線
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
急に生理! 気分最悪の流血事件を防ぐ対処法&“即席ナプキン”の作り方
「ナプキンをしていないのに生理が来ちゃった……!」女性として数十年生きていれば、こんなこともありますよね。今回は、急に生...
もうさ、スタコラサッサと逃げ出そうよ? 2023.7.16(日)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
30代女が感じたApple Watchのメリット3つ 2023.7.15(土)
 街を歩いていると、スマートウォッチを付けている人が多いですよね。運動しない人にもメリットがあるのでしょうか?  ...
動物のゆるキャラ漫画/第53回「ぼくらのこだわり」
 ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、突然「コクハク」に登場! 生きものたち、その生きものたちをこよな...
“うちの自慢の嫁”に徹しなきゃだめ?「旦那の実家に行かない方法」5つ
 夏休みが近づいてくると浮上するのが、「旦那の実家に行きたくない」問題。旦那の実家への帰省が嫌というのは、あなただけでは...
親友でも彼ができた途端、ハブ攻撃開始! げに恐ろしき女の世界LINE3選
“女の世界”という言葉を聞くだけで、どこかゾッとするような怖さを感じませんか? 女には裏の顔があるもの。それはLINEに...
女性だけじゃないYO!「スマホ&パソコン童貞」60代オヤジの幸福論
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(63)。多忙な現役時代を経て、56歳...
この世の最凶生物はナチュラルマウントさん!距離をとる以外に対処法ナシ
 みなさんの周りには、いまだにマウントをとってくる人はいますか?  明確に「マウントをとってやろう!」と思って来てく...
なんでもない日、子どもらしさが愛おしい 2023.7.14(金)
 自分にも、あの人にも、知らないどこかの誰かにだってこんな時代があった。  僕らみんなが子どもだった。誰もが通る道...
40代への「貫禄がある」は悪口とは限らない!5つの“褒められ”特徴は?
 貫禄というと「老けている」といった、マイナスイメージを持つ人もいるでしょう。けれど、そもそもは品格や風格、威厳を表す言...
“たまたま”探しの猫旅へ!素敵な「ねこの島」が見つかるかも
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
タイパ重視!? いしだ壱成、田口淳之介…有名人のホスト化が止まらない
 いしだ壱成さん、押尾学さん、田口淳之介さん、そしてついに羽賀研二さんまで。最近、芸能人や有名人のホスト化が止まりません...
近所付き合いってめんどくさい! “鉄則5カ条”だけ守ってイライラ回避
 家族と暮らしていてもひとり暮らしでも、多少の近所付き合いはあるものです。「マンションの隣の部屋にどんな人が住んでいるか...
イライラ虫よサヨナラ! 夏を快適にする「虫除け植物」おすすめ6選
 うるさいコバエや蚊にイライラが募るシーズン突入でございます。猫店長「さぶ」率いる我が愛すべきお花屋の店先は、ほぼワタク...