レス妻が共感! 公認不倫を採用する「1122」はセックスレス夫婦を救う?

豆木メイ フリーライター
更新日:2024-07-02 06:00
投稿日:2024-07-02 06:00

セックスレスの現実と共感

 相手を嫌いになったわけではないけれど、性的な対象として見られない。

 このような悩みを抱えている人は少なくないはずです。

 筆者自身も、夫から「女性として見られない」と言われ、10年以上セックスレスが続いています。

 ドラマの前半までは、“外に恋愛相手を作りながらも家庭はそれなりに円満”という状況が描かれています。

 夫婦関係に不満を持つ人にとって、この設定は一種の理想的な解決策に見えるかもしれません。

 セックスレスだけに限らず、夫婦としての生活が続くと、何かしらの不満が溜まるものです。

どの夫婦にも当てはまる問題

「1122(いいふうふ)」は、セックスレスや夫婦の在り方に関する現代の課題を鋭く描いているドラマです。

 公認不倫という大胆な設定ですが、細かい部分を見ていくと、どの夫婦でも通ったであろう悩みが多く出てきて共感の嵐。

 二也は妻に対しても妻の母親に対してもとても優しいのですが、その優しさが違った方向にいく時もあって、一子はイライラします。

 二也の不倫相手の美月(西野七瀬)の家庭も子どもの発達や夫のモラハラなどさまざまな問題を抱えています。

 夫婦とはいえ、他人です。

 思っているだけでは相手に気持ちは伝わらない、そんな当たり前のことに気づかされました。

それぞれの夫婦の結末が気になる

 個人的には二也と、不倫相手の美月との温度差も非常に興味深かったです。

 所詮、男は一瞬の恋愛のときめきを感じたいだけで、決して本気にならない一方で、無理だとわかっているけれど、不倫相手との生活を夢見ているのが女。

 なんとも切ない対比でした。結局のところ、夫婦は必ずいろいろな揉め事やトラブルに直面します。

「それでも相手と一緒にいたいと思えるかどうか」これに尽きると思います。

・夫婦とは一体なんなのか?
・共に生きていく意味とは?
・婚外恋愛許可制は果たして成立するのか?

 それぞれの夫婦がどのような結論を出すのか、続きが気になって仕方がありません。

豆木メイ
記事一覧
フリーライター
アラフォー2児の母。2人目の子供を出産後からセックスレスになる。各SNSでセックスレスのつらさについて発信したところ多くの方から反響をいただく。5年後離婚するために経済的自立を目指して奮闘中。趣味は飲酒。
XInstagramnoteYoutube

ラブ 新着一覧


交際して1年半、46歳での再婚は「合う」から決めたんです。
「何歳からでも夫婦になるのは遅くない」とお伝えする本連載。インタビュアー・内埜(うちの)さくらが、40歳以上で結婚した男...
内埜さくら 2020-10-28 18:28 ラブ
【LINEのNGパターン実例集】既読スルーが続く理由3つ
 意中の彼とLINEを交換したところまでは良かったのに、LINEをするたびに距離ができて自然消滅してしまった……なんてこ...
恋バナ調査隊 2020-10-27 06:00 ラブ
身長の低い女性はモテる?モテない? 男性の本音をリサーチ
 身長の低い女性は、基本的にはモテると言われます。小さくて可愛らしい動きにキュンキュンする男性も多く、実際にそれを自覚し...
恋バナ調査隊 2020-10-26 06:00 ラブ
カレの「助けたくなっちゃう本能」をくすぐりまくる行動とは
 将来的に結婚を考えている男性は、少し余裕のある女性を好む傾向があります。それまでの恋愛は同年代のワガママに付き合ってい...
若林杏樹 2020-10-26 06:00 ラブ
逆効果! LINEの危険度別「やめた方がいい恋の駆け引き」
 恋愛中、片思いの彼に振り向いて欲しいからとLINEで駆け引きをする人って多いですよね。あえて未読スルーで焦らせてみたり...
恋バナ調査隊 2020-10-25 06:02 ラブ
不倫相手と一緒になりたい…夫に離婚を切り出した女性の誤算
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2020-10-24 07:48 ラブ
恋する母たち~子供に悪影響を及ぼさないシンママの恋のルール
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。現在のシングルマザーの平均年齢は33歳、再婚率は26%と言われています。離婚...
山崎世美子 2020-10-24 06:00 ラブ
ダブル不倫の果てに…浮気相手の暴走に苦慮する男性の言い分
「冷酷と激情のあいだvol.18〜女性編〜」では、ダブル不倫の相手と再婚をしたくて夫に離婚を切り出した女性・Wさんの心情...
並木まき 2020-10-24 07:49 ラブ
LINEで急に別れ話をされた…!パターン別「復縁」の狙い方
 あなたは恋人と別れ話をする時に、LINEや電話で話す派ですか? それとも会って話す派ですか?「重要な話ほど、きちんと話...
ミクニシオリ 2020-10-23 06:00 ラブ
元夫と比べちゃう…新しい恋に迷ったら思い出してほしいこと
 離婚後、新しい恋愛のチャンスがやってきた!?……と思ったのも束の間、元夫の方が自分に合ってたのかもしれないなぁ。そんな...
七味さや 2020-10-23 06:00 ラブ
ホストとはここが違う!“出張ホスト”にハマるとどうなるの?
 今、かつてないほどの出張ホスト人気が起きています。コロナ禍で夜の街に行きづらくなった女性たちが、マンツーマンで相手をし...
内藤みか 2020-10-22 06:00 ラブ
好きな人にLINE既読スルーされた…諦める前に実行すべきこと
 好きな人とデートに行った後、「楽しかったね!」とLINEしたのに既読スルーされた……なんて経験はありませんか? 多くの...
恋バナ調査隊 2020-10-22 06:00 ラブ
彼は営業マン?産業スパイの監視役?…加奈子さんのケース#2
 則夫の内縁の妻の連れ子が不憫で、養護施設に寄付をしたいと加奈子さんが言ったとき、則夫は最初、そのお金は預かれない、そこ...
神田つばき 2020-10-21 06:00 ラブ
結婚3年目の大ゲンカ、病院&実家避難も元夫のもとに帰った。
「何歳からでも夫婦になるのは遅くない」とお伝えする本連載。インタビュアー・内埜(うちの)さくらが、40歳以上で結婚した男...
内埜さくら 2020-10-27 18:14 ラブ
教習所に英会話…なぜ女性は「先生」と呼ばれる男性に弱い?
 失恋した時や彼氏がいない時、「そうだ! 何か習い事をして自分磨きをしよう」という思考になることがあります。それはとても...
田中絵音 2020-10-20 06:00 ラブ
彼氏がいるのに好きな人ができた…どっちがいいか判断したい
 彼氏がいるのに好きな人ができてしまうと、本当に辛くて悩みますよね……。彼氏のことも好きだけど、新しい人のことも好きにな...
恋バナ調査隊 2020-10-19 06:43 ラブ