夫の不倫が発覚して、夫婦関係が好転したと喜ぶサレ妻たち。再構築と執着の分かれ道とは?

豆木メイ フリーライター
更新日:2024-08-27 06:00
投稿日:2024-08-27 06:00

 セックスレスやセルフプレジャー、夫婦の在り方などをテーマにブログやコラムを執筆している豆木メイです。

 セックスレスについてSNSで発信をしているとさまざまなコメントが寄せられます。

 中でも驚いたのが「不倫がきっかけで夫婦の再構築ができました!」というエピソード。

 意外かもしれませんが、この手の話はよく耳にします。一体どういう心境なのでしょうか。

不倫がきっかけで夫婦再構築

「私たち夫婦もセックスレスでした。気がついたら夫が不倫していて…。そこで、夫と向き合ってセックスレスが解消されました。私が出産後、夫に構っていなかったのが原因だったみたいです」

 女性からのこのようなコメントは少なくありません。実際、私の友人からも同様のエピソードを聞いたことがあります。

 夫のシャツからラブホテルのカードが出てきて、不倫が発覚。もちろん大喧嘩になったそうですが、彼女は「子どもができてから、ちゃんとセックスしてなかった私が悪いんだ!」と反省したといいます。

 それから夫と向き合って仲直りし、友人夫婦は何年も経った今でも円満です。

【読まれています】女優の早見あかり《幸せ》《感謝》を並べた離婚報告に違和感。“言葉どおり”になぜ受け取れないのか

不倫がもたらす深い傷

 私はよくXのサレ妻アカウントをチェックしています。

 彼女たちの悲壮なつぶやきや、呪いのような言葉を見ていると不倫は「心の殺人」といわれるゆえんも理解できます。

 だからこそ「不倫がきっかけで夫婦で向き合えた!」というエピソードを聞いても、「夫婦の再構築が出来て良かったね」と簡単にはいえないのです。

 もちろん夫婦再構築できた人たちも、不倫された事実を知ったときには傷ついたはずですし。

 しかし、その後の対応や捉え方にここまでの差があるのは一体なぜなのでしょうか。

豆木メイ
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アラフォー2児の母。2人目の子供を出産後からセックスレスになる。各SNSでセックスレスのつらさについて発信したところ多くの方から反響をいただく。5年後離婚するために経済的自立を目指して奮闘中。趣味は飲酒。
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