不倫相手の性癖はネトラレ。「他の男にも抱かせてみたい」と相談され… 32歳ホステスの悦び #1

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2024-10-25 06:00
投稿日:2024-10-25 06:00

ネトラレ願望を満たすため

 真理子さんは戸惑いながら、亮平さんに言われるまま、ダーツを始めた。緊張のせいか、矢は円形のダーツボードを外してばかり。

(本当に…彼らに声をかけるの? 亮平さんのネトラレ願望を満たすために…?)

 しばらくすると、亮平さんは隣の青年2人に声をかけた。

「亮平さんはにこやかに『君たち、ダーツうまいね。学生さん?』と聞いたんです。彼らが『そうです』と答えると、

『あまりにうまいから、見入っちゃったよ。せっかく隣り合った仲だ。このあと僕の彼女も一緒に、4人で高級中華で飯でもどうかな? 中華料理は複数人数のほうが品数がたくさん食べられるし、2人だけで困ってたんだ。もちろん、僕のおごりだ』

 そう声をかけたんです」

4人でタクシーに

 学生2人は真理子さんをチラリと見たあと、「おごりなんて、いいんですか?」と乗ってきたという。亮平さんはにこやかに『もちろん、好きなだけ食べて飲んでほしい』と気さくに返す。

 ダーツバーを出た4人は、タクシーで汐留にある外資系ホテルに向かった。車に揺られながら、真理子さんの心は妖しくざわめいた。

 次回に続く。

蒼井凜花
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官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
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