そんなえりのボスのもとには今日も悩みを抱えた女性が立ち寄ったようですよ。悩みはずばり、お酒の飲み過ぎ。泥酔しない、二日酔いしない、上手な飲み方が知りたい…!
1. ついつい飲みすぎて、飲み会で失態を…
今回は、ナギサさん(37歳/仮名)からのご相談です。
「これから忘年会と新年会の時期で、私とっても憂鬱なんです…」
「あら、飲み会の雰囲気が嫌いとか? お酒が嫌いとか?」
「違います…飲み会もお酒も大好きなんです! でも、好きだからこそ飲み過ぎて、去年はしゃぎすぎちゃって…」
「あらら…」
酔っていたとはいえ、思い出すのも恥ずかしいです、とうつむくナギサさん。
「飲みたいけど前みたいな泥酔は恥ずかしいですし、二日酔いも避けたいです! えりのボス、何かいい方法を知りませんか?」
お酒好きなのに、飲み会に対して苦手意識を持ってしまった様子のナギサさん。
これは放っておけません!
2. お酒好き! なのに酔ってしまう理由は?
「お酒が好きで強い人でも、飲み方や飲む量によって酔ってしまうのは普通のことよ。まずは、酔ってしまう理由を紹介するわね」
「はい、お願いします…!」
「体内に入ったアルコールは肝臓で分解されるの。だけど、すぐに分解できないから心臓によって脳や全身に運ばれるわ。アルコールが脳に到達すると脳が麻痺するの。これが『酔う』ってことよ」
「脳が麻痺だなんて…ちょっと怖いですね。ところで、どうして人によってお酒に強かったり弱かったりするんですか?」
不思議そうに聞くナギサさんに、えりのボスは優しく答えます。
「体内のアルコールは、肝臓でアルコール脱水素酵素やミクロソームエタノール酸化系によってアセトアルデヒドに分解されるわ。さらに、アセトアルデヒドはALDH2という脱水素酵素によって酢酸に分解されるの。このALDH2の活性が強い人が、俗に言うお酒に強い人なのよ」
「そういえば…アセトアルデヒドが頭痛や吐き気の原因になるって聞いたことがあります」
納得した様子のナギサさん。えりのボスはさらに続けます。
「さらに、アセトアルデヒドの処理が追い付かないと二日酔いになるの。アルコールの処理能力は体質や体調によって異なるけど、一般的には年齢を重ねると肝臓の機能が衰えて二日酔いになりやすいといわれているわ」
「そんな…。私、まだまだお酒を飲みたいのに…」
「大丈夫よ。泥酔しにくい飲み方や、二日酔いを防ぐ秘訣を紹介するわ」
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