白髪以上に40代のパサパサ髪は老けて見える説…【薬剤師監修】更年期の“老け髪”対策

コクハク編集部
更新日:2024-12-27 06:00
投稿日:2024-12-27 06:00

3. 髪のパサつきが気になる人が試したい2つのこと

 40代になり、髪の毛の乾燥が気になる人は以下の2つの方法を試してみてください。

3-1. ヘアケア方法の見直し

 髪の毛の乾燥が気になる人は、ヘアケア方法を見直してみましょう。

 たとえば、シャンプーのときに頭皮のマッサージをすると血行がよくなり、髪の毛に栄養が行きわたるため、白髪や髪の毛の乾燥の改善につながります。マッサージを行う際には爪を立てず、指の腹で優しく行ってください。

 アミノ酸系のシャンプーやトリートメントを使うと、髪の毛のハリやコシを保ったり水分を補給したり、ダメージを修復したりできるといわれています。普段使っているシャンプーやトリートメントを変えてみるのもおすすめですよ。

 ドライヤーの前にヘアケア剤を使うのもおすすめ。

 とくに、ヘアオイルを使うとドライヤーの熱や髪の毛同士の摩擦から髪の毛を保護してくれるため、ダメージが防げますよ。オイルのベタつきが苦手な人は植物性のヘアオイルがおすすめです。

3-2. 栄養素の意識

 食事の際に摂取する栄養素を意識することも、髪の毛を美しく保つために重要です。髪の毛の主成分であるタンパク質や、栄養の吸収を助けるアミノ酸を積極的に摂りましょう。

 タンパク質は肉類やチーズ、牛乳などの乳製品に多く含まれています。アミノ酸は野菜類や果物類に多く含まれていますよ。

 仕事やプライベートで忙しい人は、自覚がないうちに栄養バランスが偏っていることもあるので、一度見直してみてくださいね。

4. 若見えを目指すなら髪の毛に注意!

「若さの秘訣はスキンケアやメイク、服装だけじゃなくて髪の毛にもあるんですね!」

「ヘアケアといっても白髪染めだけじゃないわ。それに、髪の毛の質感の他にも髪型で印象が変わることも多いわよ」

「今まで気にしていなかったポイントです! よーし、今度は女子会があるから、そこで友達を驚かせるように頑張らないと!」

 来たときとは全く違う、明るい表情で笑うミユキさん。そんな彼女の様子を見て、えりのボスも満足そうです。

「また気になることがあったら、いつでもサロンへいらっしゃい」

 優しい表情でサロンを去っていくミユキさんを、えりのボスは笑顔で送り出しました。

★サロン「コクハク」のオーナー えりの

 顔と口調は若いものの、年齢不詳。タヌキか妖怪の噂も囁かれる謎めいた主人だが、ココロやカラダ、健康に関する知識はズバ抜けており、何気にハイスペック。ムスメ時代に苦労してるため、自分より“後輩”の女にはしあわせになって欲しいと願っている。愛称は、えりのボス。

(漫画/腹肉ツヤ子

  ◇  ◇  ◇

<この記事の監修者>

あんしん漢方薬剤師 中田 早苗(なかだ・さなえ)

 デトックス体質改善・腸活・膣ケアサポート薬剤師・認定運動支援薬剤師。病院薬剤師を経て漢方薬局にて従事。症状を根本改善するための漢方の啓発やアドバイスを行う。健康・美容情報を発信するMedical Health -メディヘルス-youtubeチャンネルでは、お薬最適化薬剤師として「無駄な服薬はお財布と体の敵!」をモットーに薬の最適な選び方を解説する動画を公開中。症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。

「あんしん漢方」を詳しく見てみる

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

ビューティー 新着一覧


おならが超クサイ…ニオイの改善策と専門医“お墨付き”の漢方薬3つ
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
楽天売れ筋1位のナイトブラで“美胸”になれるか?【10日間着用ルポ】
 話題のコスメや、広告でよく見かける化粧品や日用品。「webでよく見るあの商品、本当にイイの?」「買ってみたいけれど、口...
インナーケアってなに? カラダの内側から美しくなる方法5つ
 誰だって、若々しい肌を保ちたいもの。そのためには外側からのケアだけではなく、インナーケアが欠かせません。あなたはインナ...
ほうれい線はコンシーラーの入れ方次第! あるあるNG&若見えテク3選
 お肌のくすみやたるみ、しわ、シミ、ほうれい線は、コンシーラーを使って悩みをうまくカバーしたいのに、なかなかうまくいかな...
40代は迷わずやっとこ!今から始める「顔の角質ケア」で目指せ透明肌♡
「40代になってから、肌がくすんで透明感がなくなった気がする」と感じている女性は多いのでは? その原因は、肌に古い角質が...
万年腰痛、諦めるな!苦痛から解き放たれるセルフケア3選【専門家監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
汗かく入浴剤3選 体を芯から温めてカラダもココロもスッキリ
 バスタイムは、日々の疲れを癒す大切な時間です。入浴剤を使えば香りによって、よりリラックスした入浴ができます。  そし...
鏡よ鏡、40代の「パール&ラメ」メイクで“痛い女回避”のコツを教えて
 40代を超えると、だんだんと顔のハリや華やかさ、瑞々しさがなくなってきますよね。でも、安易にラメやパールで輝きを取り入...
元アムラーは眉毛に注意!「老け見えメイク」で+10歳に見えるキケン
 しみや毛穴、くまなど、年を重ねると隠したい部分が多くなり、とにかくアラをカバーすることを意識してメイクをするようになり...
“ながら”美容ローラーちょっと待って! やってはいけない8つの美容習慣
 年齢とともに、肌や身体の変化を感じながらも「いつまでも若々しくいたい!」と抗ってしまうのが女ゴコロ。自分なりの美容習慣...
「首&デコルテ」に年齢が出ます! 毎日習慣化させたい4つのセルフケア
 40代を超えると、シワやシミなどの肌ケアに力を入れる人は多いですよね。でも、意外と忘れがちなのが「首とデコルテ」のケア...
マッサージいらずの肩こり解消法!根本原因の改善におすすめの漢方薬3種
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
やすりで削ると逆効果?ゾウ級「ガサガサかかと」正しい角質の落とし方
 足にまつわる悩みで多いのが「ガサガサのかかと」ですよね。ひどくなると、ストッキングが伝線してしまったり、パキッと割れて...
「フェイスパウダー」の使い方をマスター! プレストとルースの違いは?
 フェイスパウダーの正しい使い方をご存知ですか? メイク用品のなかではなんとなくスタメン落ちしがちなフェイスパウダーです...
ぷりっと美尻を作る4つの簡単“ながら”体操!アラフォーは始め時です
 アラフォーになると、だんだん代謝が落ちてきて体型が崩れてきますよね。何とかしようと、ダイエットに挑戦する人は多くいます...
関節が鳴る!ポキポキの正体は気泡!? 注目の骨活を解説【専門家監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...