誰でもない、自分の枕が臭い!「頭皮の汗の悩み」を解決するケア方法3つ

コクハク編集部
更新日:2023-08-17 06:00
投稿日:2023-08-17 06:00
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、ちょっとした有名人。でもって、タヌキか妖怪の噂も囁かれるなか、健康に関する知識はズバ抜けている――。
 そんなえりのボスのもとにはウワサを聞きつけ、今日も悩みを抱えた女性が、ふらりと立ち寄ったようですよ。

1. 「そういえば私、頭を触ってばかりかも…!?」

 今回は、さやかさん(36歳女性/仮名)からのご相談です。

「最近、びっくりしたことがあって」

 さやかさんは、身を乗り出してえりのボスに語りかけます。

「どうしたの?」

私の枕が臭かったんです! 正直、最初はパートナーの臭いだと思っていました。パートナーもトシを取ったんだなあって、のんきに考えていたんです。でも、別の日に、自分の帽子から臭ってきて……。『あ、これは私の臭いだったんだ』って」

 そう言いながら頭を抱えるさやかさん。

「それはショックだったわね」

「えりのボス、私はどうしたらいいんでしょうか。なんだか最近、頭がかゆいし、髪型も決まらないし。おかしいんです。気づいたらずっと頭を触っています」

 えりのボスは、傷ついた様子のさやかさんを見て気の毒に思いました。

「最近になって気づいたのね?」

「はい。ここ2~3週間で気になるようになったと思います」

暑くなってきたし、汗のせいもあるかもしれないね」

「確かに、最近はちょっと動いただけで汗だらだらになります」

 えりのボスは頷きます。

頭皮もたくさん汗をかくから、とくに暑い時期はしっかり対策しないと臭っちゃうのよ」

「そうなんですね!」

 そう言いながら、さやかさんはまた無意識に頭を触っていました。

 これは放っておけません!

2. 頭皮の汗の悩みは「余分な皮脂を取り除くこと」がカギ

「頭皮の汗が増えると、今のさやかさんみたいに臭いが強くなったり、かゆくなったり、髪型が決まらなくなったりするわ」

えりのボスの言葉を聞いて、さやかさんはなるほどと頷きます。

「汗のせいなんですね」

「そうよ。それに今のさやかさんのように、気にしすぎるのも本当はよくないわ。ストレスは汗の量を増やすの。頭皮を綺麗にして自信がつけば、自然と気にならなくなると思うから、そこは大丈夫だと思うけれどね」

 さやかさんは、えりのボスの話を一言も聞き逃さないように耳を傾けます。

「問題は、ケアの仕方ね。汗は、皮脂と混ざり合ってベタつきの原因になるわ。そして、汗と皮脂は、皮膚の常在細菌に分解されると嫌な臭いを放つの」

「うわあ……。もしかして、私って今そういう状況なんですか?」

「だから、大切なのは、毎日頭皮を清潔にしてあげること。余分な皮脂を上手にケアすることがカギになるわ」

「なるほど。わかりました。では、具体的にどうしたらいいんでしょうか?」

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

ビューティー 新着一覧


990円の“プチプラ化粧水”1本だけで10日間過ごしてみた。乳液&クリーム不使用で意外な結果が…
 話題のコスメや、広告でよく見かける化粧品や日用品。「webでよく見るあの商品、本当にイイの?」「買ってみたいけれど、口...
「妊活を始めたものの、なかなか授からない…」《男性不妊》って知ってる? 意外と多い“精索静脈瘤”の話
「妊活を始めたけど、なかなか授からない…」そんなとき、多くの女性が婦人科に行く。でもちょっと待って。実は不妊の約半数は「...
今夜もぐっしょり…寝室温度をめぐって夫と大喧嘩!【医療専門者監修】寝汗は更年期だけじゃない?
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
40代が「垢抜け顔」になれないワケは?【美容家が使って実感】激推し最新コスメ3品
“垢抜け顔”になりたいけど、思いどおりの仕上がりにならない…。そんなお悩みは、選ぶコスメで解決!  40代の時短美容家...
生理前に限らず些細なことでイライラ!【医療従事者監修】アラフォーが注意したいPMSではない意外な理由
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
春先の紫外線も乾燥も怖くない!【美容家厳選】アラフォーに激推ししたい“二刀流”UV対策
 春の陽気を感じる日も増えてきましたね。日差しが強くなってくると気になるのは、UV対策です。春夏は特に紫外線量が増えるた...
加齢で増えがちな「ほくろ」はシミと何が違う?【美容外科医が解説】電気メスで削ると? 保険適用の条件は?
 この連載では美容医療“若葉マーク”の方々に向けて、テッパンの不安や疑問を分かりやすく“一発回答”。今回はお悩みの多い「...
うさぎ舌リップってなんぞ? 40代でも挑戦できる作り方と色選びのコツ
 純欲メイクや白湯メイク、地雷メイクなど、これまでいろいろなメイクがトレンドに上がってきましたが、もっかSNSで話題なの...
寒暖差疲労の原因と対処法【医療従事者監修】季節の変わり目はイベントてんこ盛りで休めない…どうする?
 寒暖差が激しい季節は、いつもと同じように睡眠時間を確保したつもりでも、なんだか疲れてしまいがち。そんな「寒暖差疲労」を...
40代がやりがちなNGメイクとインナーカラー全8選。痛いおばさんは回避したい…
 アラサー・アラフォー女子は、メイクやヘアカラーというパーソナルなことですら、常に厳しい目線を向けられてしまうから大変で...
長財布はダサい&時代遅れとされる3つの理由。令和におすすめの財布は?
 最近、長財布を使っている人をあまり見かけなくなってきましたね。今でも長財布を愛用しているものの、「もしかしてダサい? ...
女性は30代以降、筋肉量が年間1%ずつ減!?【医療従事者監修】今すぐ試せる“ぽっこり下腹”引き締め術3選
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
【検証】メイクしたまま寝ると汚肌一直線?20代美容ライターが3日間オフなしで過ごしたら意外な結果に…
「メイクを落とさないと肌が荒れる」とはよくいったもの。メイクをしたまま寝ると毛穴に詰まった汚れや皮脂が酸化して、肌荒れや...
「美容医療」反対派と賛成派の意見。トライする前の参考にしたい
 いつの時代も、女性は美しくなりたいと思うもの。そして、今の時代、美容医療や美容整形がより手軽になり、挑戦する人も増えて...
更年期の“意外と知らない”基礎知識/更年期症状は遺伝する? 出産経験の有無は影響する?【医療従事者監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
熱狂する韓国コスメブームに違和感。顔につけるのに、低価格、パケ買い、なんとなく…だけで買って大丈夫?
 つい先日、資生堂の最終赤字が100億円超との報道がありました。主な理由は中国での事業不振にあるそうですが、実際のところ...