「夫が幼稚で低レベルな人間に見えて…」転職を機に目覚めた44歳女、痛み分け覚悟の離婚大作戦

並木まき ライター・エディター
更新日:2025-01-11 06:00
投稿日:2025-01-11 06:00

老後をひとりで過ごす不安よりも…

「夫は向上心がなく、収入を上げたいっていう欲もなさそうな感じですね。

 昔の私は結婚に“癒し”や“穏やかな毎日”を望んでいたから、そういう夫でもいいかなと、結婚したんですけど…。やっぱり物足りなさみたいなものは、ずっとありましたね。

 今になって、これまで私が『まぁいいか』と目をつぶっていた、夫のあらゆるところが気になるようになっちゃって。

 これ以上一緒にいるのは厳しいって結論に至ったんです」

 離婚をしてシングルになった先に、ひとりで過ごす老後に不安はあると口にする咲希さん。

 しかしその不安よりも、夫と戸籍上の他人になることのほうが、自分にとってプラスの選択だと直感していると言います。

わざとバレる浮気をしてでも離婚したい

「これ、という決定打がないから離婚できなくて、グズグズと時間が経っています。

 夫が浮気とか借金とかしてくれれば、それを理由にサヨナラできるんですけど。今のところそんな気配はないですね。

 半年くらい前から、夫には離婚の意思は伝えているんです。それでも応じてくれないし、何事もなかったかのように普通に接してくる夫にイライラしちゃいます。

 協議で離婚をしたいのに、夫にその気がないからどうにもなりません。

 こうなったら私が夫にわざとバレるように浮気でもして、慰謝料を払ってでも離婚をするしかないのか…と思うと絶望的な気持ちになりますね。

 私が『もう無理だ』って言っているのに、それをまともに聞き入れないあたりにも、夫の幼稚な一面が見えてウンザリです!」

  ◇  ◇  ◇

 離婚の意思はすでに固まっていると主張を繰り返す咲希さん。では、夫であるマサカズさんは夫婦の問題についてどう受け止めているのでしょうか。次回に続きます。

並木まき
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ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
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日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

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