【45歳からの歯科矯正】2年後の47歳でひとまず終了。ワイヤー矯正をやって後悔、失敗したことは?

コクハク編集部
更新日:2025-02-20 06:00
投稿日:2025-02-20 06:00
 価格は100万円前後、治療期間は最低2~3年はかかるとされる歯科矯正。決して安くはない金額をつぎ込んで、40代でやる必要があるのか? それでもやると決め、矯正ライフに踏み切ったコクハク編集部員(47歳女性)による体験談の最終回です。

ワイヤー矯正終了、絶賛保定治療中

 歯科矯正(表側のワイヤー矯正)を1年半かけて行いましたが、矯正器具をはずした後も、治療自体はジミ~に続いています。

 就寝時はポジショナー、飲食時以外の日中は透明なマウスピースを装着。しかも生まれ持った歯並びと骨格の傾向からメンテナンスを怠ると「矯正前の歯並びに戻りやすい」との医師の診断が…マジか。

 現在はビビりながら、下の前歯6本裏には新しく「ボンデッドワイヤー」を着け、正常な位置をキープしようと踏ん張っています。いわゆる動的治療から絶賛保定治療中です。

 お正月に筑前煮を食べたら、ボンデッドワイヤーがはずれてしまうアクシデントもありました(苦笑)。専用接着剤を使って歯にペタっと張り付けてあるのですが、はずれたらもちろん歯医者行き。ああ、また時間も電車賃もかかる…!

【こちらもどうぞ】100万円超の自己投資。45歳でそれでも歯科矯正を始めようと思ったワケは…

マウスピース、ポジショナーの“意外”な利点

 つらい、面倒くさいといった声があがり、途中でやめちゃった――という話をよく聞くマウスピース&ポジショナーは、わたしの場合はうまくハマりました。ほぼ毎日、忘れずに装着しています。着けた状態でも不自由さや窮屈さは感じないですし、間食やつまみ食いの回数が減った!

 ポジショナーも、着けていると物理的に歯ぎしりができないため、起床時のあご疲れもなく(どれだけ食いしばっているんだよ…)ぐっすりと眠れています。

 目からウロコだったこともあります。気が付くと、マウスピースやポジショナーの一部(奥歯の部分)にクリーム色の着色があり、簡単には落とせず、クリニックで超音波の洗浄機にかけてもらうことが続いていました。

 原因はなんだ? 唾液から何か悪いモノでも出ているのか? とビビりましたが、常用している「液状のサプリメント」でした。

炭入りの歯磨き粉、ごぼう茶も“強烈”

 歯みがき後に液状のサプリメントを服用&水を飲んだのち、マウスピースやポジショナーを着けていたのですが、口の中に残っていたサプリの成分が付着していたのです。

「炭入りの歯磨き粉を使ったり、ごぼう茶などを常飲すると、マウスピースに成分が付着して、汚れてしまう話はよくあるんですよ。サプリは歯磨き前に飲んで、これまで以上に丁寧に歯みがきをする。洗浄液の濃度ももう少し上げてみましょう」

 主治医の言われたとおりに実践してみると、着色問題はあっさり解決。ある意味、サプリの威力、恐るべしです。

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


不倫バレ。“妻の奈津と申します”に戦慄→“なに無視してんだよ”で眠れない
 あなたはこれまでに、緊張感がハンパないLINEのやりとりをした経験があるでしょうか?  今回は、不倫相手の妻や先...
「フェロモン診断」調香師が選ぶ GW旅行の疲れを癒すおすすめの香り
 もうすぐゴールデンウィーク、今年は旅行や帰省の予定を立てている人も多いのでは?  飛行機や電車での移動、長時間の...
新学期早々ピンチ! 子供の「学校に行きたくない」の最適解は?
 子供が「学校行きたくない」と言い出したら、親としてはとても不安になりますよね。理由は、いじめや人間関係、勉強の遅れや体...
黄・紫・桜♪
 春の三原色を見つました。
陽だまりでゴロゴロ♡ お日様パワーを吸収する“たまたま”君
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
ほっこり癒し漫画/第71回「はふはふぴたっ」
【連載第71回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽのお...
美人局の語源に「筒」と「陰茎」
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
結婚式前夜、娘の門出を祝う「親として最後の教え」の内容に涙腺崩壊!
 入学や卒業、就職による1人暮らしなど、門出は1つの節目。嬉しい反面、どこか寂しさや不安を感じる瞬間でもありますよね。 ...
占い好きな成功者と占い好きな非成功者の違い…占いライターで一攫千金も
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(63)。多忙な現役時代を経て、56歳...
豊洲の人生勝ち組妻でも幸せじゃない?彼女が裕福と引き換えに諦めた事
 独身時代は都心に暮らしていたが、結婚を機に武蔵境に暮らし始めた千佳。しかし、郊外のこの地を愛せない。そんな時、中学の同...
「夫の駐在時にね…」なぜあのコが?田舎の同級生“玉の輿婚”に心ざわつく
 独身時代は都心に暮らし、華やかな生活をしていた千佳。しかし、結婚を機に都内から離れ、武蔵境に住み始めた。しかし、妥協し...
メガバン妻が悟ったリーマンの限界値 吉祥寺より2駅下った中古マンション
 武蔵野の自然を携えそびえる瀟洒な白亜の建物は、まるでこの場所がヨーロッパの一都市であるかのような錯覚を与えてくれる。 ...
帰ったらお風呂に…夫「沸いてるよ!子供が入ってる」危機管理能力ゼロや
 子育て中のママにとって、子供の命と健康を守るのは一番大切な使命。だからこそ、危機管理能力は嫌でも高くなります。 ...
号泣しながら「愛の讃歌」を熱唱 なぜ人はスナックでダサい姿を晒すのか
 私はこれまで多くの夜の世界を見てきましたが、スナックは本当に不思議な場所です。  完全無欠のモテ人間ほど、なぜか...
大人は「さようなら」とハッキリ言わないけど…
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
春の行楽、御朱印集めはスタンプラリーと何が違う? 作法やタブーとは
 山形県東部にある山寺(山形市)で自らの行いについて考える出来事がありました。我よ、御朱印集めがスタンプラリーと化してい...