千原せいじの溜飲下がる「ぶつかりおじさん」批判動画がバズり。体当たりする人の狙いと舐められない態度は?

コクハク編集部
更新日:2025-03-14 06:00
投稿日:2025-03-14 06:00

千原せいじが“ぶつかりおじさん”に持論を展開→《片っ端から訴えたったらええねん》

 お笑いタレントの千原せいじ(55)が12日、自身のYouTubeチャンネルのショート動画を更新し、駅に出没する“ぶつかりおじさん”について語った。スタッフが《駅とかに出没するぶつかりおじさんって知ってますか?》と問うと《あ、SNSで見た》と反応。

 また被害者のほどんどが女性であることに触れ、《あれ全部片っ端から訴えたったらええねん》と私見を述べ、《ジジイってバカやから意味のないことすんねん。だから同じジジイとして恥ずかしいもん。人にぶつかって何が楽しいねん》と話した。1日も経たない間に14万回視聴を超え、共感の声が相次いでいる。

 近年、朝の通勤や夕方の帰宅ラッシュで順路を逆走してわざとぶつかってきたり、空いている通路でわざわざ女性に近づいて体当たりするケースが多数報告され、迷惑行為として社会問題になっている。話題になったのは22年末頃。東京・渋谷のセンター街を歩く女性にわざとぶつかっていく男を撮影した動画だった。

 あれから2年ほど経過したが、被害に遭う女性の多くは泣き寝入りしているのが現状だ。そもそも、「ぶつかりおじさん」は何が目的で体当たりしてくるのか? 明大講師の関修氏(心理学)がこう言う。

【こちらもどうぞ】飛機場はペチャパイって…中国語のスラングが直接的すぎて涙が出てくる!

ぶつかり行動の目的は鬱憤を晴らすこと

「きっかけは、自身に向けられる権力からの威圧に対する抑圧を発散したい行動でしょう。ぶつかり衝動にかられる多くのケースは、会社や身近な人間関係への不満を発散したいものの上司などには逆らえないタイプで、身体的にも弱いと思われる女性に矛先を向けるのです。目的は鬱憤を晴らすことなので、わざと相手が怒ってくる行為(体当たり)をしてきます」

 関氏は、標的にされても、理不尽だが、その場では腹を立てても関わり合いを持たないことが大事だという。怒りをグッと抑え、相手がブツブツ言ってきても「すみません」と断って素早くその場を立ち去り、かかわりを絶つのがベストだとし、こう続ける。

効果的な自己防衛は?

「言い返したりすると相手の思うツボです。『お前が悪いんだろう』などと鬱憤を晴らす場に利用されてしまう。それが狙いなので、とにかく相手にしないこと。ターゲットにされやすいタイプは、歩きスマホや下を向いていたり、テナントのショーケースのブランド品などに目をやっている女性です。自身を正当化できる隙のある相手を選びます」(前出の関修氏)

 被害者なのにモヤモヤするが、歩行中や出先では、人混み以外でも周囲に注意を配っておきたい。

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


信頼の証じゃない 身内に“八つ当たりする”人の心理と対処方
 今回はお悩み相談回です。職場に好きな人がいる男性の方なのですが、よく想い人の女性から八つ当たりされるのだとか。 「信...
口づけしたくなっちゃう♡ 真っ白な“たまたま”にロックオン
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
なぜお正月の飾りに竹?めでてぇ年賀の最強アイテムはSDGs的にも超優秀
 猫店長「さぶ」率いる我がお花屋にも、まもなくお正月がやってきます。  今年の暮れも嵐が過ぎ去った後のように荒れ放題に...
クリスマスを「自分へのご褒美」の口実にしてもいいかしら?
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
知人「やさしいたい焼き屋のおじさん」私「あれ母親」地雷踏んだLINE
 人にはそれぞれ絶対に踏んではいけない「地雷」があります。でも、それが何かはわからないケースがほとんど。今回は、LINE...
ギャラ飲みとラウンジで荒稼ぎも…まともな恋愛ができない29歳港区女子
 経営者や著名人、人気のインフルエンサーも利用する「ギャラ飲み」なるサービスって知っていますか? 東京都内のみならず、全...
枕元にプレゼントがなくても…満天の星空に心奪われる特別な夜
 出雲の国の満天の星空を眺めていた。  日付が変わった頃、天の川を切り裂くように飛行機が音もなく飛んでいった。 ...
「こっちに付いてきて」広島で“たまたま”が秘密基地にご案内
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
再婚しても元夫・家族に子どもを会わせる?本音は「面白くない」だけど…
 ステップファミリー6年目になる占い師ライターtumugiです。私は10代でデキ婚→子ども2人連れて離婚→シングルマザー...
「不倫」と「浮気」の違い、知ったかぶりしてませんか?
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
ほっこり読み切り漫画/第64回「みんな揃って、メリークリスマス」
【連載第64回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、突然「コクハク」に登場! 「しっぽ...
愉快な酔っ払い友達「どこ?寝室に辿り着けない」 私「あんたんち、1R」
 お酒の飲み方は人それぞれです。楽しく飲める人もいれば、酔っ払って記憶を無くす人も…。今回は酔っ払い状態の友達から届いた...
ドライアイ解消にも 目もと専用「アイシャンプー」の効果
 数カ月前、眼科で右目の上まぶたにあった霰粒腫(さんりゅうしゅ)の切除手術をしました。その際、医師に「できやすい体質って...
セクハラに時間が解決?責任を負わない事なかれ主義者の無責任LINE3選
 波風を立てず、責任を負わず、誰かがどうにかしてくれると見てみぬフリばかりする「事なかれ主義」。  一見、平和主義...
見た目とキャラが合わないのは当然!悩んだときの考え方
「見た目の印象とキャラがだいぶ違うよね」と言われて、悩んだことはありませんか?  自分が周りに与える印象と実際の自分と...
夜明けとともに起きだしたコハクチョウの胸の内
「あ~! 眠いけど、きょうも1日がんばるかあ!」  なんて言ってたりして。今朝の自分のことだけど(笑)。  ...