浜田雅功の最新投稿かとファン勘違い…インスタ没入で陥りがち「日付すっ飛び症候群」とは?

更新日:2025-03-25 11:58
投稿日:2025-03-22 17:00

 体調不良で活動休止中のダウンタウン浜田雅功(61)が船上でライフジャケットを着ている姿が 3月19日にインスタグラムで公開された。映像配信サービス「Lemino」で放送されるネット番組「浜ちゃんの休日」の公式インスタグラム「浜田雅功の旅日記」でのこと。投稿には「浜ちゃんの休日~フィリピン・セブ島の旅~」の文字があり、併せて同番組が21日配信開始であることが示されている。

「同アカウントでは2月17日に番組の公開が決まったことを知らせる投稿が行われ、そこから断続的にロケ中と思われる写真がたびたび投稿されています。今回の浜田さんの姿も同様のものでしょう」(芸能ライター)

 その浜田は3月10日に「医師より、当面の間、静養することが望ましいとの助言を受け」たとの理由で芸能活動を休止しているが、これを知るファンからは《ゆっくり休んでください!》といった、いたわりの声が同投稿に寄せられている。体調不良を公表した芸能人に対して多数の励まし声が集まる……実にほほ笑ましい光景だが、寄せられているコメントを見ると、「少々考え込んでしまう投稿もある」と前出の芸能ライターはこう指摘する。

「あるユーザーは《体調不良は?》と質問しているほか、別のアカウントは《配信よりゆっくり休んで》と、同番組が生配信で行われるかのような勘違いを投稿しており、奇妙な状況となっています」

 繰り返しになるが、この番組は生配信ではない。浜田の活動休止前に撮影、編集されたものだ。ところが、上記のような時間の前後関係を間違えた投稿が他にもチラホラ。極めつきは、サングラス姿の浜田に、《お身体をこわさない程度に楽しんでくださいッ》と呼びかけるなど、ロケが現在進行形であるかと錯覚していると思われるコメントすら寄せられている。

■SNSは意識の『没入』を起こしやすいメディアである

 こういった“勘違い投稿”について、ITジャーナリストの井上トシユキ氏は「SNSを使っていると時間の前後関係の錯覚を起こしやすい」と指摘する。

「SNSは意識の“没入”を起こしやすいメディアと言えると思います。今回で言うと、インスタのアプリで『浜ちゃんの休日』のアカウントを開き、ライフジャケット姿の浜田さんという最新投稿を見た瞬間に、恐らく脳内では《番組の収録は終わっている》といった考えは全てリセットされ、《ついさっき、浜田さんがライフジャケット姿で船遊びをしていた》という思いに支配されてしまう。だからライブ配信でもないのに、浜田さんに対して《お身体をこわさない程度に楽しんでくださいッ》といったリアルタイムの気遣いをしてしまうのだと思います。このような錯覚は私もインスタグラムを見ているときに陥ることがありまして、私はこの感覚を『日付すっ飛び症候群』と名付けています」

 さらに、他のSNSに比べてインスタは「この手の錯覚を起こしやすい」とも井上氏は指摘する。

「インスタは投稿から1カ月が経つと年月日の表示が行われますが、それよりも時間が経っていないものに関しては『1時間前』『1日前』『1週間前』といった、投稿の瞬間からどれぐらい時間が経っているかというフォーマットで表示されます。このフォーマットが示唆しているのは『インスタグラムは常に今が起点のSNS』であるということ。ユーザーの意識を常に『今』に引き寄せるという設計ですから、これに引きずられて時系列を忘れ、目の前の投稿がついさっき行われた投稿という錯覚を引き起こすのでしょう」

 没入しすぎには要注意だ。

  ◇  ◇  ◇

 浜田雅功をめぐっては期になる情報が「週刊新潮」から出ていた。【もっと読む】ダウンタウン浜田雅功の休養でよぎる2023年の「意識障害」報道…「前日のことを全く記憶していない」…では、「意識障害」というショッキングワードを含んだ同士の記事を振り返っている。

エンタメ 新着一覧


羽生結弦を癒すのはプーさん…自由に恋愛もできないなんて気の毒過ぎる
 羽生結弦にはまったく驚かされてばかりです。  今年、8月4日に電撃婚を発表したときも、ビックリでしたが、そのわず...
地殻変動!下剋上球児、うちの弁護士…視聴率では見えないバズり作品は
 シリーズものを除いた主要民放プライム帯ドラマ全12作の全話平均視聴率が5.9%(ビデオリサーチ調べ・関東地区・世帯=以...
こじらぶ 2023-11-25 06:00 エンタメ
ゴンベエ(宇野祥平)の素性が明らかに…上方新喜劇ばりの人情劇がグー
 ツヤ(水川あさみ)が亡くなり、スズ子(趣里)は梅吉(柳葉敏郎)と今後のはな湯をどのようにしていくか相談する。  ...
桧山珠美 2023-11-24 16:11 エンタメ
母ツヤ(水川あさみ)笑顔の最期、「ナレ死」に救われた
 大阪に戻ってきたスズ子(趣里)は病床のツヤ(水川あさみ)と再会する。ツヤの病状のことを受け止めきれないスズ子は、梅吉(...
桧山珠美 2023-11-23 16:05 エンタメ
六郎役・黒崎煌代の将来性、母ツヤとやり取りに泣けて泣けて笑える
 六郎(黒崎煌代)の出征の日がせまり、六郎は頭を丸め恥ずかしそうにしている。相変わらず体調が悪いツヤ(水川あさみ)は専門...
桧山珠美 2023-11-21 17:30 エンタメ
「下剋上球児」で“令和のキムタク”になりそうなイケメン俳優は?
 2019年のドラマ、「3年A組-今から皆さんは、人質です」(日本テレビ系)を覚えていますか?  菅田将暉が教師役...
「らんまん」のデジャヴ? ヤバ藤化するダンサーの中山、秋山逃げて~
 内緒の話があると松永(新納慎也)から呼び出されたスズ子(趣里)は、梅丸のライバルである日宝に一緒に移籍しないかと誘われ...
桧山珠美 2023-11-14 16:15 エンタメ
木下優樹菜から迸るガチヤンキー魂!前言撤回、TV再登場するタチの悪さ
木下優樹菜様(元タレント・35歳)  やっぱりユッキーナ(木下優樹菜)様のヤンキー魂には惚れ惚れしてしまいます。 ...
堺屋大地 2023-11-14 06:00 エンタメ
市川染五郎は眉毛、堅あげポテト、ラ・マンチャの男なくしては語れない
 先日、歌舞伎で「ルパン三世」をやることが報じられました。題して、新作歌舞伎「流白浪燦星(ルパン三世)」。  ルパ...
上原多香子は不倫を繰り返す“恋愛単発ドラマ”の女王!続編不要体質の業
上原多香子様(女優、美容家・40歳)  元SPEEDの上原多香子様は、あまり役者業のイメージはないと思いますが、す...
堺屋大地 2023-11-14 16:23 エンタメ
スズ子覚醒!茨田りつ子(菊地凛子)と渋谷のり子の表情がオーバラップ
 歌うコツを掴んだスズ子(趣里)は、羽鳥善一(草彅剛)とのレッスンを続け、その歌声はぐんと熱を帯びてきていた。  ...
桧山珠美 2023-11-10 14:30 エンタメ
“おぼこ娘2人”の初々しい恋バナ! つよぽん演じる羽鳥は「まさに笑う鬼」
 スズ子(趣里)と羽鳥善一(草彅剛)の厳しいレッスンは相変わらず続いている。しかし、羽鳥はスズ子の歌に相変わらず満足しな...
桧山珠美 2023-11-09 15:46 エンタメ
BLACKPINKの再契約なるか?「7年目のジンクス」結末に4つのシナリオ
 世界的なK‐POPブームの昨今。「コクハク」読者の中にも、K-POPにハマっている方も多いのではないでしょうか? ...
2023-11-09 06:00 エンタメ
「マイホームヒーロー」を嗜む!なにわ男子高橋“俳優武者修業”に高好感度
 すっかり忘れていました。佐々木蔵之介(55)の存在を。最後の独身大物俳優などと言われ、過去には、小野真弓や丸山桂里奈な...
大和玲子(蒼井優)の戒名に「礼」と「優」、位牌の細部にまで抜かりなし
 スズ子(趣里)たちは、大和礼子(蒼井優)が出産後に病院で亡くなったと知らされる。スズ子はお別れの会で、大和が梅丸少女歌...
桧山珠美 2023-11-03 14:30 エンタメ
スズ子のナレ出世、股野のナレ求婚…感動のシーンを描いて欲しかった!
 昭和12年、スズ子(趣里)が香川から戻ってきて3年。梅丸少女歌劇団は、秋山(伊原六花)のタップダンスとスズ子の歌を二本...
桧山珠美 2023-11-01 15:37 エンタメ