性癖を通してパートナーを…緊縛されたかった女性の出会い

大泉りか 作家・コラムニスト
更新日:2019-08-21 19:20
投稿日:2019-08-21 19:00
 あなたは、どういった性の願望を抱いていて、ひそかに何をしたい/されたいと願っていますか。自分の性癖の形を知れば、もっと主体的に性を楽しめるようになる。女性の様々な性癖に迫ります。

緊縛という趣味が結んだ奇遇な出会い

 はっきりと自分の性癖を意識していても、それをパートナーに伝えられるかどうかは、また別の話です。とくに自分の願望が、少々マニアックなものだと自覚していた場合、「引かれてしまったらどうしよう」と二の足を踏んでしまうことも……。

 ならば、いっそ最初から、近しい性癖が持つ人たちが集まる場所――例えば特殊性癖を叶えることに特化した出会い系サイトやバーなど――で知り合ったパートナーを見つけることが出来たならば、悩むこともないかもしれません。

 今回登場いただくのは、伊智子さん(仮名、30代、千葉県在住、自営業、既婚)。彼女は現在のパートナーと出会ったのは、とあるアダルト系のイベントだったと言います。

「もともと緊縛に興味があって、それで、よく緊縛のイベントを探しては、参加していたんです。そうこうしているうちに、ある時、イベントの催しのひとつに、緊縛体験会があるので、そこのモデルをやらないかって誘われて。それで、緊縛モデルとして参加している時に、出会ったのが今の配偶者です。たまたまお相手していただいた方の優しいタッチや気遣い、なによりその方の笑顔がいいな、と思ってしまって。イベント後の歓談の際にアートが好きとの共通点もあって。後日、たまたまSNSのアカウントを見つけて、わたしからデートに誘いました」

 緊縛という特殊な趣味が結んだ奇遇な出会い……むしろ、緊縛イベントという場所で出会ったことを考えれば、むしろ必然だったとも言えます。

大泉りか
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作家・コラムニスト
ライトノベルや官能を執筆するほか、セックスと女の生き方や、男性向けの「モテ」をレクチャーするコラムを多く手掛ける。新刊は「女子会で教わる人生を変える恋愛講座」(大和書房)。著書多数。趣味は映画(映画館で年間100本以上)、海外旅行。愛犬と暮らして14年目の犬飼い。X

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