キュウリをおしゃれに「キュウリとゴルゴンゾーラの前菜」

コクハク編集部
更新日:2019-08-27 13:09
投稿日:2019-08-27 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・渋谷のイタリアン「メリプリンチペッサ 渋谷店」の江口慶さんに、夏にピッタリな「キュウリとゴルゴンゾーラの前菜」のレシピを教えていただきました。

手間はレンチンのみ

「オシャレですね」

 江口さんに「お待たせしました」と差し出された盛りつけを見て、思わず一言。メニュー名の通り、メインの食材はキュウリのみ。白いソースは、チーズのゴルゴンゾーラなのでしょうか。何とも涼しげで、手が込んでそうな仕上がりですが……。

「ゴルゴンゾーラに生クリームを加えて、キュウリと合わせただけです」

 チーズの濃厚な味わいとほどよい塩加減が、キュウリを包みこんでいます。チーズソースがよく絡んで、白ワインにマッチ。夏のツマミに最適です。

「キュウリは塩もみして10分ほどおくと、水分がほどよく抜けて、ゴルゴンゾーラが絡みやすい。塩もみしたら、ゴルゴンゾーラを加熱します。ゴルゴンゾーラは溶けないと、生クリームと混ざらないので。手間は、加熱くらいです」

 彩りと食感、味わいのアクセントにクルミとパセリを散らします。なければ無理にそろえなくてもOKですが、唐辛子は必要とのこと。

「チリペッパーか一味唐辛子です。辛味は、ゴルゴンゾーラに合います」

 ゴルゴンゾーラのクセが得意でなければ、白カビ系のチーズでも美味しくいただけますよ。

材料

・キュウリ     2本
・ゴルゴンゾーラチーズ 20グラム
・生クリーム    10㏄
・クルミ      適量
・パセリ      適量
・唐辛子かチリペッパー 適量

作り方

1. キュウリを叩いて適当な大きさにしたら、塩もみして10分。
2. 電子レンジでゴルゴンゾーラを30秒ほど加熱。生クリームとよく混ぜ合わせる。
3. キュウリの水分が抜けたら、2をよく絡め合わせ、クルミやパセリ、唐辛子などを散らせば出来上がり。

本日のダンツマ達人…江口慶さん

▽えぐち・けい
 白金のフレンチ「オザワ」や渋谷のイタリアン「バッカーノ」などで腕を磨き、2007年11月に独立。現在は、メリプリンチペッサの渋谷店のほか、銀座店、豊洲店、西荻窪店の計4店舗を手掛けるほか、渋谷のパッチョオイスターバーを経営。5店舗を運営するビッグスマイルの社長兼料理長。

▽メリプリンチペッサ渋谷店
 牡蠣にチーズ、野菜、豚肉や牛肉など、食材はほとんどが広島の生産者から直送。石窯で焼く本格ピッツァが500円~と格安で、中でも世界一に輝いた広島・庄原の農吉モッツァレラを使用した、ピッツァD.O.Cは一日限定5食の人気メニュー。
東京都渋谷区円山町22―11
TEL 03・5456・9364

(日刊ゲンダイ2019年7月17日付記事を再編集)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

フード 新着一覧


夏にこのワインを飲まない理由ナシ!マック新作バーガーと最強ペアリング
 フリーアナウンサーの市野瀬瞳です。ワイン好きが高じて猛勉強の末、ワインエキスパートと世界共通のワインの国際資格である「...
市野瀬瞳 2024-07-17 06:00 フード
忘れ物に福がある!夏限定「みょうがの忘れ物」で“乗っけるだけ”甘酢漬け
 スーパーに行ったらニンジン、じゃがいもの高いこと! ビビりながら野菜売り場をパトロールしていると、薬味に欠かせないみょ...
セブン新発売「ゴンチャ」ペットボトルと“本家本元”を比較! お味は? 糖度計の目盛に違いアリ
 話題のコスメや、広告でよく見かける化粧品や日用品。「webでよく見るあの商品、本当にイイの?」「買ってみたいけれど、口...
モチシャキ♪福建省の料理「肉ともやしと野菜のクレープ巻き」酒止まらん
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・富士見ヶ丘の「HONGKONG DININ...
「夏なます」イサキでちょっと贅沢気分♪ 暑さ疲れにサッパリ酢の物
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・四谷の和食店「さわ野」の澤野万作さんに、暑...
【マクドナルドとワイン】有名“コンビニワイン”の相棒はナゲットが正解
 フリーアナウンサーの市野瀬瞳です。ワイン好きが高じて猛勉強の末、ワインエキスパートと世界共通のワインの国際資格である「...
市野瀬瞳 2024-07-03 06:00 フード
夏だ枝豆だ「枝豆のフワフワ揚げ」驚き食感の秘密は隠し味のマヨネーズ?
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新橋の「あやとり」の西野太一さんに、意外な...
美味!ソース一滴も残したくない「糟辣魚(発酵唐辛子の魚の煮込み)」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新小岩の「貴州火鍋」の林敏さんに、中国版食...
「肉は赤ワイン」の誤解!水餃子に合う“コスパ最強”デイリーワインはこれ
 フリーアナウンサーの市野瀬瞳です。ワイン好きが高じて猛勉強の末、ワインエキスパートと世界共通のワインの国際資格である「...
市野瀬瞳 2024-06-19 06:00 フード
【サイゼリヤ】新ミックスグリルでグビッと勝負の全容!エース級vs40女
 1人でお酒が飲みたいけど、絡まれたり話しかけられたりするのは面倒くさい。そんな飲んだくれ40女が辿り着いた最適解が「チ...
「夏野菜の酒蒸し」アサリの旨味とバターのコクで野菜を食す
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新橋の「あやとり」の西野太一さんに、貝のダ...
ドクダミの代わりに干し納豆でもOK「ドクダミの根と干し肉の炒め」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新小岩の「貴州火鍋」の林敏さんに、本場貴州...
ワインもここまで本格派!? 「RAMEN MATSUI」で五臓六腑に沁みる2杯を
 フリーアナウンサーの市野瀬瞳です。ワイン好きが高じて猛勉強の末、ワインエキスパートと世界共通のワインの国際資格である「...
市野瀬瞳 2024-06-05 11:12 フード
キモは塩水2.5%!禁断症状が出るくらいうまいすりごま海苔もやしナムル
 男は裏切っても、もやしは裏切らない。そう信じてやまないアラフィフ女です。今宵も(!)晩酌のお供は「もやしナムル」。 ...
中国・貴州省の豆豉を日本の納豆で作った!「干し納豆炒め」でカンパーイ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新小岩の「貴州火鍋」の林敏さんに、納豆好き...
追いスパイス不可避! 「ペヤング スパイスカレーやきそば」は思ったよりフツーのカレーだった
 5月20日、まるか食品からみんな大好きペヤングシリーズの新商品が発売されました。その名も「ペヤング スパイスカレーやき...