毛穴にいい?「あの洗顔法」の真相を医師が解説。向いてる肌質もあるけれど…【美容のウソ・ホント】

コクハク編集部
更新日:2025-05-05 10:59
投稿日:2025-05-05 06:00

試す場合の注意点とは?

 また、山内医師は「もしベビーオイル洗顔を試される場合は、以下の点に十分注意してほしい」と言います。

オイル選びとパッチテスト

 使用するオイルは、必ず化粧品グレードのものを選んでください。食用のオイルは肌トラブルの原因になるため絶対に使用しないでください。初めて使うオイルは、必ず腕の内側などでパッチテストを行い、赤みやかゆみが出ないか確認してください 。

正しい方法の徹底

●オイルはたっぷりと:摩擦を防ぐため、オイルは十分な量を使いましょう。

●絶対に擦らない:塗布時も拭き取り時も、肌を擦らず、優しく押さえるように行います。

●丁寧な除去:ティッシュオフは優しく、オイルと汚れをしっかり吸着させます 。オイル残りが気になる場合は、ぬるま湯で丁寧にすすぐ 、あるいは泡立てた洗顔料をごく短時間(例:3秒~10秒程度)だけ肌に乗せて洗い流す方法もありますが、洗いすぎには注意が必要です。

●肌状態の観察:少しでも赤み、かゆみ、ヒリヒリ感、ニキビの悪化などを感じたら、すぐに使用を中止してください。

●メイクをしている場合: 濃いメイクやウォータープルーフ製品は、専用リムーバーで落としてから行うか、ベビーオイル洗顔自体を避けることを検討してください 。

●安易に考えない: ベビーオイル洗顔は、誰にでも合う万能な方法ではありません。特に、脂性肌やニキビができやすい方は、リスクが高いことをご理解ください。

 最後に「もしベビーオイル洗顔を試して肌トラブルが起きた場合や、ご自身の肌質に適しているか不安な場合は、自己判断せず、必ず皮膚科専門医にご相談ください 」ともお話しいただきました。

興味のある人は慎重に!

 突飛で目新しい美容法を試してみたくなってしまいますが、安易に手を出す前に自分に合うかどうか、しっかり考えた方が良いようですね。

 ほか、調査してほしいことがあれば、コメント欄(執筆者は「コクハク編集部」を選択)へお寄せください!

(編集MS)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

ビューティー 新着一覧


【洗面台問題】歯磨きグッズの見直しでシンプルに格上げ♪
 シンプルでスッキリとした洗面台に憧れているのですが、どうすればオシャレに見えるのでしょうか?  備え付けの洗面台を交...
「オバ見え」警報発令中! いまさら聞けない服選びの注意点
 鏡の中の自分の姿を見て「前より老けて見えるかも……」と感じたことがある人も多いのではないでしょうか。今回は、オバ見えフ...
シミ!シワ!鏡見て溜息…老化を予防するアスタキサンチン!?
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
ドライシャンプーは毎日使ってOK?意外なデメリットを解説
 入院中や災害時に役立つ「ドライシャンプー」は、汗をかく仕事の人や多忙を極める人に「とても便利!」と大人気ですよね。でも...
年間100種類超を使用!時短美容家「ガチ推し」シャントリ3選
 おさまらない物価高への悲鳴が、あちらこちらから聞こえている昨今。日用品に、これまで以上の節約意識を向けている人も少なく...
今こそ一点投入!アラフォーに推す「刺激少なめコスメ」2品
 気候が安定しないと、お肌の調子も狂いますよね。大事な予定を控えているのに肌荒れやくすみが消えないままだとテンションもダ...
こんなご時世こそ…40代必見「お金をかけない美容法」総点検
 40代女性は、仕事、家事、育児と本当に多忙ですよね。エステに行く時間もないので、気がつけば自分の美容なんてほったらかし...
自分のカラダを「がん」から守るために正しい情報を知ること、備えること、できていますか?
 日本人女性が生涯に患う最も多いがんは何だと思いますか。「乳がん」です。2018年には新たに約9万4000人が罹患し、全...
そりゃ痩せないわ! ダイエット失敗談から学ぶ「2つの原因」
「ダイエットをしても、いつも必ず失敗してしまう」と、痩せられないことに悩んでいる人は多いようです。なぜ、みんななかなか痩...
体臭・香水など職場のスメハラ問題 賢く解消する4つの対策
 〇〇ハラスメントという言葉が流行っていますが、中でも臭いで周囲を不快にさせる「スメルハラスメント」は、センシティブな内...
「前髪切りたい」衝動の理由…伸ばしたい人必見“対処法”4選
 前髪をある日突然、切りたくなる人って案外多いと思います。伸ばしかけていたとしても、計画的ではなく「衝動的」に切ってしま...
適当接客にイラッ…美容院を変えたいけどメリットはある?
 長年、同じ美容院に通っている人は多いですよね。でも、中にはだんだん違和感や不満を感じて美容院を変えたいと考えるようにな...
夫が求めても無理!倦怠感をなくす更年期の心得~専門家監修
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
「写真が苦手」を克服!デジタル時代を生き抜くちょい盛りメイク術
 デジタルが進化した今の時代、写真撮影はとても身近になっています。でも中には、「いつも写真写りが悪い」「顔に自信がないか...
“垂れ乳”は断固拒否! 簡単バストケアで40代でもふっくら美胸をキープ
 40代頃からだんだん、バストのハリが弱くなってきたと感じる人が増えてくるとか……。このまま50代になり、しょぼしょぼに...
加齢たるたるのあるある<2>お尻の下のそれはマイナーな悩み
 書店員として本を売りながら、踊り子として舞台に立つ。エッセイも書く。“三足の草鞋をガチで履く”新井見枝香さんのこじらせ...