痩せたい…でも食事制限は嫌! ダイエット中の間食、何時に何を食べればセーフなの?【医療従事者監修】

コクハク編集部
更新日:2025-06-06 06:00
投稿日:2025-06-06 06:00

4.ダイエット成功の秘訣は?

 ダイエット中は、食事制限をしつつもストレスがたまって過食しないように適度な間食をすることが大切です。ここからは、適度な間食以外にダイエットを成功させる3つの秘訣を紹介します。

4-1.筋トレで基礎代謝アップ!

 食事制限で摂取カロリーを減らすだけでは、なかなか体重は落ちていきません。痩せやすいからだを作るために、筋肉量を増やして基礎代謝をアップさせましょう。基礎代謝とは、寝ているだけでも消費される最低限のエネルギーのこと。基礎代謝が高まれば、体重が落ちやすくなりますよ。

 筋トレをするなら、大腿筋や腹筋のような大きな筋肉を鍛えると効率的に基礎代謝を高められます。スクワットやプランク、腹筋に挑戦してくださいね。

4-2.脂肪燃焼は有酸素運動で!

 体重を減らしてモチベーションを維持したい場合は、有酸素運動がおすすめです。ウォーキングやジョギングのような有酸素運動で脂肪を燃焼させて体重を落としましょう。

 有酸素運動は20分以上継続すると脂肪の燃焼が始まるといわれています。毎日続けることを目標に、無理せず取り組んでくださいね。

4-3.漢方薬による体質改善を目指す

 「間食を意識しても痩せない」「筋トレや有酸素運動を続けるのは難しい」という人は、漢方薬の服用で根本からの体質改善を目指すのもおすすめです。ダイエットしたい場合は、「脂肪燃焼を促す」「余分な脂肪の吸収を抑える」といった漢方薬を服用しましょう。

ダイエットにおすすめの漢方薬

防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん):脂肪代謝を高めることで、余分な脂肪を燃焼させて肥満症を改善します。便秘気味でおなか周りの脂肪が気になる人におすすめです。

・大柴胡湯(だいさいことう):からだの余分な熱を取り除くことで脂質の代謝を高めるとともに、高ぶった神経を落ち着かせます。ストレスで過食してしまいがちな人におすすめです。

 スマホで気軽に専門家に相談できるオンライン個別相談も話題です。スマホで完結できるので、対面では話しづらいことも気軽に相談が可能。お手頃価格で不調を改善したい人は、医薬品の漢方をチェックしてみましょう。

5.ダイエット中も我慢しすぎは禁物!

「間食の選び方やカロリー、食べる時間など参考になりました! 我慢しすぎていつか食べすぎるくらいなら、毎日少しでも間食する方がよさそうですね」

「その人の体質や性格、ライフスタイルによって、おすすめのダイエット方法は違ってくるわ。万が一今回のダイエットに失敗しても諦めずに、またここに来てね。モエさんに合いそうなダイエット方法を、私も考えておくから」

「ありがとうございます! えりのさんが味方になってくれると、心強いです!」

 そう言って笑うモエさんの顔は、先ほどよりもスッキリしていました。

「また気になることがあったら、いつでもサロンへいらっしゃい」

 優しい表情でサロンを去っていくモエさんを、えりのボスは笑顔で送り出しました。

★サロン「コクハク」のオーナー えりの

 顔と口調は若いものの、年齢不詳。タヌキか妖怪の噂も囁かれる謎めいた主人だが、ココロやカラダ、健康に関する知識はズバ抜けており、何気にハイスペック。ムスメ時代に苦労してるため、自分より“後輩”の女にはしあわせになって欲しいと願っている。愛称は、えりのボス。

(漫画/腹肉ツヤ子

  ◇  ◇  ◇

<この記事の監修者>

あんしん漢方薬剤師 中田 早苗(なかだ・さなえ)

 デトックス体質改善・腸活・膣ケアサポート薬剤師・認定運動支援薬剤師。病院薬剤師を経て漢方薬局にて従事。症状を根本改善するための漢方の啓発やアドバイスを行う。健康・美容情報を発信するMedical Health -メディヘルス-youtubeチャンネルでは、お薬最適化薬剤師として「無駄な服薬はお財布と体の敵!」をモットーに薬の最適な選び方を解説する動画を公開中。症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。

「あんしん漢方」を詳しく見てみる

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

ビューティー 新着一覧


集中力“ガタ落ち”の救世主「ハイスペックおやつ」4選【専門家監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
ピラティスとヨガは似てるっぽいけど、向き不向き&どっちを選ぶ?
 皆さんは「ピラティス」をご存知ですか? 有名な「ヨガ」と比べて、まだまだ知らない人も多いかもしれませんね。でも実は最近...
セルフプレジャーでオキシトシン放出 私が美容をがんばるワケ
 以前、ママ友にセックスレスであると相談した時に「セックスしないとほうれい線が濃くなるよ!」と言われたことがあります。 ...
小娘よりアラフォーが似合う!アニマル柄ファッションの正解
 上手に着こなすととてもおしゃれなアニマル柄ですが、アラフォーを超えてから着こなそうとするとどうしても「おばさん感」が出...
長湯で肌がガサガサに? お風呂あがりも潤いを保つ3つの方法
 長湯をした後に肌を触ったらガサガサと乾燥している......そんな経験をしたことはありませんか? 肌にいいイメージがあ...
アイプチで“天然の二重”!? 40代「まぶたのたるみ」を解消するテク
 40代になると「まぶたのたるみ」が気になる人も増えてくるでしょう。実は、40代のまぶたのたるみにこそ「アイプチ」を試し...
汗ジミ回避!デオドラントスティック&ロールオンの効果的な使い方
 ワキガや汗の臭いが気になる時に重宝するデオドラントアイテム。いろいろな種類がある中でも特に、スティックタイプ&ロールオ...
老け見えを至急回避! 40代が実践したい口角を上げる方法5つ
 どんなに美容に力を入れていても、年齢を重ねれば抗えない変化が出てきます。その一つが、下がってしまう口角! このせいで機...
イラつくのなぜ? PMDD(月経前不快気分障害)を軽減するセルフケア
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
お金よりアイデア? 自宅で「低コスト」スペシャルケア7選
 あなたは美容にいくらお金を使っていますか? 実は低コストでも簡単に自宅でできるスペシャルケアはたくさんあるのです。 ...
“梨花シャンプー”の広告につられ購入したら 2023.3.2(木)
 40代半ば、白髪対策としてハイライトを入れています。ハイライトヘアは髪の毛をブリーチ剤で脱色させ、色素が抜けたところに...
ノーブラで外出しちまった! 周囲バレを防ぐ対処法とグッズ
 朝寝坊した日や、忙しい日々を送っている時など、ついうっかりノーブラで外出してしまったことはありませんか? 出勤中や外出...
40代の体はまだ軽くなる! 脱プチ不調・お守りアイテム3選
 アラフォーをすぎると、仕事を休むほどの不調ではなくても、なんとなくやる気が出なかったり頭が働かなかったり……と、ちょっ...
寝癖ヤバッ!ごまかす方法&防止策をマスターして優雅な朝を
 朝起きてひどい寝癖がついていると焦りますよね。ギリギリまで寝ていたら、寝癖直しに時間がかかって大ピンチに! そんなとき...
2023-02-28 06:00 ビューティー
天然パーマを直すのは無理?頑固な癖毛を扱いやすくする3TEP
 地毛がくるんとカールしてしまう天然パーマに悩んでいる人は多いのではないでしょうか? 実際に、天然パーマだと「髪の毛がま...
在宅ワークで眉毛迷子に…流行りのアイブロウアイテムに刷新
 在宅ワークで、人に合わない日々を過ごして3年弱。オシャレの手を抜いて、服や化粧品を購入する機会も減っていました。が、こ...