紫外線は“顔のたるみ”の大敵です! 老化だから…って諦める前に試したい4つのこと【医療従事者監修】

コクハク編集部
更新日:2025-06-20 06:00
投稿日:2025-06-20 06:00
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、ちょっとした有名人です。タヌキか妖怪の噂も囁かれるなか、健康に関する知識はズバ抜けていて…。

 そんなえりのボスのもとには今日も悩みを抱えた女性が立ち寄ったようですよ。女子会の写真を見て、自分だけ老けてると思った人いますよね?。

1.女子会の自撮りで…私だけ老けてる!?

 今回は、アユミさん(36歳/仮名)からのご相談です。

「えりのさん、美魔女を目指すにはどうしたらいいと思いますか?」

「び、美魔女? アユミさんは十分にきれいだと思うけど…急にどうしたの?」

 えりのボスの優しい言葉に目を潤ませながら、アユミさんは言います。

「…最近、女子会があったんです。36歳から45歳が5人集まった会で、私が一番年下でした。それで集合写真を撮ったんですけど、私が一番老けて見えたんです! 白髪ケアとかはしっかりしてから行ったんですけど、顔が全体的にたるんでいて…まるでブルドッグみたいで、すっごく老けて見えちゃって…。

 そりゃあ、若い頃はスキンケアも適当にしていましたし、私より若く見える人がいるってことはわかっています。でも、失礼な言い方ですけど10歳くらい年上の人もいるのに、自分が一番老けて見えたのがショックで…」

 がっくりと肩を落として、ため息をつくアユミさん。このままではせっかくの楽しかった女子会が嫌な思い出になりかねない状態。

 これは放っておけません!

2.顔がたるむ原因

「アユミさんの言う通り、たるみは外見の印象を老けさせる要因のひとつ。とくに、口元やフェイスライン、目の下はたるみやすいわ。この部分がたるむと、見た目よりも年上に見えてしまうこともあるの」

「たるみって、贅肉が原因だと思っていたんですけど…私、そんなに太っているつもりはありません。体重も標準ですし…。それなのに、どうしてたるんじゃうんでしょうか?」

「顔のたるみの主な原因は、2つあるわ。1つ目は表情筋の衰え。表情筋が衰えると皮膚のなかの脂肪を支えることができなくなり、たるんでしまうのよ。

 そして、2つ目の原因は真皮(しんぴ)の衰えよ」

「真皮…って、なんですか?」

「真皮とは、皮膚の表面のすぐ下にある層よ。コラーゲンやヒアルロン酸などの成分を作る『線維芽細胞(せんいがさいぼう)』などで構成されているわ」

 えりのボスの説明に、アユミさんは複雑な顔をします。

【読まれています】性交痛がつらい…それって更年期のせいかも。医療関係者が教える“40代の悩み”対策は?

紫外線や加齢によって弾力性が…

「なんだか…難しそうですね」

「専門的な言葉は覚えなくても大丈夫よ。大切なのは、その真皮は紫外線や加齢によって弾力性が失われること。そして、弾力性が失われるとたるみの原因になるわ」

「確かに、若い頃に比べてほっぺのモチモチ感が失われています! でも、私より年上の人もいたのに、私が一番たるんでいるなんて…。何か、今からでもできる対策はないんでしょうか?」

「安心して。今すぐ始められる対策を4つ紹介するわ」

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

ビューティー 新着一覧


【美容のウソ・ホント】顔マッサージを毎日するのはOK?NG?医師3人の見解は/専門家監修
 SNSにさまざまな情報が溢れている昨今。美容について発信するアカウントも多く存在し、なかには同じテーマでも相反する意見...
40代、ほうれい線が目立つよ…。王道人気のヒアルロン酸は回数限定!?【抗加齢学会正会員の女医が解説】
 東京・赤坂にある「イートップクリニック」院長で抗加齢学会正会員の医師、増田えりかと申します。この連載では美容医療“若葉...
古い下着は運気を下がるだけじゃない!風水的には「寿命3年、処分時に感謝」、ビジュの見極めは?
 皆さんは、同じ下着を何年くらい使いますか? 半年で替える人もいれば、3年以上使っている人もいますよね。実は、風水では古...
40代こそおすすめ!進化続行中のオルチャンメイクで女っぷりを底上げしましょ♡
 オルチャンメイクといえば、どうしても可愛らしい印象が強くて「40代には向いていない」と思っている人は多いはず。でも、オ...
豊胸の覚悟までは…【薬剤師監修】30代からの理想のブラジャー選びと5つの育乳方法
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
産婦人科医の「腟ヒアルロン酸」セミナーに潜入! 感度が高まるって本当? 女性への実技も見学してきた
 目元のシワやほうれい線、眼頭下から頬中央まで斜め下方に表れるゴルゴラインなどを目立たなくさせる方法して、主流の美容整形...
ダイエットしてもバストキープは可能? 女性の永遠のテーマ、きれいに痩せる4つのコツ
 ダイエットしたいけれど、バストが痩せるのは嫌だと悩む女性は多いですよね。実際に、お腹の脂肪だけを落として、バストキープ...
40代美容家が無限リピする「お値段以上」ヘアオイル2品。うねりもクセも怖くない!
「ヘアオイル」の種類は多けれど「お値段以上」で「しっとりツヤツヤ」。この2つをクリアするヘアオイルって、案外見つからない...
全力共感!胸が小さい女性、胸が大きい女性「あるある悩み」攻防戦10選
「自分以外みんな巨乳に見える!」と感じながら生きている“貧乳”女性もいれば、「羨ましい」と言われるたびに、「いやいや結構...
“アレの元気”がない彼氏はEDかも?【薬剤師監修】二人でできる“勃起スコア”チェック&EDの改善方法
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
額と眉間のボトックスは、美容クリニックで最も多いクレーム!?【目元の美容医療に定評ある女医が解説】
 イートップクリニック院長の増田えりかと申します。この連載では美容医療“若葉マーク”の方々に向けて、テッパンの不安や疑問...
性生活にも支障が…つらい膣のかゆみと痛みは萎縮性膣炎かも【薬剤師解説】症状、原因、治療法は?
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
40代「秋のアイメイク」正解は? 必要最低限新調するだけで“ほんのり若返り”トレンド感【美容家解説】
 秋の訪れが近づいてきて、メイクやファッションにも季節感を取り入れたくなるタイミングです。秋アイメイクの最適解は?
まさか、乳がん?生理が終わったのに胸が張る…【薬剤師監修】気になる理由と受診の目安
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
アブラギッシュな40女がガチ愛用! 買ってよかったベタつきお助けアイテム3選
 今年の夏も暑かった! なんて、まだまだ振り返れないくらい9月に入っても暑いんですけど? 秋、仕事してくれよ…。9月半ば...
U-2000円のセルフまつ毛パーマで「サロン以上の満足度」ってマジ? 不器用女が苦戦した“ある工程”
 話題のコスメや、広告でよく見かける化粧品や日用品。「webでよく見るあの商品、本当にイイの?」「買ってみたいけれど、口...