『バチェラー6』第5話を正直レビュー。自然体の笑顔をやっと見れた。で、なんで突然キスした?

中村未来 ライター
更新日:2025-06-19 06:00
投稿日:2025-06-19 06:00

不器用すぎるよ西田さん……

 話し合いを経て、シンデレラローズを持って久次米さんの前に表れたのは、西田さんでした。「行きたいという気持ちを貫いた」と言っていましたが、決定する瞬間も見せてほしかったです。肝心なところをカットしないでほしかったな……。放送に乗らないくらいギスギスしてたってこと?

 とはいえ、なんとかシンデレラローズを勝ち取った西田さん。やっとここで見せ場が! と思いきや、めちゃくちゃ緊張していました。

 ずっと顔が強張っているし、終始小声で、話もいまいち盛り上がっていない。懇親の謎かけも、不発に終わりました。なぜ耳元で囁いたのか!? 女性陣の前で見せる普段の西田さんだったら、もっとイキイキしてるはずなのに……不器用すぎるよ西田さん……。

 これという盛り上がりもないまま、あっという間に0時の鐘が鳴りました。結果、ローズはもらえず。途中から、そんな気はしていました。これは無理だろうなって。会話も雰囲気も噛み合っていませんでした。でも本人的にはやりきったようなので良かったです。

西川さん終了はひとつのターニングポイント

 シンデレラローズのイベントが終わった次は、毎度おなじみ2on1デートです。選ばれたのは、村岡さんと西川さん。西川さんはファーストインプレッションローズをもらったものの、以降、大きな見せ場はありませんでした。

 ローズセレモニーでも、最後に名前を呼ばれるようになり、かなり焦っていると思います。かたや村岡さんは、特につまづくことなく、ここまで来た感じ。

 深夜の屋内遊園地を貸し切ってのデートです。人のいない遊園地って、ちょっと不気味な感じがします。ジェットコースターに乗るくだりがありましたが、あれは先攻の村岡さんが断然有利でしたね。最初の新鮮さに勝るものはない! 

 後攻の西川さんは不利でした。手を繋げなかったのも痛かった。そのあとの話す順番が西川さんからというのも、不利に感じました。最後に話した人との会話のほうが、印象に残りますよね。

 結果、2on1で選ばれたのは村岡さんでした。ただ、二人の会話を比べてみると、落ち着いた話ができていた村岡さんに対して、西川さんはちょっと面接っぽい感じがしました。上っ面で喋っている感じというか、心に残るテーマがなかったなぁと。

 とはいえ、最終まで残りそうだった西川さんがここで終了というのは、大きなターニングポイントです。

中村未来
記事一覧
ライター
学生時代からライター業をはじめ、書籍や雑誌、パンフレットなど、ざまざまな媒体で執筆。現在は演劇や美術、漫画など、アートやエンターテイメント関連の取材執筆が中心。ライター業とともに、舞台やラジオなどのシナリオライターとしても活動中。
●個人サイト

エンタメ 新着一覧


スズ子と愛助「年の差恋愛」に障害…おでん屋台店主・伝蔵の台詞に注目
 愛助(水上恒司)から「恋人になってください」と言われ、スズ子(趣里)は「ちょっと考えさせてほしい」と答える。それ以来、...
桧山珠美 2023-12-16 06:00 エンタメ
手越祐也ポジティブのカラクリ、新曲は微妙も「アイドル」カバーはバズる
 ジャニーズ時代はNEWSに所属し、バラエティー番組でも活躍した手越祐也。退所後は“辞めジャニ”として主戦場をYouTu...
堺屋大地 2023-12-15 06:00 エンタメ
押しかけ暴走気味の愛助(水上恒司)とスズ子の恋もいよいよ
 神戸への巡業の帰り、スズ子(趣里)は久しぶりにはな湯を訪ねる。懐かしい常連客の面々に迎えられ、昔のように庭で話をする。...
桧山珠美 2023-12-13 14:25 エンタメ
水上恒司君臨!デビュー作「中学聖日記」から5年経っても年上好き♡
 昭和18年、アメリカとの戦争に終わりが見えない中、「福来スズ子とその楽団」は地方巡業を重ねていた。  スズ子(趣...
桧山珠美 2023-12-11 15:50 エンタメ
松下洸平は“最弱の目力”が魅力!ネトラレ役が似合う、時代が生んだスター
 松下洸平(36)の主成分は優しさです。現在、出演しているドラマ「いちばんすきな花」(フジテレビ系)を見ていてしみじみそ...
茨田りつ子がまさかの前座!? 「大空の弟」を歌いこなす趣里の表現力
 羽鳥善一(草彅剛)が企画した合同コンサートは、ブルースの女王・茨田りつ子(菊地凛子)とスウィングの女王・福来スズ子(趣...
桧山珠美 2023-12-07 14:30 エンタメ
「大空の弟」は聞き物、りつ子“むっつり顔”のチラシにNHKの芸の細かさ
 弟が戦死してスズ子(趣里)が落ち込んでいるのではないかと心配した羽鳥善一(草彅剛)は、食事でもしようとスズ子を自宅に誘...
桧山珠美 2023-12-06 15:20 エンタメ
「一、二、三、四、五」揃った楽団員名、余計に六郎の不在が際立つ
 役場の職員が梅吉(柳葉敏郎)の元を訪れて届けた報せには、六郎(黒崎煌代)が戦死したと記載されていた。  しばらく...
桧山珠美 2023-12-05 14:00 エンタメ
松嶋菜々子の誇らしげな語りに納得…イケオジ反町隆史を保持するお手柄感
「男の美しさは、肌に出る。」――資生堂「SHISEIDO MEN」のCMに出演する松嶋菜々子&反町隆史夫妻が話題です。 ...
櫻坂46異例の韓国人気賞1位!紅白復活&史上最多動員、大逆転なぜ起きた
 櫻坂46が11月25日および26日、千葉・ZOZOマリンスタジアムで「3rd YEAR ANNIVERSARY LIV...
こじらぶ 2023-12-02 06:00 エンタメ
歌わない福来スズ子はただの人…からの脱却!らしさ炸裂のパクった楽団名
 楽団が解散して数週間、スズ子(趣里)は何をするでもなく日がな一日を過ごしていた。そんな時、スズ子は大阪に戻ってこないか...
桧山珠美 2023-12-01 14:00 エンタメ
茨田りつ子の覚悟、ラスト3分の急展開!弟子入り志願者の名に一抹の不安
 警察から解放されたスズ子(趣里)は、三尺四方の中だけで自分の歌を表現するのは難しいと悩んでいた。  警察署で自身...
桧山珠美 2023-11-28 15:27 エンタメ
日中戦争の影響じわり、スズ子が「カカシみたいなワテ」になった
 スズ子(趣里)と梅吉(柳葉敏郎)が東京で一緒に暮らし始めて1年、梅吉は何をするわけでもなく酒を飲むだけの毎日を過ごして...
桧山珠美 2023-11-27 15:10 エンタメ
羽生結弦を癒すのはプーさん…自由に恋愛もできないなんて気の毒過ぎる
 羽生結弦にはまったく驚かされてばかりです。  今年、8月4日に電撃婚を発表したときも、ビックリでしたが、そのわず...
地殻変動!下剋上球児、うちの弁護士…視聴率では見えないバズり作品は
 シリーズものを除いた主要民放プライム帯ドラマ全12作の全話平均視聴率が5.9%(ビデオリサーチ調べ・関東地区・世帯=以...
こじらぶ 2023-11-25 06:00 エンタメ
ゴンベエ(宇野祥平)の素性が明らかに…上方新喜劇ばりの人情劇がグー
 ツヤ(水川あさみ)が亡くなり、スズ子(趣里)は梅吉(柳葉敏郎)と今後のはな湯をどのようにしていくか相談する。  ...
桧山珠美 2023-11-24 16:11 エンタメ