『あんぱん』の方言、実際どう? 高知県民からの評価を聞いた。「あの俳優の声質と土佐弁が相性抜群」

曽我美なつめ ライター
更新日:2025-07-03 11:50
投稿日:2025-07-03 11:50

高知県を舞台の朝ドラ「あんぱん」

 現在NHKにて絶賛放送中の連続テレビ小説「あんぱん」。今田美桜が演じる主人公・のぶと北村拓海演じる嵩の二人が、どのように時代の荒波を乗り越え『アンパンマン』の物語へと辿り着くのか。その変遷を多くの人が日々楽しみにしていることでしょう。

 一度はそれぞれの道を歩んだものの、終戦を機に再会した二人。物語は今まさに次のフェーズを迎えており、豪華俳優陣による新たな登場人物たちにも注目が集まっています。

【関連記事】『あんぱん』RADWIMPSの主題歌は本当に「合っていない」のか? 正統派・朝ドラOPの真逆を貫いた意味

 今作はおそらく国民の大半が知るであろう、『アンパンマン』を生み出した作家・やなせたかし夫妻をモデルとしたお話です。そのため、ストーリー前半は2人の地元でもある高知県を舞台に物語が繰り広げられてきました。

 高知県と言えば、これまでにもさまざまなドラマや映画の舞台ともなってきた場所です。NHKの作品では、絶大な人気で今も語り継がれる大河ドラマ「龍馬伝」。直近では連続テレビ小説「らんまん」も、高知出身の植物学者・牧野富太郎がモデルとなった物語ですね。

 そんな高知に所縁ある作品で、多くの人が注目するポイント。それが非常に独特な言葉遣いの“土佐弁”でしょう。特に今まさに高知在住の方や、高知出身の人たち。

 バリバリの“はちきん”である筆者を含め、高知で生まれ育った地元愛の強い人にとって「不自然でない土佐弁を喋っているか」は、高知に関する作品を評価する非常に重要なポイントだったりもします。

「~~ぜよ」はもはや死語。リアルな土佐弁

 高知以外の人にとっての土佐弁と言えば、おそらくまだまだ「~~ぜよ」という語尾のイメージも強いはず。ですがこの語尾は今の高知ではほとんど使われない“死語”。

 その点今回の「あんぱん」は、今の時代の県民にとってかなり馴染み深い“リアルな土佐弁”がしっかり使われている点において、高知人からも一定の評価を得ている印象です。

曽我美なつめ
記事一覧
ライター
四国在住のフリーライター・インタビュアー。平成に生まれネット文化に育ち、音楽・アニメ・マンガ等エンタメを幅広く愛するサブカル淑女。酒の場が好きなゴリッゴリのEN型。



ライフスタイル 新着一覧


“たまたま”探しの猫旅へ!素敵な「ねこの島」が見つかるかも
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
タイパ重視!? いしだ壱成、田口淳之介…有名人のホスト化が止まらない
 いしだ壱成さん、押尾学さん、田口淳之介さん、そしてついに羽賀研二さんまで。最近、芸能人や有名人のホスト化が止まりません...
近所付き合いってめんどくさい! “鉄則5カ条”だけ守ってイライラ回避
 家族と暮らしていてもひとり暮らしでも、多少の近所付き合いはあるものです。「マンションの隣の部屋にどんな人が住んでいるか...
イライラ虫よサヨナラ! 夏を快適にする「虫除け植物」おすすめ6選
 うるさいコバエや蚊にイライラが募るシーズン突入でございます。猫店長「さぶ」率いる我が愛すべきお花屋の店先は、ほぼワタク...
人生一度きり! アフターコロナの変化を上手に受け入れるための心構え
 令和5年5月にコロナが5類感染症に移行してからというもの、だんだんと以前の生活に戻りはじめているこの頃。皆さんは、アフ...
「誰かいい人いるといいね」は余計なお世話?2023.7.12(水)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
疲れやすい40代にぴったり!新しい休暇スタイル「ホカンス」の楽しみ方
「心身ともに疲れやすくなったな〜」と感じているアラフォーは多いはず。せっかくの休日も家でダラダラ過ごしているうちにあっと...
めんどくさい女友達に振り回されるの苦痛過ぎる! タイプ別対処法を紹介
 いくつになっても悩みが尽きない、女友達との関係。なかには、親しくしているけれどちょっとめんどくさい女友達もいますよね。...
ぬいぐるみと格闘中!「ジオラマ食堂」のやんちゃ“たまたま”
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
飲みたいけど楽しめない? お洒落な居酒屋でも“母親だから”に縛られる
 ステップファミリー6年目になる占い師ライターtumugiです。私は10代でデキ婚→子ども2人連れて離婚→シングルマザー...
仲悪い義理の妹がストレスかけてくる…うまく付き合う方法あるの?
 結婚すると、必ずついてくる家族同士の関係。よく姑と嫁との確執の話は聞きますが、「仲悪い義理の妹との付き合いがしんどい!...
あるべき世界が戻ってきた 夏はすぐそこに 2023.7.10(月)
 去年の夏は何してた? あまり家の外に出なかった記憶がある。  猛暑の中、みんながマスクをつけていた。不思議な光景...
「性格悪いな…」要注意! 腹黒性格ブスが仕掛けてくる罠LINE3選
 世の中には「深入りしないほうが良い人」が存在するもの。もしかしたら、今あなたが仲良くしている人こそが距離を置くべきタイ...
週休2日制そろそろ限界説を唱えてみる 2023.7.9(日)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
鋼っぷりハンパない!メンタルが強い人の特徴6つ、取り入れても◎
 職場に一人はいる、メンタルが鋼のように強い人。たまに「この人鈍感なのかな?」と思うこともあるかもしれませんが、メンタル...
「陽キャは苦手」の概念が変わった!相手を“きもちく”するLINEテク3選
 暗い性格の人を「陰キャ」、陽気な性格の人を「陽キャ」と呼ぶのが浸透してきました。特に「陽キャ」はコミュニケーション能力...