27歳女優が“猫”ブームに思うこと。保護猫活動を通して感じた「命」に対する決意

望月ふみ
更新日:2025-07-18 11:45
投稿日:2025-07-18 11:45

「さらば青春の光」のYouTubeに

――現在は円井さんも、保護猫活動をされているとか。

 はい。

――猫好き界隈で有名な、「ザ・森東」にいるハチワレの“専務”を引き渡したのも円井さんだったそうですね。

 というか、YouTubeでの“専務”引き渡し回は、当時、私も見ていたのですが、マスクをされていたこともあり、あの女性が円井さんだったとは、まったく気づいていませんでした(汗)。
※「ザ・森東」には、写真集が出るほど人気の2匹の看板猫“会長”(茶トラ)と“専務”(ハチワレ)がいる。

 私のほうもあのとき、YouTubeのカメラが回っていると思っていませんでした(笑)。

ショップでも保護猫でも、大事なのは大切にすること

――芸能界では身元を出せなかったりして、保護猫を飼いたくても飼えない人も多いと聞きます。そこで円井さんが縁を結ぶことも多いそうですね。「ザ・森東」のほかに、どなたかお名前を出せる方はいますか?

 うーん。芸能人の方は、すぐには浮かびませんけど、『全裸監督』で内田英治監督と一緒に脚本をやっている山田能龍さんが2匹引取ってくれましたし、私が初主演した『KONTORA-コントラ』という映画のアンシュル・チョウハン監督も1匹引取ってくれました。

 現場で、私が「猫の活動をしてるんです」とお話すると、「ずっと飼いたかったんだよ」という方が結構いらっしゃるんです。

――そうなんですね。ところで円井さんは、いわゆる猫ブームと呼ばれる風潮に感じることはありますか? いまは、保護猫への注目も高くなりましたが。

 私はどんな引き取り方でも、出会いでも大切に可愛がっていれば関係ないと思います。悪質なブリーダーやペットショップとかはダメですよ。あと捨てるとかね。そういうのは許せません。

 それとたとえば出会うのがショップだとして買うのは「命ですよ」というのはちゃんと覚悟を持ってほしいなとは思います。

――これからも活動は。

 朝ドラ(『ばけばけ』)が終わったらまた機会を増やしていこうと思っています。

望月ふみ
記事一覧
70年代生まれのライター(ときどき撮影)。映画やドラマ、タレント本などのエンタメ関連記事を執筆。現在はインタビューが中心で、月に20本ほど取材。ねこ検定上級、2級愛玩動物飼養管理士取得と愛猫家街道をばく進中。

X

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


あなたにとっての「過去」はいつ? 過去を閉じ込めた空間で
 過去という言葉の意味が広すぎて、思い浮かべるイメージがまったく違うと気づいた。  ある人は自分が小さかった頃を、...
経験は「ナマモノ」…感情も感度も“錆びた大人”になっていませんか
 人生において経験は重要ですよね。これから先の未来や、あるいは後輩たちを助けられるかもしれません。  だけど昔の経験に...
15キロ太ったからつまんないの? “サイズ44”に教えられた自分の本音
 2度の出産と加齢と腰のヘルニアを経て、5年をかけて15キロ太りました。実はそれについては人が思うほどは気にしていない…...
奢り奢られ問題…リュウジ氏にもう港区くるなよ?の反論、私達が学ぶこと
 ネットを大いに騒がせた「奢り奢られ問題」。料理研究家のリュウジ氏のSNS投稿が火種となり、多くの意見が寄せられました。...
「出世したくない人」激増のナゼ 共通する特徴と4つの理由に妙に納得…
 令和の今、社会人の中でも「出世したくない」と考える人が非常に増えているようです。少し前まではどうにかして出世してやろう...
5年に1度の逸材にゃ!ノーブルすぎる“たまたま”に思わず合掌
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
26歳ギャラ飲み女子の貯金額は3000万円!昼はOL、非港区系の堅実生活
 経営者や著名人、人気のインフルエンサーも利用する「ギャラ飲み」なるサービスって知っていますか? 東京都内のみならず、全...
いくつになっても、誰かに褒められるのはやっぱりうれしい
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
ハロウィンの新顔!小粒な「ソラナムパンプキン」は枝にぶら~んぶら~ん
 まもなくハロウィン。猫店長「さぶ」率いる我が愛すべきお花屋さんに、今年も大きなパンプキンが店頭を占拠する季節がやってま...
出産を機に中途半端なキャリアに…今にマッチした働き方は?
 先日X(旧Twitter)で、米ハーバード大学教授のクラウディア・ゴールディン氏がノーベル経済学賞を受賞したニュースを...
シンデレラ城より“我が城”が好き!LINEが示すめんどくさがりやの実態
 めんどくさがりやの人は、できるだけ身動きしないで済むように、いろいろな方法を駆使し、少しでも楽な生活を追求していますよ...
水しぶきの向こうに見えた太陽 長く暑かった季節を偲んで
 次の季節に向かうとき、少し寂しくなるのはなぜだろう。  高3の夏の終わりに自分の手でプールのカギを閉めたときとは...
出産で疎遠に…結婚後に態度が変わる女友達の特徴&無理しない付き合い方
 学生時代に仲の良かった女友達も、結婚した途端に疎遠になってしまったというのはよくある話です。どうせなら、結婚しても長く...
発達障害グレーゾーンの長男が憎い…ある一言で私の何かがプツンと切れた
 ステップファミリー6年目になる占い師ライターtumugiです。私は10代でデキ婚→子ども2人連れて離婚→シングルマザー...
パーフェクト“たまたま”の精悍&クールな眼差しに痺れちゃう
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
ゴールデンボンバーの「女々しくて」は言い得て妙だった!
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...