神か? タクシーが来ず大ピンチ→おばちゃん登場! 25歳の女性が海外で救われた話

ヤマコシショウコ 音楽家、ライター
更新日:2025-08-05 11:45
投稿日:2025-08-05 11:45
 日本とは違った体験や景色が味わえる、それが海外旅行の魅力。しかし、その“違い”が思わぬトラブルを呼ぶこともあるんです。そんな「海外旅行のトラブル」を体験したリアルなエピソードをご紹介します。今回はタクシーにまつわるお話し。

海外ならでは「ストライキでバスは来ないよ」

 モモカさん(仮名/25歳)は数年前、同じ学校の友達と一緒に音楽コンクールに参加するため、イタリアの田舎を訪れました。

 小さなトラブルは初日からあったそう。列車に揺られたあと、駅から少し離れた宿に向かおうとするも、乗る予定だったバスが一向に来なかったのです。

 バス停が間違っているのかと駅の周りを歩き回ったそうですがバスの姿はまったくなく、観念して周りの人に尋ねると「今日はストライキでバスは来ないよ」とのこと。

 海外ではストライキや突然の運休が珍しくありません。とはいえ異国の地で急なストライキは困ってしまいますよね。モモカさんたちは仕方なくタクシーに乗って宿へ向かったそうです。

【読まれています】終わった…海外トラブルで冷や汗。20代女子のリアルな旅行ハプニング、消えた荷物はどこに!?

タクシーが来ない!

 本当のトラブルが起きたのは、コンクールの初日と2日目。初日、モモカさんたちは本番前にコンクール会場を見ようと早めに宿を出て、電話でタクシーを呼びます。

 英語で住所を伝えたモモカさんが「10分くらいで来ますか?」と聞いても、電話先のおじさんは終始「Sì, sì!(日本語で「はい」)」の一点張り。

 電話先に気になる様子がなかったため、伝わったと思いモモカさんはそのまま電話を切ったそうです。

 しかし、いくら待ってもタクシーは現れません。改めて何度か連絡をしてみたそうですが、電話も繋がりません。せっかく時間にかなり余裕を持ってタクシーを呼んだのに、結局30分待ったあとに少し離れたバス停まで走り、なんとか間に合ったそう。

 さらに2日後、今度は別の場所からタクシーを呼んだモモカさん。初日のことで不安もありつつ、不便な場所だったためやむを得ず電話したそう。電話に出たのは女性だったそうですが、電話先での返答は今回も「Sì, sì!」だけ。

 そしてやはり、タクシーは来なかったそう。

ヤマコシショウコ
記事一覧
音楽家、ライター
オーストリア・ウィーン在住のお酒大好きな音楽家&Webライター。30代で再び学生をやる傍ら、海外ネタを中心にさまざまなジャンルの記事を執筆中。目下の目標は腹筋を割ること、夢のまた夢はウィーンと北海道の2拠点生活。

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


「嬲ると嫐る」“本家”はどっち?
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
肩こり・腰痛 マッサージに行けない時のホームケアグッズ3選
 パソコンなどの座り仕事の方は肩こり、腰痛、眼精疲労などに悩まされている人が多いのではないでしょうか。  私もこの...
彼の浮気タレコミにも“無”、冷たっ!合理的な人から届くLINE3つの特徴
「合理的」とは、明確な目標があり無駄がない様子をいいます。  特に仕事では、合理的な人がとても高く評価されますよね...
流鉄・幸谷駅で発見!「猫のコーヒー」自販機で出合った癒しの紙コップ
 千葉県の松戸市と流山市を結ぶ、6駅しかない小さなローカル線、流鉄流山線。常磐線と武蔵野線につながるJR新松戸駅への乗り...
ほっこり読み切り漫画/第62回「おとこまえ ダンシ会」
【連載第62回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、突然「コクハク」に登場! 「しっぽ...
少し冷たくなった空気 気候の変化と人間の進化の夢と現実
 天気はよくても空と運河の青が寒々しい。向こうに見える高層ビルに入ったオフィスは、きっとガンガンに暖房を効かせているんだ...
見事!家事育児丸投げ上司を黙らせた ナイフ張りにキレッキレなLINE3選
 思ったことをはっきりと発言する人は、「きつい人」と誤解されやすい傾向にありますよね。  でも、嫌味を感じないほど...
寿司か、シミ取りレーザーか。
 ストリッパーの仕事は10日単位である。会社員時代は7日単位で、そのうちの2日は休む習慣だった。だから10日なら3日くら...
男性同士は褒め合わない?男女で全く違う「褒め文化」の話
 先日、友だちが彼氏とケンカして家出し、我が家にやってきました。とにかく怒ってたので話を聞くと、「私は彼氏を褒めるけれど...
1泊14万円 天国にふさわしい館「ハレクラニ」に泊まってみた
 旅行でハワイに行くとなったら、まず始めに「どこのホテルにするか問題」が浮上します。ラグジュアリーな海向きのホテルにする...
ポカポカ毛布の上でたまたまを披露!初々しさにきゅん♡です
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
いい夫婦? 出会った頃と見た目が変わっても変わらないもの
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
葬儀代は減り、ペットのお悔やみ花は“予算度外視”…弔いは何で図る?
「ありましたっけ?」。今年の秋もそう思うぐらい短こうございました。異常に長い夏は11月のはじめまで続き、いきなりの冬……...
どこにたどり着くのか分からない こんな気持ちのときがある
 あっちでもないし、こっちでもないし、でもやっぱりこうだし……。  行って戻ってこんがらがって。結局は同じ場所に戻...
異次元の入り口かにゃ? 興味津々の“たまたま”をロックオン
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
「すっぴん」と“シミ撃退”韓国旅行の話
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...