「私は親なんだから!」実母のワガママに限界…40代女性が心を守るために選んだ“思い切った決断”

並木まき ライター・エディター
更新日:2025-10-15 11:45
投稿日:2025-10-15 11:45
 結婚をしてからも、実母との関係に悩む人は決して少なくないもの。「実の親子なのだから、分かり合えて当たり前」と思いがちですが、当事者のライフステージの変化によって関係性が変わる事例もあり単純ではありません。

 現代を生きる女性が抱える「実母との関係」における問題を、元議員でありメンタル心理カウンセラーの並木まきが紹介します。

実母との静かな確執

 登場するのは、実母は感情の起伏が激しく「もともと苦手だった」と話す40代のナミエさん(仮名)。結婚後も実母の感情の起伏に振り回され、悩み続けてきたそうです。

「実は私、実母よりも義母とのほうが仲良しなんです。でも、必要があれば将来は実母の介護をする覚悟はあります。それでも、実母のことは結婚してからずっと悩みのタネでした」

 娘としての責任は、果たす覚悟がある。しかし日常の付き合いには、限界を感じる――。

 そんなナミエさんが娘として、母親とどう向き合うべきなのか悩んだテーマとは…?

【読まれています】義母「うちの子そっくり」にザラつく…。“孫フィーバー”の裏、無視され続けた嫁の叫び。私は透明人間じゃない!

感情の波が激しすぎる母親

「実母は、とにかく感情の波が激しいんです。

 例えば、まだウチの子どもが小さかった頃には『虫が出たから退治して! 今すぐ実家に来て!』と深夜に呼び出したり、『あそこのアレが食べたいから、今日買ってきて!』とワガママを言ったり。

 私が断るとすぐにキレて、自分の行動はなんでも正当化。『私は親なんだから』と、“自分がどうしたいのか”だけで感情のままに動く人でした。

 私が義母と仲がいいとわかると露骨に嫉妬をして、さらに感情が激しくなった時期もあります。義母と張り合っているようなところも見受けられたので、当時は本当に疲れましたね。

 最初のうちは実母に遠慮をして義母とも距離をとってみたのですが、義母はとても良くしてくれるので、それも違うなと。それで、思い切った行動に出ることにしました」

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


キャッシュレス払いは賢く!クレジットカードとの付き合い方
 オリンピックが近づいていることや経済産業省の推進もあり、キャッシュレス決済が広く認知されることになりました。これまで現...
乳がん検診を思い出して「プリンセチア」は女性の味方です
「自分のオッパイが足りなくて、酷い目にあったわ」  ある日、ワタクシの知り合いが仕事の打ち合わせで会って早々、興奮...
シングルマザーが胸を痛める 子供の“パパへの憧れ”の解決策
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。離婚は人生での大きな決断です。お互い好きになってくっつくのは簡単ですが、別れ...
コンビニにGO! 二日酔いの朝に摂るべき食べ物&飲み物6選
 ひどい二日酔いの朝、グロッキーな中で「もう二度と飲まない!」と決意した経験がある方は多いはず。でも、そんな人に限って、...
ほっこり幸せ…クリスマスプレゼントに“にゃんたま”はいかが
 もうすぐ楽しいクリスマス。  大好きなあの人に、気の利いたクリスマスプレゼントを考え中なら!  リンリンリ...
栄養士が教える! 冬に取り入れたい「温活食習慣」のススメ
 冷え込む日が増えて「冬がきた」と実感する日も多くなりましたね。芯から冷えた身体は、女性の大敵。日頃からしっかり温活をケ...
生活が楽しくなる! 介護士が案内する介護施設のメリット3つ
 介護施設について、「介護のプロが集まっているから大丈夫」と考えてもらえることは、私たち介護士にとってすごく嬉しいことで...
就職や結婚をしても 一生大切にした方がいい女友達の特徴3選
 女子の友人関係は環境で変わります。いえ、男女関わらず、環境によって友人は変わっていくものです。  例えば結婚する...
がんで子宮を全摘したアラフォー独身女が最優先していること
 私は42歳で子宮頸部腺がんステージ1Bを宣告された未婚女性、がんサバイバー2年生です(進級しました!)。がん告知はひと...
ほっこり癒される…愛すべきイマドキのおじさんあるある5選
 親戚のおじさんから、たまたま電車で隣に座ったおじさん、職場にいる上司がおじさん、etc……。身の回りには数えきれないほ...
“喧嘩するほど仲がいい”の落し穴…彼とラブラブでいるために
 付き合った当初はラブラブだったのに、気づくとあまり会えてなかったり、返信がそっけなかったり……。恋人との関係の継続って...
大事な“にゃんたま”を守って名誉の負傷…早く治るといいね
 きょうは、とっても立派なにゃんたまω!!! あっぱれ!  多くのにゃんたまωを撮影していても、このサイズのにゃん...
節約の敵!「ボーナスで衝動買い」やめたい時の4つの対処法
 節約する際、自分の金銭の使い道を見直すことってありますよね。その度、「なんで買ったんだろう」と思う不可解な買い物を後悔...
なぜ月経不順になるの?それって「多嚢胞性卵巣症候群」かも
 日本は不妊治療の件数は世界一なのに、体外受精で赤ちゃんが産まれる確率は最下位。そんな状況を変えるために、ミレニアル世代...
自宅派のあなたに…クリスマスディスプレイのオススメを紹介
 今年のクリスマス、あなたはどう過ごされますか? とあるネットリサーチ会社の統計では、近年ではクリスマスの過ごし方の定番...
保育園はかわいそうなんて古い!通うと得られるメリット3つ
 長男が0歳の時、地域の保育園の空き状況の問題もあって保育園の入所を決意した時、「そんなに早く入れる必要はない」とか「保...