そして、この四十八手でヨガをするという試みが現代では行われているようです。
遊女に学ぶポージング!?
「48手ヨガ 〜江戸遊女に学ぶ女性ホルモンと体力活性法〜」(駒草出版・刊)という本があります。日本女性ヘルスケア代表という鈴木まりさんというかたが書かれたもので、本の帯を見ると6か月で女性ホルモン(エストロゲン)が4倍になり、10キロも痩せたそうですから、ホルモンの乱れが気になる女性には気になる内容です。
でも江戸の遊女は健康だったのでしょうか? 病んで血を吐いているようなイメージがあるのですが……。
本によると、江戸時代の遊女が一人前になるためには「一に顔、二に床、三に手」が必要だったということです。顔はルックス、床はベッドテクニック、そして最後の手は手練手管、つまり恋の駆け引きですね。
鈴木さんは春画で見る遊女たちのアクロバティックなポーズに魅せられ、48手ヨガを思いついたのだそうで、ポーズを取ると、血の巡りが良くなったと感じ、足先までポカポカしてきたのだとか。
1ポーズ=1分、ということは…
本には、実際に48種類のヨガポーズが載っています。本来はセックスの体位なのですから、男女でするものなのですが、48手ヨガでは、女性パートだけを抜き出しひとりで行えるようになっています。
眺めてみると確かに、お尻を突き出したり、脚を大きく広げたりと、なにやら意味深なポーズがたくさん。部屋で行うのは少し恥ずかしくも感じますが、少しでも痩せられるのなら、思い切る価値はあるのかもしれません。
全部で48のポーズがありますが、著者は1ポーズ1分行うようにと書いています。ということは全部で48分! 結構な長さです。
女ひとりで部屋で誘うようなポーズを48種類、延々と行うわけですから、女性ホルモンを刺激しそうです。ベッドを共にする相手がいないと淫らなポーズを取るチャンスもないので、なかなか心身に刺激が生まれないのかもしれません。長い気がする48分も、月に2回で十分だというので、それなら時間が作れそう。
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