「偉そうな態度も不快です」老いた親に酒を“タカる”夫にゲンナリ。35歳姉さん女房の深い後悔

並木まき ライター・エディター
更新日:2025-10-18 11:45
投稿日:2025-10-18 11:45

実母から苦言も

 恵さんは妻として、夫に「お義母さんに悪いから、せめてこちらから誘ったときには食事代はウチが払いたい」と提案。

 しかし夫は「今は子育てにもカネがかかるし、母親だって俺たちと一緒のほうがいいに決まってる。俺らが払う必要はない」と逆ギレしてきたそうです。

「夫を甘やかしすぎたと反省しています。夫は、私の実家と食事をするときにも財布は一切出しません。

 ウチの母親からは『ちょっと図々しすぎない?』と、苦言を呈されたこともあります。

 夫は可愛げのないタイプで、お義母さんやウチの両親の前でも謙虚さはゼロ。いつも偉そうにしているのも不快なんですよ」

 ナオトさんは『俺のまわりは、食事はみんな親持ち』と主張しますが、恵さんの周りは真逆。

 普段の外食ではみんな両親にご馳走している家庭ばかりなため、夫を信じきれないのも悩みだとこぼします。

専業主婦だから強く言えず…

「お祝い事の席などを両親が企画してくれるときには、甘えていいと思っているんですけど。私は、普段の外食くらいはご馳走すべきだと思います。

 ただ、私は今、専業主婦で収入がないので、あまり強く言えないんです」

 夫との価値観が擦り合わせられず、だんだんとストレスが溜まってきている恵さん。

 現時点では離婚は考えていませんが、今後も夫が言動を改めないとなると、考えが変わるかもしれないと暗い表情を浮かべます。

「私が復職すれば、外食代くらい私が出すわ! と言えるんですけどね。子どもが少し発達が遅いタイプなので、今は仕事をせずに家にいるんです。

 夫はフリーランスで仕事をしていますが、夢ばかり見ていて形になっていないし…。このまま幼稚な夫と一緒に情けない暮らしを送っていくのかと思うと、正直ウンザリです…」

  ◇  ◇  ◇

 結婚生活では些細な価値観の違いが、やがて大きな不満やストレスにつながる例も少なくありません。恵さんは今、夫に“大人としての自覚”が芽生えるのはいつなのか…と、ため息が止まらない日々だそうです。

 では、夫であるナオトさんは妻との価値観の違いをどう捉えているのでしょうか。

 次回に続きます。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

関連キーワード

ラブ 新着一覧


なんで嫌がることするの…?共に暮らすために大切な基準とは
「私があんなに嫌がってたのに、全然やめてくれなかった……」そんなパートナーがいた経験、ありますか? もしくは今のパートナ...
七味さや 2021-02-09 06:01 ラブ
状況別“好きな人の忘れ方”!片思いの未練を断ち切るには?
 心がときめくような楽しい恋もあれば、胸が締め付けられるような切ない恋もありますよね。中には、なんらかの事情で「好きな人...
恋バナ調査隊 2021-02-07 06:00 ラブ
彼も男だったと再認識…浮気されて気付いた夫への愛情と後悔
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。長年連れ添うとお互い空気のような存在になってきます。  トキメキも薄れて相...
山崎世美子 2021-02-06 06:00 ラブ
信じていたのに…持病への理解がない夫と別居した妻の嘆き
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2021-02-06 04:42 ラブ
別れたらみっともない…別居には応じるも離婚を拒む夫の主張
「冷酷と激情のあいだvol.30〜女性編〜」では、持病を理解されずに夫への別居を突きつけた妻・Yさんの決断をご紹介しまし...
並木まき 2021-02-06 04:41 ラブ
彼氏や女友達とは一味違う!男友達のメリット5つ&作るコツ
 男友達が多い女性というと、「男好きだ」「女同士の付き合いができないんだ」なんて、悪いイメージを持つ人もいるでしょう。し...
恋バナ調査隊 2021-02-05 06:00 ラブ
脈ありと思いきや…度量が小さい男から届くテンパりLINE3選
 すぐに「テンパる男」をパートナーに選んでしまうと、なにかと厄介です。テンパり癖がある男性は、たいした出来事が起きたわけ...
並木まき 2021-02-04 06:00 ラブ
それでも想いを伝えたい!緊急事態中のバレンタイン対策3つ
 片思いの彼にチョコを手渡したい。彼は受け取ってくれるかな、そんなドキドキと共にあるバレンタインデー。けれど今年のバレン...
内藤みか 2021-02-04 06:00 ラブ
彼って本当に運命の人なの? 将来を迷った時に考えたいこと
 運命の人って、存在するのでしょうか? 筆者も「この人こそ運命の人!」と思って結婚したものの、あえなく離婚。もしかして、...
七味さや 2021-02-08 11:48 ラブ
男性が恐れる“地雷女”って?外見&性格に見られる特徴9選
「地雷女」とは、“一見、可愛らしいのに、実際付き合ってみたら面倒な部分が見えてくる女性”のことを言います。地中に埋まって...
恋バナ調査隊 2021-02-03 06:00 ラブ
浮気性って治らないの?浮気されない女になるための行動とは
 私は「絶対に浮気しない男性」なんてこの世にはいないと思っているのですが、「浮気しなくなった男性」はいますよね。浮気性は...
若林杏樹 2021-02-03 06:00 ラブ
女がリードすべき?年下イケメン彼氏を開拓して分かったこと
 まだ学生や社会に出たばかりの女性にとって、年上の男性は社会経験豊富で自分の知らない世界を知っているため、素敵に映る存在...
田中絵音 2021-02-02 12:22 ラブ
LINEで呼び込む恋の始まり♡ 脈ありを匂わすモテテク7選
 気になる男性と、なかなか恋の始まりまで発展しないことってありますよね。実は男性側も「脈あり」だと確信できないと、なかな...
恋バナ調査隊 2021-02-02 06:01 ラブ
短所にばかり目が行っちゃう?相手の良さを再確認するために
 別れたパートナーの好きだったところと許せなかったところ、具体的に思い出せますか? もしくは今のパートナーに対して、長所...
七味さや 2021-02-01 06:00 ラブ
居心地が良い彼女になりたい♡ 6つの特徴&目指すポイント
 好きな人と交際に至ったら、「ずっと愛されていたい」と願うもの。そんな「手放したくない」と思わせる彼女になるためには、居...
恋バナ調査隊 2021-02-01 06:00 ラブ
結婚前提の彼の態度が一変…自分の軽率な行動を後悔する女性
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2021-01-30 08:02 ラブ