WEST.神山智洋で今年4人目…旧ジャニ結婚ラッシュが「ファンにとっても喜ばしい」理由
先週、WEST.の神山智洋(32)が結婚を発表した。今年、STARTO ENTERTAINMENT所属タレントから同じWEST.の桐山照史(36)、SUPER EIGHTの大倉忠義(40)、村上信五(43)を含めて4人が結婚を発表。DOMOTO(KinKi Kidsから改名)の堂本光一(46)もゴールイン間近と報道されている。
かつて、旧ジャニーズ事務所では「結婚は1グループ1人しかできない」という掟があったと言われている。SMAPは木村拓哉、TOKIOは山口達也、V6は井ノ原快彦が20代後半から30代前半で伴侶を得たが、それ以外のメンバーは適齢期とは言えない時期の入籍だった。
「この"掟"は、ファンを離さないためのメリー喜多川副社長の作戦だったようです。昔のアイドルは熱愛の噂が出ただけで、レコード売り上げが落ちた。1990年代にはあまり関係なくなっていましたが、結婚はハレーションが大きい。タレントに疑似恋愛しているファンの気持ちを考え、最小限にとどめて人気を下げないようにしていたのでしょう」(芸能関係者)
今から10年前、元TOKIOの国分太一が結婚発表会見で「1グループ1人」という説について聞かれ、「都市伝説に近いのかな」と話した。女性ファンの心理を読み取るメリー氏の戦略は、芸能プロダクションの経営者として当然だったかもしれないが、アイドルやファンにとって良い行為だったとは言い難い。
■世の中から「辛い片想い」が消える契機か…
「"掟"の消滅はタレントにとって、二重の意味で喜ばしいと思います。まず、結婚という人間としてのごく当たり前の権利が認められた点。もう1つ、周りの見えない狂信的なファンが減少しやすくなる点も大きい。アイドルも人間ですから、度を越した応援には困惑します。今後、アイドルの結婚適齢期が世間と同じになれば、狂信的なファンは減っていくのではないか」(前出の芸能関係者)
アイドルをガチで好きになり、結婚を夢見る少女はいる。
「子供の頃に願望を持つ分には構いませんが、大人になっても現実を見ず、アイドルに一筋のままでいると、友達や会社の同僚に距離を置かれ、視野が狭まっていきます。今はSNSで似たもの同士でつながれるため、自分の特殊性に気づかないまま、年齢を重ねてしまう危険性もある。すると、アイドルに『本気の片想い』が続いてしまう。本人からすれば『すてきな片想い』かもしれないが、周りから見ると『つらい片想い』に感じてしまう」(前出の芸能関係者)
アイドルもファンも、年齢と共に成熟していく必要がある。
「神山智洋のように30代前半での結婚、適齢期でのゴールインは望ましい。主なファンは10歳くらい年下ですから、20代前半で現実を目の当たりにして我に返れます。30代以上になると、現実を認めたくない気持ちが強くなる。いつまでも夢みる夢子ちゃんでは、同僚や家族が困惑します」(前出の芸能関係者)
ガチで応援してきたファンにとって、アイドルの結婚は悲しいだろう。しかし、これを機に「適度に応援する」ように方向転換すれば、自分の時間は大幅に増える。他人の応援だけではなく、自分の人生に本腰を入れても悪いことは起こらないだろう。
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「アイドル」という仕事は、とかく、本来なら当たり前の権利が制限されてしまう職業だ。関連記事【もっと読む】大倉忠義の結婚発表で「アイドル」という仕事を考えた…子や孫に「なりたい」と言われたら?…では、難儀な職業を選ぼうとする子や孫に相談された際の心構えについて伝えている。
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