話題の「はちみつ美容」でもちツヤ肌に♡ お風呂タイムに実践できる“保湿ケア”をスペシャリストが解説

前田京子
更新日:2025-11-17 11:45
投稿日:2025-11-17 11:45

2.はちみつパック

① はちみつ小さじ1杯に、オリーブオイルやホホバオイルなど肌質に合うオイルを5滴たらして混ぜ合わせる

② 洗顔後、肌全体に塗り広げて1、2分置く

③ ぬるま湯で洗い流す

「即効性が高く、しっとりキメの整った肌にリカバリーできます。お風呂で行うのもおすすめ。洗顔をすませた顔にパックを塗り、湯船にゆっくり浸かるだけ。仕上げに湯船から出る時、からだ全体に塗り広げ、軽くすすいでから上がると、湯上がりの肌はすべすべに」(前田さん)

 最初は「ベタベタしそうだな……」と少し抵抗感があったのですが、実際に肌に塗ってみると、とろりとしたテクスチャーがむしろ心地よくてびっくり! 洗い流したあともベタつきはなく、保湿クリームを塗ったあとのようなしっとり感でした。

3. はちみつ風呂

① 湯船にはちみつ大さじ2、3杯を入れる

② はちみつが溶けたら、そのまま湯船につかる

「クレオパトラは美容のために、はちみつをこの上なく愛用していたと伝えられています。なかでも有名なのが『はちみつ風呂』。これは、古代からはちみつが美容目的で使われていたことを象徴するエピソードです。はちみつを入浴剤としてお風呂に加えるのは、まさに“全身で化粧水に浸かる”ようなもの。

 はちみつをお風呂に入れて『ベタつかないの?』と思われるかもしれませんが、ご心配なく。湯上がりはしっとりすべすべ、その高い保湿効果にきっと驚くはずです」(前田さん)

 お風呂に溶かすだけなので、とにかく簡単なのがうれしいこの美容法。湯船から上がったあとの肌はしっとりとしていて、水分がしっかりキープされているように感じます。

はちみつ美容を満喫できるイベントも

 お肌が乾燥するこれからの季節にピッタリな「はちみつ美容」。とくに「はちみつ風呂」は簡単に全身のケアができるので、忙しい現代女性にもおすすめです。

 そんな【はちみつ風呂・食・美容】を満喫できるイベントを発見! 11月30日までの期間限定で、埼玉県・さいたま市にある北欧風温浴施設「おふろcafé utatane」にて開催中なのだとか。

 はちみつ美容に着目したブランド「&honey」とのコラボレーションで、ハチミツ風呂やヘアケア・ボディケア製品を自由に試せるほか、ハチミツ泥パック、ハニーレモンのアロマ水ロウリュの体験も。カフェスペースでは、“3種のハチミツを楽しむアイスセット”や“ハチミツファウンテン”(日時限定)など、はちみつを使った美味しいメニューを楽しめるそう。

 乾燥や肌荒れを防いで、しっとり美肌を叶えてくれる「はちみつ美容」。ぜひこの秋冬、トライしてみてください。

(取材・文 近藤世菜)

<イベント情報>
「&honey × おふろcafé utatane」"#ハチミツまみれ"
実施場所:おふろcafé utatane(埼玉県さいたま市北区大成町4-179-3)
実施期間:11月30日まで
公式サイト:https://ofurocafe-utatane.com/

<前田京子さん プロフィール> 

国際基督教大学教養学部、東京大学法学部卒。手作り石けん・ボディケアブームの先駆けとなった『お風呂の愉しみ』(飛鳥新社)、『はっか油の愉しみ』(マガジンハウス)他、著書多数。2015年発売の『ひとさじのはちみつ 自然がくれた家庭医薬品の知恵』(マガジンハウス)は10万部のベストセラーに。2025年2月には新しい情報を加えた新装版が発売。持ち前の探究心から得た知見と暮らしの楽しみ方を結びつけるアイデアを惜しみなく伝えている。

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国際基督教大学教養学部、東京大学法学部卒。手作り石けん・ボディケアブームの先駆けとなった『お風呂の愉しみ』(飛鳥新社)、『はっか油の愉しみ』(マガジンハウス)他、著書多数。2015年発売の『ひとさじのはちみつ 自然がくれた家庭医薬品の知恵』(マガジンハウス)は10万部のベストセラーに。2025年2月には新しい情報を加えた新装版が発売。持ち前の探究心から得た知見と暮らしの楽しみ方を結びつけるアイデアを惜しみなく伝えている。

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