国際カップルってどう出会うの? 聖書の会がきっかけ、初対面まで5ヵ月…日本と違う「海外の恋愛事情」を聞いた

ヤマコシショウコ 音楽家、ライター
更新日:2025-11-25 11:45
投稿日:2025-11-25 11:45

 昨今、グローバル化によって国際結婚や国際カップルが珍しくなくなってきました。しかし、恋愛の価値観は国や文化によってさまざま。日本では当たり前のことが、海外では普通ではない――そんな発見も国際恋愛の醍醐味かもしれません。

 そんな文化の違いを乗り越えて一緒にオーストリアで暮らすカップル3組にインタビューしました。今回は「交際のきっかけ」についてのインタビューを紹介します。日本ではマッチングアプリ、街コンなどが盛んですが、海外の恋愛事情はどのようなもなのでしょうか。

【読まれています】90分間、尿意と戦った女性の悲劇。どこも“使用不可”…我慢できるか!? 日本と違う海外のトイレ事情

ケース1:「聖書を読む会」リーダーの母がきっかけ

 まずは日本人女性のトモカさん(28歳/仮名)と、日本とオーストリアのハーフであるダビットさん(26歳/仮名)カップルから。

 実は最初に出会ったのは、トモカさんご自身とダビットさんのお母さん。トモカさんをとても気に入ったお母さんが、2人を繋ぎ合わせたんだそう。

トモカ「ダビットのママ経由で知り合いました。私たちは全員クリスチャンなんですが、日本語で聖書を読むためのバイブルスタディの会で、ダビットママがリーダーをしているんです。ダビットと知り合う前から、私はダビットママと2人でお出かけしたりしていて。実家にも週1くらいで遊びに行ってました」

ダビット「僕はまだあまり日本語に慣れていないから、日本語で聖書を読むのは難しくて、その会には参加してなかったんだ。実家ももう出ていて。トモカとは、彼女が僕の実家でご飯を作った日に、僕が食べに行って会ったのが初めてかな」

トモカ「そうしたらダビットママが、トモカと息子をくっつけたらどうかと思ったらしくて(笑)」

ダビット「トモカはすごく優しくていい子で、結婚にもいい価値観を持ってるってママが言ってて。それで僕に会わせなきゃって思ったらしい(笑)それで、その時に予定していたトモカの引っ越しを手伝うよう言われたんだ」

トモカ「いざ私がダビットに連絡したら、2、3週間無視されたなんてこともありましたが(笑)結局、引っ越しの日に会ったらすっかり意気投合して。そのあとはダビットの出張とかコロナ感染とかで1ヶ月ほど会えなかったんですが、3、4回ほどデートをしてから付き合うことになりました。

 親の紹介から付き合うというのは多分特殊なパターンだと思います。ただ、そういえば友達のギリシャ人も、今の旦那さんと出会うより先に、義理のお母さんと知り合いだったと言ってましたね。私と同じパターンです」

ダビット「僕たちみたいに最初から相手の親と知り合いなのであれば、将来的に姑関係で苦労が少なくていいんじゃないかな。もちろん、お互い干渉しすぎないとかの努力は必要だけどね」

トモカ「どんな環境で育って来たか、どんな価値観が家庭内にあったかを最初から知れるから、将来を考えるうえで安心材料にもなるよね」

ヤマコシショウコ
記事一覧
音楽家、ライター
オーストリア・ウィーン在住のお酒大好きな音楽家&Webライター。30代で再び学生をやる傍ら、海外ネタを中心にさまざまなジャンルの記事を執筆中。目下の目標は腹筋を割ること、夢のまた夢はウィーンと北海道の2拠点生活。

関連キーワード

ラブ 新着一覧


おうちデートに飽きたよ…ワンパターンを解消する方法6つ♡
 長引くコロナ禍……。おうちデートを続けていたけれど、「もう飽きた」とマンネリ化を感じているカップルも多いですよね。そこ...
恋バナ調査隊 2022-03-09 06:00 ラブ
結婚どころか好きな人できない!負のループを抜け出す方法
 まわりが結婚や出産をしていくのを横目に見て、20代の時は、「うらやまし〜!」と悔しがっていたはずなのに、結婚できないど...
若林杏樹 2022-03-09 06:00 ラブ
長く付き合った彼氏に振られた…上手な立ち直り方&NG対処法
 長く付き合った彼氏に振られた時のショックは、計り知れませんよね。特に、結婚や出産の適齢期を意識している女性は、いろいろ...
恋バナ調査隊 2022-03-09 06:00 ラブ
“同い年婚”で後悔する5つの理由&うまくいかせるポイント
「同じ年だから」と気が合い、交際、結婚に発展するカップルは少なくありません。同じ年となれば、育ってきた環境も似ているため...
恋バナ調査隊 2022-03-08 06:00 ラブ
子供の行事に別れた元夫を呼ぶべき? 卒園を前にして思うこと
 はじめまして。シングルマザー3年目の孔井嘉乃です。私には、6歳になる息子がいます。  家庭の事情はそれぞれあって、離...
孔井嘉乃 2022-03-08 06:00 ラブ
サイコパス気質な男性に注意!恋愛の傾向4選&上手な別れ方
「サイコパス気質な男性=危険な男性」という印象を持つ女性は多いでしょう。しかし、中にはサイコパス気質を見抜けずに恋愛に発...
恋バナ調査隊 2022-03-08 06:00 ラブ
彼氏が忙しくて会えない…男の本音と心理、不安な時の対処法
 せっかく付き合っているのに、いつも忙しくて会えない彼氏。さみしいけれど「わがままをいったら嫌われるかも……」と、なかな...
恋バナ調査隊 2022-03-07 06:00 ラブ
目指すは“自慢の彼女”! 彼氏の友達に会う時の5つの注意点
 彼氏の友達に会うとなったら、気合いが入ってしまいますよね! 友達に会わせてくれるということは、それだけあなたへの気持ち...
恋バナ調査隊 2022-03-06 06:00 ラブ
近距離恋愛カップルは別れやすい? マンネリ回避策3つ
 なかなか会えない遠距離恋愛に対して、会おうと思えばいつでも会える近距離恋愛。これだけ聞くと、近いところに住んでいるほう...
恋バナ調査隊 2022-03-06 06:00 ラブ
爪研ぎしちゃうぞにゃん♡ 恋愛黒歴史LINE5選、即削除したい
 誰にでも記憶から消し去りたい黒歴史があるものです。特に、恋愛に関することだと感情が高ぶってしまうこともあり、一段と恥ず...
恋バナ調査隊 2022-03-06 06:00 ラブ
男性が“魔が差す時”のシチュエーションは?正気に戻す対策も
 浮気をした男性の言い訳で多いのが、「魔が差した」という理由。女性側からしたら、「理由になっていない!」と言いたくなって...
恋バナ調査隊 2022-03-05 06:00 ラブ
私、彼氏を嫌いになれないのなぜ?隠れた4つの心理&対処法
 彼氏がいる人の中には、「ダメ男」と気づきながらも嫌いになれず、ズルズルと交際を続けてしまう人がいます。そんな人の多くは...
恋バナ調査隊 2022-03-05 06:00 ラブ
「脈なし、気づいて」超ポジティブ男に翻弄される女性の憂鬱
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2022-03-05 06:00 ラブ
「彼女は今の自分に必要!」超ポジティブなバツ2男性の胸中
「冷酷と激情のあいだvol.80〜女性編〜」では、恋愛対象外の男性であるケイジさん(仮名・36歳男性)から、しつこく口説...
並木まき 2022-03-05 06:00 ラブ
意外と手ごわいのね…“絶食系男子”5つの特徴&攻略する方法
 男性を落とすには、彼の性格やタイプによって攻略方法を変えていくことが必要♡ でも、最近増えている「絶食系男子」を落とす...
恋バナ調査隊 2022-03-04 06:00 ラブ
ロクデナシ男だと確信した行動3選 お酒の席こそボロが出ます
 涼香(リョウカ)と言います。銀座で長らくお仕事をさせていただいています。といって、接客型のクラブではなく、カウンター越...
涼香 2022-03-08 18:44 ラブ