【不夜城WEST 前編】納涼船の街コンに浴衣で参加したら…

高輪らいあん 街コンライター
更新日:2019-10-10 21:54
投稿日:2019-10-10 06:00

納涼船なのに「地下4階」へ案内される

思ってたのと違うのですが…(写真:iStock)
思ってたのと違うのですが… (写真:iStock)

 整いました! いざ、納涼船。

  大っきい船に乗ったら気持ちいいだろうなー! と期待していると案内されたのは、まさかの地下4階。まったく窓のない閉塞的な空間。これじゃあ花火もクソもないじゃないか。薄暗いし、酔いが回って吐きそう……。

 座敷に出てきた料理は納涼船を模した木箱に盛られている。しかも、中は図面風に区切られていて、各々のおかずが収まっている。

 そして懸念の男性陣ですが、説明するのも閉口してしまうようなオジサンしかいない。しかも皆、浴衣女子が見たかっただけのようで男性の浴衣参加者はゼロ。

 絶望のラインナップに精神が耐え切れず、開始15分ほどで地下4階の“地獄”から、みなみちゃんと抜け出すことにしたわけです。

街コンをこっそり抜け出すことに…

曇ってて花火見えなかった(写真:iStock)
曇ってて花火見えなかった (写真:iStock)

 上の階でビール片手に花火を眺めようとするも、台風の影響でまったく見えない……。普通に悲しすぎる。せっかく浴衣着たのに、目標を何一つ達成できなかった……。

 デッキで“無言酒”していると、若い浴衣姿の男性2人組(街コン悲参加メンバー)に話しかけられる。

 1人は林遣都似、もう1人は地獄のミサワさんに似ている(褒めてる)。で、ミサワさん似男性が、私の腕に付いている紙のリストバンドを指さして「それなに?」と声をかけてくる。

 このピンクのバンドは街コン参加者に付けられる呪いというか、腕章的なモノなんですが、とっさに「んー、なんでもない」と引きちぎる。

 せっかくなので、この2人とのお喋りを楽しむ事にしてみましょ。

高輪らいあん
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街コンライター
港区高輪生まれの“陰キャ”独女27歳。都内の花屋で勤務している。プライベートでは黒髪、色白、そしてモヤシのような華奢な身体というモテ要素?を装備し、恋人を作るべく街コンで奮闘する日々。いかんせん顔がマヌケで人の気持ちを逆なでする声のため、他人からは「やる気がない」と思われがちで、男女問わず罵倒されることも……。

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