忘れた振りで「否認」を続ける私にストレスを溜めていく女

うかみ綾乃 小説家
更新日:2019-11-14 18:20
投稿日:2019-11-14 18:00
Gの言動に病質なものを感じる(写真:iStock)
Gの言動に病質なものを感じる (写真:iStock)

 異常な行動を繰り返す人間に関して、近年、サイコパスやソシオパスの研究が進められています。

サイコパス──先天的に脳が多くの人とは違う構造を持つ病質者。
ソシオパス──後天的に、環境によってものの考え方や脳の機能が変化した病質者。

 同じ異常的な犯罪者に対しても、脳科学や神経科学の研究者はサイコパス(精神病質者)と呼称し、社会学者や教育学者はソシオパス(社会病質者)と呼ぶ傾向があるとのこと。

 学者でない私が安易に言うべきではありませんが、Gの良心の欠如、誇大的な自己過信、冷酷さ、エゴイズム、人を操ろうとする虚言の多さ等には、なんらかの病質を感じざるを得ません。

 彼女にとっての私へのセクハラは、「自分を唯一愛し、信頼するという正しい道に導いてあげる行為」。パワハラは、「拒絶されて自分が傷つけられたことへの正当な復讐」。

うかみ綾乃
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小説家
2011年「窓ごしの欲情」(宝島社文庫)で日本官能文庫大賞新人賞受賞。’12年「蝮の舌」(悦文庫)で第二回団鬼六賞大賞受賞。コラムニスト、映画の原作&脚本家としても活躍中。近著に「蜜味の指」(幻冬舎アウトロー文庫)。2020年から原作映画『モンブランの女』(『モンブランを買う男』AubeBooks)が全国で公開中。
ブログ http://ukamiayano.blog.fc2.com/

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