「この年齢での入籍が、思っていたより大きく報道されて、2人で驚いています」 そう語っていますが、「だれでも驚くやろ~」と心でつぶやいた筆者です。
驚いたのは外見的な格差ではありません。的確な夫のチョイスに感服しました。菊池桃子さんが、どうやって初婚のエリートと結ばれたのかに注目してみましょう。
プロポーズの経緯について聞かれて…
まず新原さんが見せた記者団との受け答えに、感心する部分がありました。「どちらからプロポーズをしたのですか?」と問われたシーン。新原さんはこう答えました。
「彼女はきっと自分からというかもしれませんが、私からです」
そう言ってから、自分でバラの小さな花束を手渡し、結婚を申し込んだといいます。私が気に止めたのが「彼女はきっと自分から」というくだりです。推測するに、交際中に菊池さんの性格を把握した新原さんは、彼女が素直であるがゆえに、記者からのそんな質問には、本当の経緯を話すと思ったのではないでしょうか。
そうだとすれば、交際中に菊池さんから何らかの意思表示があり、その流れの中で結婚の感触を得た新原さんが、最終的なプロポーズをした解釈できます。今後、菊池さんが何かのタイミングで「私からアクションを起こしました」と言っても菊池さん、ご冗談を~と思われるだけで騒がれないように先読みしていたんでしょうね。
菊池さんの性格を把握し、彼女を女性として立てる受け答えは、さすがキャリア官僚。霞が関のエリート!
中高年に必要なのは、愛情より尊敬の念
男女関係が継続するために愛情は必要です。しかし、ある程度の年齢になると必要な基本感情は、相手への尊敬です。結婚後の報道によれば、新原さんは、菊池さんが立派に子供を育て上げたことに感心したという記事が目にとまりました。
菊池さんは、最初の結婚で2児をもうけながら、17年後に離婚。長男は23歳、長女は18歳になっているそうです。健気な雰囲気なのに、子育ては一生懸命。新原さんには、その姿が魅力的に映ったのでしょう。
再婚を報告した11月4日のブログには、「お付き合いの間、何かと臆病な私を応援してくれていたのは長男と長女」で、2人の子供が菊池さんと新原さんの関係を受け入れ、ゴールを後押ししていたことが語られています。子供が応援できるのは、菊池さんが新原さんを尊敬していればこそでしょう。
菊池さんも同じです。新原さんは鉄道とクラシック音楽が趣味で、入籍の翌日には菊池さんと一緒にフィラデルフィア管弦楽団のコンサートへ。自身がパーソナリティを務めるラジオ番組でそのことを報告し、「(夫に)いろんなことを教わって、この番組で披露していきます」と新原さんに敬意を表しています。
熟年ブサメンは子供から誠実にみえる
どんな子供であれ、母の存在は絶対です。性に結びつくようなイメージは、もちたくありません。再婚相手が、鍛え上げた肉体の持ち主だったり、イケメンだったりすると、“男の気配”を感じて拒絶感が芽生えてきます。菊池さんの子供のように年ごろだと、なおさらでしょう。
その点、ぽっちゃりしたブサメンなら、子供もそんなイメージがわきにくい。「ママは、心の部分で惹かれているんだな」と思えますから、嫌悪感はなかったと思います。菊池さんのお子さん2人も50才を越えた母親の先を心配し、新原さんとの関係をプッシュしたはずです。
女性にとって子連れ再婚は、ハードルが高い。そんな女性の心理的な壁になりやすいのが、子供から見た再婚相手のイメージです。その点、きちんとした職業についているブサメンは、子供から受け入れられやすいのです。
もちろん、夫婦ですから肉体関係があっても構いませんが、あってもなくても、穏やかで居心地のいいパートナー関係が一番です。年を重ねた男女ならなおさらで、そんな関係を構築できる相手と結ばれるのが、一番幸せでしょう。菊池さんが素晴らしいのは、再婚でそこに目を向けたことなのです。
経済力はあるに越したことないが、狙い目は初婚
事務次官の年収は一般に2000万円ほどといわれますから、局長の新原さんの年収も2000万円近いと推測されます。女性が子連れ再婚するなら、男性の経済力はあるに越したことはありません。しかし、新原さんのようなトップエリートを見つけるのは、至難のワザですが、意外にいるのが初婚の男性です。
再婚相手が、バツのある男性だと、多くのケースで別れた妻との間に子供がいます。そうすると、養育費の問題があり、経済力は落ちます。初婚なら、当然、子供がいないので安心です。
誰しもが結婚を考えるとき、一度も結婚したことない中年独身者を嫌うことがあります。異性に嫌われるような、“何か”があるのではないかと。特に男性は女癖の悪さや借金癖は問題ですが、そうでなければ、子連れの女性の再婚に初婚男性はもっと候補に挙げていいと思います
相手に再婚を決意させるのは、プラスのギャップ
これまで独身を貫いてきた新原さんが、菊池さんとの還暦婚を決意したのは、恐らく彼女にプラスのギャップを感じたからでしょう。可愛いのに、しっかりした性格。おとなしそうなのに、積極的。何もできなさそうなのに、テキパキこなす……。そんな菊池さんの姿をみて、心が動いたのだと思えるのです。
相手を好きになる要素は、見た目と本質のギャップが不可欠。そういう要素を感じると、たまらなく魅力を感じるもので、自分も相手のよさを取り入れようとしたり、相手を尊敬したりするようになります。新原さんのクラシック好きもプラスのギャップでしょう。これが演歌だとプラスのギャップになりません。
家庭的にみえる女性なのに、実は何もできない。そんなマイナスのギャップも、いただけません。プラスのギャップを感じ取れる女性になるためには自分磨きも必要だという事です。
そして、新原さんは職場で「将軍」と呼ばれるそうですから、見た目のキャラと違って、意外と男らしさや根性もあるはず。職場のニックネームがあれば聞いて見ましょう。菊池桃子さん、どうかお幸せに!
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