ガサガサかかとを削るのはNG! 本当に効く角質ケア方法♪

コクハク編集部
更新日:2020-01-16 06:00
投稿日:2020-01-16 06:00
 かかとケアの一環として、角質を削っている人は多いかも。でも、実は、安易にかかとを削ってしまうと、ガサガサかかとをさらに悪化させる原因になってしまうんです!そこで今回は、本当効く角質ケア方法についてお伝えして良いましょう。

どうしてガサガサかかとになるの? おもな3つの原因

 かかとは、ケアを怠ると、すぐにガサガサになりがちな部位。中にはひび割れてしまって、痛い思いをしている方も多いでしょう。まずは、なぜかかとがガサガサになってしまうのか、原因からチェックしていきましょう。

摩擦などによる外的刺激

 かかとがガサガサになる一番大きな原因は、摩擦などによる外的刺激でしょう。サイズが合わない靴やヒールのある靴を履いていると、靴の中でかかとが圧迫されたり擦れたりすることで、角質がだんだんと厚くなってしまいます。

ターンオーバーの乱れ

 肌は「ターンオーバー」と言われる新陳代謝によって、一定の周期で古い角質が剥がれ落ち、新しい角質に生まれ変わっています。

 しかし、加齢や生活習慣などのさまざまな要因によって、周期が乱れることによって角質の細胞が剥がれ落ちずに残り、硬くなってしまうこともあります。

水虫の可能性も

 ガサガサかかとの原因が、単なる角質ではなく「かかと水虫」である場合もあります。かかとのような硬い皮膚に水虫菌が発生してしまうと、薬が届きにくく、症状がなかなか治りにくいことがあります。ケアを行っても改善されない場合には、一度皮膚科に相談してみましょう。

ガサガサかかとの角質を削るのはNG!その理由

「かかとの角質をお風呂に入るたびに削っている」という方もいますが、実はこれはNG! ガサガサかかとを悪化させる原因にもなるんです。その理由を見てみましょう。

かかとには皮脂腺がない

 実は、かかとを含めた足の裏には、皮脂腺がありません。皮脂腺とはその名の通り、皮脂を分泌するもの。つまり、かかとは常に油分が不足しがちな状態にあるということなんです。そのため、角質を無理に削ってしまうとデリケートな新しい角質がすぐに乾燥し、角質をさらに分厚くさせてしまいます。

かかとのターンオーバーは遅いため、角化することも

 かかとは、歩く時に体の重さを支える部位。その摩擦や衝撃に対応できるように、他の部位よりも角質が厚く、ターンオーバーが遅いという特徴があります。

 一般的に肌のターンオーバーは約28日周期だと言われていますが、かかとのターンオーバーはおよそ120日ほど。ケアをしないと古い角質が溜まりやすいのです。症状が進めば、角質が異常に分厚くなる「角化」が起こって、ひび割れなどが起こってしまうこともあります。

かかとの正しい角質ケア方法!毎日・週1・月1でできること

 かかとを削るケアがNGだとすると、どのようにケアを行えば良いのでしょうか?そこで、毎日・週1・月1でできるケアをご紹介します!

毎日:保湿成分入りのクリームを塗る

 ガサガサかかとをケアするには、毎日こまめにケアすることが重要!入浴中や入浴後など角質が柔らかくなっている時に、リムーバーややすりのようなもので軽く優しく角質を除去して、その後、かかとに潤いを与えてくれるクリームを塗りましょう。

 おすすめは、尿素など角質を柔らかくする&保湿力の高い成分が入ったアイテム。塗った後には靴下を履くと、保湿効果を持続させることができます。クリームによるベタつきが気にならないため、一石二鳥です。

週に1回:保湿パックをする

 毎日のケアに加えて、週1程度のスペシャルケアとして、保湿パックをするのも有効です。薬局やドラッグストアでも販売されている“かかとパック”のようなものを利用しても良いですし、クリームを塗った後にラップなどで密着させるケアも手軽で良いでしょう。

 ちなみに、100円ショップでも靴下型の保湿パックは販売されています。
時間がある時は足裏のマッサージを取り入れると、血行不良を改善させることができます。

月に1回:ピーリングケアをする

 こまめなケアを行っても、どうしてもかかとは角質が溜まりがちな部位。ゴワツキが気になったり、ストッキングがかかとにひっかかったりし始めたら、定期的に古い角質を剥がれやすくするピーリングケアを取り入れてみましょう。専用のピーリングアイテムを使って、角質をオフ。その後、必ず念入りに保湿を行いましょう。

 目安は月に1回程度ですが、かかとの状態が悪くなければ、2カ月に1回程度でも良いです。毎日塗るクリームの成分の浸透を高めることにも繋がるため、ぜひ、定期的に行いましょう。

正しいケアでつるつるかかとに! 冬こそ念入りケアを♪

 かかとケアというと「削る」イメージがあった方は多いはず。でも、削らない正しいケアを行うことで、つるつるかかとにすることは可能なんです。

 かかとが露出しない冬は、かかとケアを怠ってしまいがちですが、逆にこの時期だからこそ念入りにケアを行うことで、今年の春夏に苦労しませんよ♪ぜひ、毎日のケアで綺麗なかかとを保ってくださいね。

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

ビューティー 新着一覧


元アムラーは眉毛に注意!「老け見えメイク」で+10歳に見えるキケン
 しみや毛穴、くまなど、年を重ねると隠したい部分が多くなり、とにかくアラをカバーすることを意識してメイクをするようになり...
“ながら”美容ローラーちょっと待って! やってはいけない8つの美容習慣
 年齢とともに、肌や身体の変化を感じながらも「いつまでも若々しくいたい!」と抗ってしまうのが女ゴコロ。自分なりの美容習慣...
「首&デコルテ」に年齢が出ます! 毎日習慣化させたい4つのセルフケア
 40代を超えると、シワやシミなどの肌ケアに力を入れる人は多いですよね。でも、意外と忘れがちなのが「首とデコルテ」のケア...
マッサージいらずの肩こり解消法!根本原因の改善におすすめの漢方薬3種
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
やすりで削ると逆効果?ゾウ級「ガサガサかかと」正しい角質の落とし方
 足にまつわる悩みで多いのが「ガサガサのかかと」ですよね。ひどくなると、ストッキングが伝線してしまったり、パキッと割れて...
「フェイスパウダー」の使い方をマスター! プレストとルースの違いは?
 フェイスパウダーの正しい使い方をご存知ですか? メイク用品のなかではなんとなくスタメン落ちしがちなフェイスパウダーです...
ぷりっと美尻を作る4つの簡単“ながら”体操!アラフォーは始め時です
 アラフォーになると、だんだん代謝が落ちてきて体型が崩れてきますよね。何とかしようと、ダイエットに挑戦する人は多くいます...
関節が鳴る!ポキポキの正体は気泡!? 注目の骨活を解説【専門家監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
振袖腕どうにかしたい!薄着になる前にはじめたい二の腕ケア
 アラフォーに突入し、運動不足が原因で体がたるんできたなんて人も多いのではないでしょうか? 特に薄着の季節に気になるのが...
美髪で“後ろ姿年齢”-5歳に…「夜のヘアケア」正しい順番でやってますか
 若い頃は、艶がありボリューミーな髪の毛の人でも、加齢とともに髪はパサつき、ボリュームがなくなってしまうものです。つまり...
忙しい朝の救世主!5分で「血色メイク」ができる神コスメ4選
 慌ただしい朝はゆっくりメイクする時間もなく、丁寧にメイクするのが難しいですよね。しかしテキトーなメイクでは、いかにも手...
驚愕! 雑誌の付録なのに「EMS電気ブラシ」が付いてきた
 最新号「&ROSY」には、なんとEMS電気ブラシが付録でついてきます! 超軽量で使いやすく、頭皮・顔・ボディなど毎日の...
40代女性必見! 老けて見えないアイライン5つのテクニック
「なんか、今までのメイクがしっくりこない!」と感じている人はいませんか。特に、年齢が出やすい目元のメイクは悩みのタネ。「...
「お、いい感じ」美容家が惚れ込んで実践する『40代からの美髪レシピ』
 アラフォーと呼ばれる年代を過ぎてから、髪の不調に悩む人が増えます。ツヤやうるおい不足、なんとなく頭皮がかゆい、フケが増...
プチプラで節約美容! 高価じゃなくてもキレイになれる♡
 値上がりラッシュが続く今、財布の紐を引き締めて節約したいところです。もちろんプチプラでも、良いものはたくさんあります!...
メノポーズケアって何?“更年期予備軍”35歳から始めたい【専門家監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...