ニキビに乳液をつけたらダメ?悪化させない選び方&使い方!

コクハク編集部
更新日:2020-02-06 03:40
投稿日:2020-02-05 06:00
 ニキビができている時って、普段以上にスキンケアに気を遣ってしまうものですよね。そんな中でも一番の悩みどころは「油分を含んだ乳液をニキビにつけても良いのか?」ということではないでしょうか? そこで今回は、ニキビがある時のスキンケアについて、詳しくお伝えしていきます!

ニキビに乳液をつけたらダメ? 悪化するって本当?

 ニキビに乳液をつけても良いのか?ダメなのか?さっそく、結論から見ていきましょう!

「乳液をつける=ニキビが悪化する」というわけではない

 ニキビができていると、油分を含んだ乳液やクリームでの保湿を避ける方もいらっしゃるようですが、これはNGです。ニキビがある時にも、乳液での保湿ケアは重要!つまり「乳液をつける=ニキビが悪化する」というわけではないのです。

そもそも乳液の役割とは?

 ここで、乳液の役割について、おさらいしてみましょう。

 スキンケアの最初に肌につける化粧水や美容液は、そのほとんどが水分。これを乳液の油分で肌に閉じ込めることによって、美容成分の浸透を促すほか、肌の表面を乾燥などの外的刺激から守るという役割を持っているのです。

 逆に、乳液をつけないと肌の表面が乾燥して古い角質が毛穴を塞いでしまい、ニキビができやすくなってしまうこともあります。

ニキビがある時には適した乳液を使うことが肝心

 思春期ニキビの原因が皮脂の過剰分泌なのに対して、大人ニキビはホルモンバランスの乱れや肌の乾燥、ストレスがおもな原因で発生すると言われています。つまりは、ニキビができやすい“ゆらぎ肌”の状態。これを根本的に改善させていくことが、ニキビができない肌に整える近道なのです。

 そのためには、しっかり保湿を行い、肌の水分と油分の状態をベストな状態に整える必要があります。つまり、ニキビがあってもなくても、乳液をつける保湿ケアは必須だということ!

 でも、どんな乳液でもOKというわけではありません。ニキビの大きな原因である、「アクネ菌」「毛穴詰まり」「皮脂」を改善させてくれる乳液を選ぶことが肝心なのです。

ニキビを悪化させない乳液の選び方

 ここで、ニキビを悪化させない乳液の選び方について、チェックしていきましょう。

オイルフリーのもの

 ニキビができている時には、オイルフリー処方の乳液もおすすめです。ニキビのもととなるアクネ菌は油分をエサとしていると言われているため、油分を控えることで改善が期待できるでしょう。

 ただし、その反面、オイルフリーのスキンケア製品だけだと保湿が不十分になる可能性があるのは否めません。ニキビができていない部分にはしっかり油分を補うなど、工夫をすることが肝心です。

ノンコメドジェニックテスト済みのもの

 ニキビができやすい方は、ニキビ肌の方専用に開発されている製品を使うのもおすすめ。分かりやすい見分け方としては、ニキビができにくいかどうかを判断する「ノンコメドジェニックテスト済み」と表記があるかどうかです。

 スキンケアのライン全てがノンコメドジェニックテスト済みのニキビケアブランドもあるため、ゆらぎ肌に傾いている時には試してみるのもありでしょう。

ニキビがある時の乳液の使い方の3つのポイント

 ニキビがある時には、乳液を正しく使うことが大切。そこで、3つのポイントをお伝えします。

1. 使用量を守る

 ニキビがあっても乳液での保湿を行うケアが大切ということは、上記で説明した通り。でも、注意が必要なのは「使用量を守る」こと!

 乾燥しているからといって乳液をつけすぎたりすると、かえって肌の水分と油分のバランスが崩れて肌荒れを引き起こす場合があります。必ず、各製品に記載されている適量を守りましょう。

2. スキンケアの順番を守って正しく保湿を行う

 当たり前のようですが、スキンケアの順番を守って正しく保湿を行うことは大切です。自己流で使ってしまうと効果が得られず、肌の調子を悪くさせる可能性も考えられます。

 化粧水や美容液など水分をたっぷりと肌に浸透させてあげた後に、乳液で優しく蓋をしてあげましょう。

3. オイルやクリームは肌全体に塗らない

 スキンケアの最後にオイルやクリームをべったり塗る方もいますが、ニキビがある時にはこれは避けた方が賢明。油分はアクネ菌のエサになってしまいます。

 どうしても乾燥が気になる部分や、ニキビが出ていないところだけに使用するのが無難でしょう。

ニキビがある時にも乳液でのケアは大切♪ 上手に選ぼう!

 ニキビがある時にでも乳液を使えると知って、安心できた方もいるのではないでしょうか? 上手に乳液選びをすることで、今あるニキビを速やかに改善させることにも繋がるはずです。

 ニキビができている時には、肌がデリケートな状態でもあります。サンプルやトライアルセットをフル活用して、自分の肌に合うベストな乳液を見つけてくださいね。

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

ビューティー 新着一覧


【美容のウソ・ホント】顔マッサージを毎日するのはOK?NG?医師3人の見解は/専門家監修
 SNSにさまざまな情報が溢れている昨今。美容について発信するアカウントも多く存在し、なかには同じテーマでも相反する意見...
40代、ほうれい線が目立つよ…。王道人気のヒアルロン酸は回数限定!?【抗加齢学会正会員の女医が解説】
 東京・赤坂にある「イートップクリニック」院長で抗加齢学会正会員の医師、増田えりかと申します。この連載では美容医療“若葉...
古い下着は運気を下がるだけじゃない!風水的には「寿命3年、処分時に感謝」、ビジュの見極めは?
 皆さんは、同じ下着を何年くらい使いますか? 半年で替える人もいれば、3年以上使っている人もいますよね。実は、風水では古...
40代こそおすすめ!進化続行中のオルチャンメイクで女っぷりを底上げしましょ♡
 オルチャンメイクといえば、どうしても可愛らしい印象が強くて「40代には向いていない」と思っている人は多いはず。でも、オ...
豊胸の覚悟までは…【薬剤師監修】30代からの理想のブラジャー選びと5つの育乳方法
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
産婦人科医の「腟ヒアルロン酸」セミナーに潜入! 感度が高まるって本当? 女性への実技も見学してきた
 目元のシワやほうれい線、眼頭下から頬中央まで斜め下方に表れるゴルゴラインなどを目立たなくさせる方法して、主流の美容整形...
ダイエットしてもバストキープは可能? 女性の永遠のテーマ、きれいに痩せる4つのコツ
 ダイエットしたいけれど、バストが痩せるのは嫌だと悩む女性は多いですよね。実際に、お腹の脂肪だけを落として、バストキープ...
40代美容家が無限リピする「お値段以上」ヘアオイル2品。うねりもクセも怖くない!
「ヘアオイル」の種類は多けれど「お値段以上」で「しっとりツヤツヤ」。この2つをクリアするヘアオイルって、案外見つからない...
全力共感!胸が小さい女性、胸が大きい女性「あるある悩み」攻防戦10選
「自分以外みんな巨乳に見える!」と感じながら生きている“貧乳”女性もいれば、「羨ましい」と言われるたびに、「いやいや結構...
“アレの元気”がない彼氏はEDかも?【薬剤師監修】二人でできる“勃起スコア”チェック&EDの改善方法
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
額と眉間のボトックスは、美容クリニックで最も多いクレーム!?【目元の美容医療に定評ある女医が解説】
 イートップクリニック院長の増田えりかと申します。この連載では美容医療“若葉マーク”の方々に向けて、テッパンの不安や疑問...
性生活にも支障が…つらい膣のかゆみと痛みは萎縮性膣炎かも【薬剤師解説】症状、原因、治療法は?
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
40代「秋のアイメイク」正解は? 必要最低限新調するだけで“ほんのり若返り”トレンド感【美容家解説】
 秋の訪れが近づいてきて、メイクやファッションにも季節感を取り入れたくなるタイミングです。秋アイメイクの最適解は?
まさか、乳がん?生理が終わったのに胸が張る…【薬剤師監修】気になる理由と受診の目安
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
アブラギッシュな40女がガチ愛用! 買ってよかったベタつきお助けアイテム3選
 今年の夏も暑かった! なんて、まだまだ振り返れないくらい9月に入っても暑いんですけど? 秋、仕事してくれよ…。9月半ば...
U-2000円のセルフまつ毛パーマで「サロン以上の満足度」ってマジ? 不器用女が苦戦した“ある工程”
 話題のコスメや、広告でよく見かける化粧品や日用品。「webでよく見るあの商品、本当にイイの?」「買ってみたいけれど、口...