平手友梨奈“素顔”のラジオ 超ハイテンション~涙の答辞まで

こじらぶ ライター
更新日:2020-03-21 06:45
投稿日:2020-03-21 06:00

涙まじりに声を震わせながらの答辞「言葉の暴力はやめて」

ラジオでは最もリラックスした素顔を欅坂46時代からみせてきた平手(C)日刊ゲンダイ
ラジオでは最もリラックスした素顔を欅坂46時代からみせてきた平手 (C)日刊ゲンダイ

 17年4月の高校入学から3年間担当してきたレギュラーのラジオ番組、TOKYO FM「SCHOOL OF LOCK」(※)を今月19日の放送回で高校と共に卒業した平手友梨奈(18)。

 最終回の“卒業式”では、平手を「あなためちゃくちゃ面白いよ」と称えた番組パーソナリティ、とーやま校長から卒業証書を受け取った。

 卒業生として答辞を述べる際には「大切な場所でした」「感謝の気持ちでいっぱいです」と述べた。握手会での説教や襲撃事件などもありファンと直接触れることが出来なくなった平手にとって、番組リスナーとのやりとりが本当に嬉しかったのだろう。

 続けて「みんなに約束をして欲しい」と声を詰まらせがら真剣なトーンでこう語り出した。

「言葉の暴力は本当にしないであげて欲しい」

「死にたいと思っちゃう人もいる」

 おそらく涙まじりに声を震わせた。そしてもう一度、「言葉の暴力はやめて欲しいなと思います」と訴えた。

 また「SNSの使い方を間違えないで欲しい」という旨も語った。

 どちらも自身が悪意ある報道や、言葉の暴力、ネット叩きに遭ってきたからこそ、自分以外に被害者が出て欲しくないという心の底からの叫びであり、願いだったであろう。それは筆者が平手について一貫して主張してきたことでもある(平手友梨奈・欅坂46での1617日の軌跡 #1「14歳の平手が欅坂46お見立て会で語ったアイドルとしての決意」参照)。

 最後に人生は辛いこと、苦しいことの方が多い人もたくさんいるし自分もそうだとしながら、「でもどれだけ嫌なことがあっても逃げずに闘って欲しい」と、共に闘おうというメッセージを残した。

 彼女が自身の本心をここまで熱くさらけ出せたのは、いつも素でいられたこのラジオ番組だからだったのではないか。

「さんかく窓の外側は夜」動画のハイテンションはラジオではお馴染み

 平手は、その少し前の4日に自身の公式サイトをオープンさせ、女優として活動再開を発表している。映画「さんかく窓の外側は夜」(10月30日公開予定)の公式ツイッターでは、今月5日に誕生日を迎えたW主演の1人、志尊淳(25)を祝うため、もう1人の主演岡田将生(30)と平手がバースデーソングをテンション高めに歌う動画がアップされた。他にも志尊の公式Twitterに3人仲睦まじく食事をする画像がアップされるなど、3人は自分たちを「兄妹」と呼ぶほど打ち解けている。

 しかし、平手をあまりよく知らない一般層からは「平手ちゃんってこんな笑うんだ……」「欅坂46時代の雰囲気と全然違うけど、どうしたんだ!?」といった驚きの声がSNS上に多くあがった。そして残念ながらそのことをうがった見方でとらえ、「欅坂46をやめて楽しそう」「有名俳優の前では良い顔をしている」といった報道すらあった(これこそ「言葉の暴力」にあたると筆者は思う)。

やんちゃなイタズラっ子で「悪手ガキ奈」の愛称も

 たしかに平手は歌番組でのパフォーマンス前後は極度の緊張やプレッシャーを感じやすいタイプだ。また曲の世界観に入り込んで集中しているためかあまり笑顔をみせられなかった。

 だが実際には、もともと素顔はよく笑い、やんちゃなイタズラっ子で「ksgk(クソガキ)」「悪手ガキ奈」といった愛称もある。そしていじられることもよくある。

 それが最もよくみられたのが、「SCHOOL OF LOCK」の平手担当コーナーだった。番組スタッフにもとても気を許し、等身大の高校生らしさをみせ、近景も同番組サイトの放送後記にアップされてきた。

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