原因は梅雨の湿気…プチ不調を撃退する食生活を栄養士が伝授

時短美容協会 一般社団法人
更新日:2020-06-12 06:00
投稿日:2020-06-12 06:00
 気持ちのいい新緑の季節が過ぎ去ると、やってくるのが梅雨……。誰もが少し憂鬱になりがちなジメジメ時期を、少しでも元気に過ごすための対策を、今から始めてみませんか? 早めに対策を始めて「習慣」にすることで、梅雨に感じるプチ不調が軽減できるかもしれません。
 時短美容協会に所属する栄養士の筆者が、梅雨を元気に過ごせるように導く食習慣や、簡単に取り入れられる健康維持のポイントを解説します。

梅雨のプチ不調が起きる原因は「湿気」

 梅雨の季節は、湿気も気になりますよね。髪をセットしてもすぐ崩れてしまったり湿気で髪がごわついたりと、女性にとって湿度の高い日はストレスを感じやすいでしょう。ところで、実はこの「湿気」が、体調不調の原因にも考えられるのです。

 体のさまざまな調整をおこなっている自律神経には、体を動かすと活発になる交感神経と安静時に活発になる副交感神経があります。その時の状態に合わせて、自動的に体の機能を調節してくれるのが、自律神経の本来の働き。しかし湿気が多くなると、普段と違った環境にストレスを感じて自律神経が乱れ、心身のさまざまな不調に繋がる可能性があるのです。

 つまりは、自律神経を整えることがストレスの少ない梅雨を過ごせるポイント! そこで、自律神経を整える食習慣を意識して不調に備えていきましょう。

不調に備えるなら「ビタミンB群」と「マグネシウム」を

 不調に備えるために積極的にとりたい栄養素はふたつ。「ビタミンB群」と「マグネシウム」です。それぞれの栄養素について、ポイントを解説します。

1. ビタミンB群

 体の代謝を促し脳や神経を正常に保つビタミンB群は、不足すると疲れやすくなったり自律神経のバランスが崩れやすくなったりします。また、強いストレスがあると、ビタミンが消費されすぎるので、どうしても不足しがちに。これが不調の原因ともなるため、ストレスを感じているときには特に意識して摂りたい成分です。

 さらに「ビタミンB6」は免疫機能の維持をする働きも。肉や赤身の魚、大豆類、バナナや卵黄など、日常的に食べやすいものに多く含まれています。気分の落ち込みやホルモンバランスの崩れを緩和する働きもありますので、不安感が強いときにもオススメです。

2. マグネシウム

 マグネシウムには、ビタミンB群の働きを助ける役割と、精神を安定させる働きも。アーモンドなどの種実類、大豆類、藻類などに多く含まれるので、サラダのトッピングや間食に取り入れてもいいでしょう。手軽に続ける方法が不調撃退のポイントです!

プチ不調に負けない体を作る

 もともと女性は、男性と比べると比較的筋肉量が少なく、熱を生み出しにくい体と言われています。

 季節柄、これからは少しずつ薄着になりますが、無意識にクーラーや飲み物で体を冷やしてしまうと、“冷え”が自律神経の乱れの原因にもなりがちです。ですので、クーラーがかかった部屋にいるときには、飲み物をホットや常温にする工夫もおすすめ。

 日々の食生活の栄養素に気をつけつつ、プチ不調に負けずに、前向きに明るく元気に過ごしていきましょう!

<文・時短美容協会所属/Nozomi・栄養士>

時短美容協会
記事一覧
一般社団法人
「時短美容」を単なる「省略美容」「ながら美容」ではないものと定義し、多忙な現代女性が「美容の時間を効率的に確保するため」に欠かせない正しい美容知識の普及に努めるとともに、美容にまつわる正確な時短知識を有する「時短美容家」「時短美容協会認定美容家」ならびに、薬機法(旧薬事法)を遵守する「美容ライター」の育成および普及活動を行っています。
WEB:https://fastbeauty.biz

ライフスタイル 新着一覧


グルメ激戦区「名古屋めし」を堪能する7つのポイント。アラフォー女ライターが心に誓ったことは…
 YouTubeやガイドブック、名古屋に住んでいる方などから情報を集め、グルメ計画を立てて名古屋へ行きました!  ...
休み明けに別人に…春休みに大変身した4つの経験談&心構え
「春休み中に大変身したい!」「この休みの期間に垢抜けたい!」と、春休みに美容へのモチベーションを上げている女性は多いので...
子供の恋愛事情にどこまで口を出す? 5つの家族から学ぶビミョーなさじ加減
 イマドキのオマセな子供の恋愛事情は、親として気になるもの。つい「なんであの人がいいの?」「そんな人はやめなさい」なんて...
黒模様の絶妙な配置よ♡ デザインかのようなパターン美を誇る“たまたま”
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
東京都も国もおばさんたちをガン無視か? 更年期割引、お願いいたします
 女性なら誰でも通る茨の道、更年期。今、まさに更年期障害進行形の小林久乃さんが、自らの身に起きた症状や、40代から始まっ...
「ごPDF化」「させていただきました」馬鹿丁寧なLINEで赤っ恥!うっかりやりがちな間違い敬語にご用心
 日本語は、本当に難しい言語ですよね。ひらがなやカタカナ、漢字が混ざっているだけでなく、丁寧語、謙譲語、尊敬語など状況に...
40代だけど友達がいないのはやばい? 気の合う仲間の作り方3つ・楽な関係をキープする方法3つ
 40代でふと気がつくと、友達が誰もいないことに気がつき、不安になる人は多いようです。とはいえ、友達を作れば自分がしんど...
【3COINS】5軒目のスリコでギリ獲得!悩める花粉症の民を救う神品3選
 3月も早いものでもう半ば。ポカポカ陽気な日も増えてきました。  そうなると、とたんに威力を増すのが、にっくきスギ花粉...
最近「卒業」したこと7選。SNS、婚活、親の言いなり…手放したら幸せが増したかも
 数十年人生を生きていれば、「これ、やめてよかったな」「あれを卒業してから人生が変わった」と感じるものが一つや二つありま...
乱発されすぎじゃない?『LDK高評価』うるおいアイテム3品をポチった40代女の不満・疑問・納得
 話題のコスメや、広告でよく見かける化粧品や日用品。「webでよく見るあの商品、本当にイイの?」「買ってみたいけれど、口...
天国のおばあちゃんがAV好きに? 米国で起こった笑えないタトゥー失敗の裁判トラブル
 アメリカといえば、タトゥー文化が根付いている国のひとつ。街を歩けば、腕や足、首、果ては顔にまでタトゥーを施している人を...
2025-03-11 06:00 ライフスタイル
ロマンチックおばさんですがなにか? 親の小言もスルーし、好きな服を着続けてきた51歳独女の決意
 パートナーなしの51歳独女ライター、mirae.(みれ)です。先日、SNSで話題になった「ロマンチックおばさん」。とあ...
尊すぎる! 親子“たまたま”に遭遇♡ パパを超える日は来るかな?
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
東日本大震災津波伝承館にて~伝えて、記憶する。
 伝えてゆくということ、そして、記憶するということ。  東日本大震災から14年目となる、2025年3月11日、何を...
【動物&飼い主ほっこり漫画】第92回「町のちいさな動物病院にハルがキタ」
【連載第92回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽのお...
【女偏漢字探し】「燗」の中に隠れた漢字は?(難易度★★★★☆)
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「校閲婦人と学ぶ!意外と知らない女ことば」では、女性...