バセドウ病の再燃で疲労困憊…治療はいつも不安と隣り合わせ

めりぃ(つけものがかり) 編集者
更新日:2020-06-23 06:00
投稿日:2020-06-23 06:00

再燃後は「ヨード」にも気をつけたが…

 また、甲状腺疾患をもつ人と話すと必ずと言っていいほど話題になる「ヨード摂取」については、再燃前はまったく気にせずに。海藻類をはじめとしたヨードを含む食品を食べていた私。けれど、再燃後は気をつけて避けるようになりました。ヨードは甲状腺に影響を及ぼすとのことで、バセドウ病や橋本病の人には、意識的に避けている人も多いのです。

 実は主治医に聞いてみたところ「普通に食べるくらいなら、なんの問題もない」と言われていたのですが、数多くの不調に見舞われるようになってからは「ヨードを減らせば、少しでも体調が改善するかもしれない。だから食べない」と思っていました。

 けれど結果的に、これはあまり意味がなかった気もしますので、ヨード摂取については、人によって事情も異なるのかもしれません。

さながら“不調のデパート”…ついに心臓にも影響が出始めた

甲状腺の腫れは目の変化も現れていた…

 バセドウ病になると、甲状腺が腫れて大きくなる人も多いのだそう。私も、再燃後はかなり甲状腺が目立ち始め、首は、まるで丸太のようになりました。本来、甲状腺は柔らかいものらしいのですが、私は、バセドウ病の再燃後には「硬さ」も感じていて、呼吸や飲み込みにも煩わしさがありました。とにかく首まわりが重だるく、少し前屈みにならないと甲状腺のせいで息苦しさも感じていました。

 一方、バセドウ病になるとおよそ1/3程度の人がなるというバセドウ眼症は発症しませんでした。

 けれども、バセドウ闘病中の写真を見返すと、二重まぶたが今よりくっきりしているのと、なんとなく目が出っ張っているように感じます。ぱっと見た感じは、目が大きくパッチリしているのですが、顔立ちが少し違って見えるほど、今見ると違和感があります。これも、バセドウ病の影響が目に出ていたのだと思います。

 甲状腺全摘後に半年ほど経った頃、目まわりの印象は、バセドウ病になる前の状態に戻りました。余談ですが、私は、数値と甲状腺の腫れ具合が比例しませんでした。数値が安定していても甲状腺が目立っていたときもあったし、反対に数値は爆上がりしているのに甲状腺の腫れはさほど目立たないということもありました。

めりぃ(つけものがかり)
記事一覧
編集者
アラフォー編集者。壮絶な結婚生活による人生の荒波をくぐり抜け、バセドウ病発覚。2019年、甲状腺全摘手術を経て、完治。つけものを作らせたらプロ顔負けの腕前だが、今のモットーは「バセドウ病患者のつらさを、もっと世間に知ってもらいたい」。

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


「豆娘」って読める? ヒント:最近、空を飛んでるかも
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
『ルナルナ』の呪縛から早4年、そろそろ子どもも考えたい。もう一度入れたら“副産物”が…!
 生理管理アプリとして有名な『ルナルナ』ですが、さまざまな理由からアンインストールしていた筆者。そろそろ妊活も考えたいと...
2024-09-14 06:00 ライフスタイル
「コーヒー1杯も買えない!」キャッシュレス化に乗り切れない、現金派の叫び
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(64)。多忙な現役時代を経て、56歳...
滝川クリステルに「好きになれない」の声多数。バリキャリだけど同性ウケしないのはなぜ?
 フリーアナウンサーの滝川クリステル(46)の所属事務所が9日、夫の小泉進次郎元環境相(43)が自民党総裁選に出馬表明し...
ペッ!!他人の人脈を勝手に使うな~!「距離感バグってる人」がやりがちな5つの行動
 率直に聞きますが、みなさんの周りで「この人、なんか距離感バグってるな」って人いません?  今回はスナックのママ、...
暑すぎる夏…クール系入浴剤が気持ちいい~!疲れをお湯に流せる3選
 今年の夏は特に暑かった。本当…驚くほど暑すぎました。  毎日かき氷やアイスコーヒーを摂取していたので、身体の中は...
親不孝じゃないよ! 実家に帰省しない時の冴えた言い訳6選
 シルバーウィークが終わったら、もう年末年始はすぐそこ。長期休暇に帰省をする人は多いですよね。「実家でのびのびすごそ〜♡...
頭重感とは?MRIは異常なし、頭痛の“震源地”は肩こりだった!【薬剤師監修】今すぐできる改善法
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
懐かしの「アジャパー」ポーズを激写! お茶目な“たまたま”にほっこり
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
仏様のお供えは「花」とは限らない! もうすぐお彼岸、仏花にまつわるケンミンSHOW的な話
 ねこ店長「さぶ」率いる我がお花屋は、神奈川の仏事に手厚い土地柄の片田舎にあります。とりわけ、夏のお盆からお彼岸月の9月...
ロボット掃除機より優秀!? “激落ちくん”のお掃除スリッパが突き付けた我が家の床の現実
 話題のコスメや、広告でよく見かける化粧品や日用品。「webでよく見るあの商品、本当にイイの?」「買ってみたいけれど、口...
私の心が狭いのか? 甥っ子が放った「お金持ちだから好き」発言にモヤモヤした話
 あっという間に、9月ですね。早い! 夏休みの帰省で姪っ子や甥っ子に会った方も多いのでは。  筆者にも、5歳の甥っ子が...
テーブル下でこっそり放熱中…ステンレスで涼をとる賢い“たまたま”君
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
子どものいない祭り
 都会の喧騒の中で見つけた祭り。  そこにははしゃぐ子どもの姿はなかった。  たまにはいいかな、自分のためだ...
ほっこり癒し漫画/第81回「センセッ ジカンデスヨッ」
【連載第81回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽのお...
「鉄漿」って読める? ヒント:最古のメイク
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...