愛と美のオンナの幸せを司る「ピンク花」のとてつもない威力

斑目茂美 開運花師
更新日:2020-06-24 06:37
投稿日:2020-06-24 06:00

悩める女性のお客様がご来店

 ある日の昼下がり。

 猫店長「さぶ」率いる我がお花屋さんに、この日も悩める子羊がお花を買いにやってまいりました。そのお客様は、ワタクシやスタッフが数人のお客様と談笑している横を、やや強引に、猛烈な勢いで何かをお探しのご様子……。

 狭い店内をウロウロなさっているので、「何かお探しですか?」と声をかけると「ピンク! ピンク!」とおっしゃる。

ワタクシ 「ピンク色なら、どんなお花でもよろしいのでしょうか?」

お客様  「コンニチワ」

ワタクシ 「日本語OK?」

お客様  「ピンク! ピンク! コイビト! ビックサイズ!」

ワタクシ 「なんじゃ!そりゃあ~!」

 果てしなく怪しい日本語で喋るこちらのお客様は、どうやらアジアのお国の方のよう。わからない言葉の国で頑張ってらっしゃるそのお客様が、なかば血眼になって次々と指差す「ピンク色の花」は、彼女にとっての「恋愛成就のおまじない」のお花のご様子……。

 ならば、ワタクシも乗りましょう! その「おまじない」に!

 ということで、今週は「愛と美容とオンナの開運 ピンクの威力」の解説でございます。

ピンクは「若さと美しさを保つ色」

 “ピンク色は女性の運気を総体的に爆上げしてくれる色”、というのはわりと知られたお話。女性にとって恋愛運・結婚運・人間関係を良好にするといわれているピンク色は、近くに置いたり、身につけたりすることでアナタの女性らしさを演出するばかりか、さまざまな効果が期待されるとも申します。

 たとえば、お肌や髪、体を若く保つ効果。ピンク色は女性ホルモンの分泌を促す色としても有名ですが、交感神経に働きかけ気分を穏やかにし、血行をよくする効果があるとされていて、女性の若さと美を司る色なのでございます。

 ちなみに、お花屋さんは、「出産祝いのお花」のご注文をいただくと、優しいピンク色を積極的にセレクトいたします。その理由は、女性ホルモンの分泌を促すだけでなく、女性の子宮内膜の色とされるピンク色が出産後に穏やかな気分をもたらすからと言われているからなのでございます。

 また、色を肌で識別していることを証明する「ライトトーナス値」(両目遮光の状態で、肌に色の光を当てたことでわかる筋肉の緊張度合いの値)が、もっとも低い色とされているのが淡いピンク色。多くの産婦人科や美容整形クリニックの院内配色が、優しいピンク色で構成されている理由でもあります。

斑目茂美
記事一覧
開運花師
半導体エンジニアを経て花業界に転身。イベント・ホテルなどの装飾も手がける生花店を営む傍ら、コンテストで優勝・入賞を重ね、雑誌・新聞等に作品を発表する。神奈川各所にて花教室を開催。障害者支援も花で実践。悩ましくも素敵なお客様を「花」で幸せへと導く道先案内人。ブサかわ猫店長「さぶ」ともに奮闘中。Facebookやってます。

ライフスタイル 新着一覧


ほっこり読み切り漫画/第62回「おとこまえ ダンシ会」
【連載第62回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、突然「コクハク」に登場! 「しっぽ...
流鉄・幸谷駅で発見!「猫のコーヒー」自販機で出合った癒しの紙コップ
 千葉県の松戸市と流山市を結ぶ、6駅しかない小さなローカル線、流鉄流山線。常磐線と武蔵野線につながるJR新松戸駅への乗り...
彼の浮気タレコミにも“無”、冷たっ!合理的な人から届くLINE3つの特徴
「合理的」とは、明確な目標があり無駄がない様子をいいます。  特に仕事では、合理的な人がとても高く評価されますよね...
肩こり・腰痛 マッサージに行けない時のホームケアグッズ3選
 パソコンなどの座り仕事の方は肩こり、腰痛、眼精疲労などに悩まされている人が多いのではないでしょうか。  私もこの...
男性同士は褒め合わない?男女で全く違う「褒め文化」の話
 先日、友だちが彼氏とケンカして家出し、我が家にやってきました。とにかく怒ってたので話を聞くと、「私は彼氏を褒めるけれど...
寿司か、シミ取りレーザーか。
 ストリッパーの仕事は10日単位である。会社員時代は7日単位で、そのうちの2日は休む習慣だった。だから10日なら3日くら...
見事!家事育児丸投げ上司を黙らせた ナイフ張りにキレッキレなLINE3選
 思ったことをはっきりと発言する人は、「きつい人」と誤解されやすい傾向にありますよね。  でも、嫌味を感じないほど...
少し冷たくなった空気 気候の変化と人間の進化の夢と現実
 天気はよくても空と運河の青が寒々しい。向こうに見える高層ビルに入ったオフィスは、きっとガンガンに暖房を効かせているんだ...
ポカポカ毛布の上でたまたまを披露!初々しさにきゅん♡です
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
1泊14万円 天国にふさわしい館「ハレクラニ」に泊まってみた
 旅行でハワイに行くとなったら、まず始めに「どこのホテルにするか問題」が浮上します。ラグジュアリーな海向きのホテルにする...
葬儀代は減り、ペットのお悔やみ花は“予算度外視”…弔いは何で図る?
「ありましたっけ?」。今年の秋もそう思うぐらい短こうございました。異常に長い夏は11月のはじめまで続き、いきなりの冬……...
いい夫婦? 出会った頃と見た目が変わっても変わらないもの
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
異次元の入り口かにゃ? 興味津々の“たまたま”をロックオン
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
どこにたどり着くのか分からない こんな気持ちのときがある
 あっちでもないし、こっちでもないし、でもやっぱりこうだし……。  行って戻ってこんがらがって。結局は同じ場所に戻...
「すっぴん」と“シミ撃退”韓国旅行の話
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
喪中はがきが届いたら? 寒中見舞い等で相手に心を伝えるためのマナー集
 年末が近づいてくる頃、突然「喪中はがき」が届いて慌ててしまった人もいるはず。  特に、日本の季節やイベントにまつわる...