素直になれないのはどうして…?5つの原因&素直になる方法

コクハク編集部
更新日:2020-07-26 06:00
投稿日:2020-07-26 06:00
 素直な人に出会った時、「私も、あんな風に生きられたら……」と思う人は多いでしょう。いつも自分に正直でいられたら、人付き合いだってもっと楽しめるかもしれません。しかし、大人になるとさまざまなしがらみやプライドから、素直になれない人もたくさんいます。
 そこで今回は、素直になれない人の原因や、素直になる方法をご紹介します。

自分でも気づいていないかも? 素直になれない5つの原因

 思っていることを、素直に相手に伝えるというのは難しいものです。年を重ねるごとに、「素直になれなくなった」と実感している人も多いでしょう。特に恋愛では素直に気持ちを伝えられず、もどかしい思いをしている人もいるはずです。

 まずは、素直になれない原因を見ていきます。自分でも気づいていない原因が隠れているかもしれませんよ。

1. 裏切られた経験から、人を信用できない

 素直になれない人の中には、過去、信頼していた人に裏切られて本心を隠すようになった人もいます。そんな人は「また裏切られるかもしれない」という防衛本能が働き、本心を隠して自分自身を繕ってしまいます。

2. 嫌われたくない

 誰だって人から好かれたいと思っているでしょう。異性だけでなく先輩や同僚などから嫌われるのは避けたいものです。そんな「人に嫌われたくない」という気持ちが強い人は、周りにどう思われるかが怖くて、素直に気持ちを伝えることができなくなってしまいます。

3. 構ってほしい

 子供はわざといたずらをしたり、体調が悪い振りをして、親の気を引こうとすることがあります。これは、「構ってほしい」という願望の現れ。実は、大人になってからも「構ってほしい」という理由で、素直になれない人もいます。特に、彼氏や好きな人の前で素直になれない人は、このような願望が隠れているかもしれません。

4. 人に本心を知られるのが恥ずかしい

 好きな人ができた時、本人だけでなく周りの人に「気づかれたくない」と思う人もいるでしょう。自分の本心を知られるのは恥ずかしいことだと思ってしまうのです。その結果、せっかく好きな人ができても気持ちを伝えず、自分の中だけで恋愛を満足させてしまいます。

5. 自分らしさを間違えている

 人には、それぞれ「らしさ」というのがあります。いつも元気な人は、明るく挨拶するだけで「〇〇ちゃんらしいね」なんて言われることもあるでしょう。そんな自分らしさを大切にしている人は、「周りからのイメージを壊したくない」という思いから、本当に思っていることを言えなくなってしまう人もいます。

自分を変えたい! 素直になる5つの方法

 素直になれないと、ときには損をしてしまうこともあります。本当は好意を持っているのに、そっけない態度をとってしまい、「嫌われている」と勘違いされてしまうこともあるでしょう。そんな後悔をしないためには、自分を変えていくことが必要。そこで素直になるための5つの方法をご紹介します。

1. 人を疑わない

 過去に人に裏切られた経験がある人は、人付き合いの際に常に疑いをもって接している場合が多いでしょう。確かに、裏切られた経験があると慎重になってしまうものです。

 しかし、最初から疑いをもって付き合ってしまうと、相手だって壁を作ってしまいます。そうなれば、いつまで経っても互いに心を開くことができなくなってしまうでしょう。素直になるためには、まずは疑いを捨てることが肝心です。

2. 人と比べない

「これを言ったら、どう思われるだろう?」と、常に相手の気持ちを考えてしまう人は、人に気を使い過ぎないことが必要です。

 考えや価値観は違って当たり前。「私の考えがおかしいのでは?」なんて、人と比べる必要はありません。「人は人」と割り切ることができれば、もっと素直に発言できるようになるはずです。

3. 感謝の気持ちを伝えてみる

 周りの目や自分に自信がないことで素直になれない人は、まずはポジティブな気持ちを相手に伝えることから始めましょう。

 たとえば、「ありがとう」「嬉しかった」など、感謝の言葉であれば、相手を不快にさせることもありませんから、不安なく伝えられるはずです。感謝の気持ちが自然と伝えられるようになれば、ほかの感情も出しやすくなるでしょう。

4. 本や映画を観て、感情を豊かにする

 素直になれない人の中には、感情が不足している人もいます。喜怒哀楽が少ないと、自分の感情を素直に表に出すことができなくなってしまいます。

 そんな人は、本や映画などを見て、感情を豊かにしましょう。悲しい、嬉しい、楽しいといった感情が豊かになれば、思いを素直に表現しやすくなります。

5. 自分を客観的に見直す

 人付き合いに苦労している人は、思ってもいないことを言ってしまい、後々「なんで、あんなことを言ってしまったのだろう?」と、後悔することもあるでしょう。

 こういった経験がある人は、客観的に自分自身の行動や発言を見直すことがおすすめです。思っていることと違った態度や発言をしていると気づけたなら、次は気を付けるだけ。地道なようですが、少しずつ素直になることで今後の対応はきっと変わってくるはずです。

素直になれない心を楽にしよう! 今こそ変わる時!

 恋愛や友達付き合いに苦労している人の中には、自分が素直になれないことが原因になっている人もいます。素直になれないと、いつもどこかで我慢をすることになるため、疲れてしまうでしょう。

 この状況を変えるには、あなた自身が変わっていく必要があります。ご紹介した素直になる方法を意識して、今こそ自分を変えていきませんか?

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

ライフスタイル 新着一覧


iPhone&Amazonユーザー必見! 2021年に見直したいIT節約術
 ITと聞くと、特に女性は「難しそう……」と思ってしまう人が多いかもしれません。SNSを活用したお仕事をしている私もわか...
陽を浴びて金色に輝く“にゃんたま”君…真っ直ぐな視線の先は
 きょうは、陽を浴びて輝く毛並み、目が離せないにゃんたま君に出逢いました。  立派なにゃんたまωを見せつける男気は...
おうち時間を豊かに!初心者に勧める芳香浴とアロマオイル
 再びおうち時間が増えてきた今、自宅での時間を豊かにするなら、アロマオイルを活用するのもおすすめです。日本でもなじみが深...
失敗は多いほど得? 失敗談を語れる人ほど価値が高まる理由
 突然ですが「失敗」と聞くとどんなことを思い浮かべますか? ただの言葉として受け止める人もいれば、すごく怖い体験を思い出...
尊さの極み…青空に映える楽園島のツートップ“にゃんたま”様
 きょうは、にゃんたまの楽園でチャトラのツートップωωにロックオン♪ 青空に映える見事なにゃんたまです。  手入れ...
春の訪れと幸運をもたらす…強くてたくましく美しい「水仙」
 ワタクシの実家の裏にある小高い丘の上に、近所から「天神さん」と呼ばれ、親しまれている神社がございます。  今では...
仕事に遅刻! 信頼を失わない言い訳&連絡時のビジネスマナー
 社会人でも、寝坊をして遅刻をしてしまった経験がある人も多いでしょう。でも、会社に勤めていると、遅刻した際に大人として正...
“にゃんたま”は神様の化身?幸せを呼ぶまあるい鈴カステラ
 あけましておめでとうございます。今年も「にゃんたま詣」でスタート!  神社で動物に出逢うのは、神様の歓迎サインと...
ご祝儀は新札しかNG? 土日の入手方法やアイロンでの作り方
 友人の結婚式が近づいて、美容院の予約やドレス、靴の手配まで完璧なのに「ご祝儀の新札がない!!」と焦った経験はありません...
来年は猫年じゃない? 干支に入れず恨み節の“にゃんたま君”
 昔、神様は元旦に動物たちにあいさつに来るよう言いました。12番まで先着順に、年の動物になれるという大イベントでした。 ...
本当に自分のために? 素直に聞くべきアドバイスの見極め方
 昔から「素直さは大切」だと言われます。大人になっても素直さを忘れずに、周囲のアドバイスを聞き入れられる人のことは尊敬し...
脱いだ作家を守るために…作品を山に埋めた編集者の話 #3
 投資していた友人の失脚により、K社長はブラックな債権者から追われる身となりました。  社長は行方をくらまします。...
縁を切るべき友達の5つの特徴&上手に縁を切る方法とは?
 どんなにコミュニケーション能力が高い人でも、「苦手だな」「付き合いにくいな」と感じる人は、誰にだっているもの。仕事の付...
後ろ足で器用にポリポリ…一緒に“にゃんたま”も揺れちゃうの
 きょうは、首元がカユ~イにゃんたま君です。  首を掻くのに、うしろ脚を使うなんて…ニャイす!  一本だけ爪...
脱いだ作家を守るために…作品を山に埋めた編集者の話 #2
 自分の作品がヘアヌードブームに引っかかることも、世間はこんなにエロが好きで、女性のヌード=男性の下半身への奉仕物、と見...
脱いだ作家を守るために…作品を山に埋めた編集者の話 #1
 女が脱ぐ仕事をするのには、いまも昔も危険や煩わしいことが付きまといます。  私自身、音楽をやっていた頃に自分の作...