コロナ対策に成功した台湾の事情から学ぶこと…現地リポート

インリン タレント、表現者
更新日:2020-07-09 06:00
投稿日:2020-07-09 06:00

台湾のコロナ対策2つのポイント

役所の担当者が日用品の買い出しを(写真:iStock)
役所の担当者が日用品の買い出しを (写真:iStock)

 台湾はSARS経験者ばかりなので、「政府に従う」という意識ではなく自分や家族を守るため、より慎重に、時には必要以上とも思えるほどの防疫対策を行っていました。

 一見、ほかの国でもやっている対策と思うかもしれませんが、キーポイントはここからです。

日用品の買い出し&隔離手当ての支給

 隔離対象者には、毎日役所の方から電話がかかってきます。

 体調や在宅かを確認。突然家にやってきたりもするようです。実際、規則を破り100万の罰金を科された人も出ています。

 防疫期間は基本、役所の担当者が買い出しなども対応してくれるため、生活必需品の心配も不要。

 さらに隔離中は出勤もできないため、補償として14000元(約55000円)の隔離手当が出ます。こうした対応からも、政府の「お願いだから家にいて!」という熱がものすごく伝わってきます。

監視カメラで感染者の移動経路を把握

 台湾は監視カメラの設置数がかなり多いんです。これにより、感染者の移動経路をすぐに把握し、施設の消毒作業や、濃厚接触者の隔離を徹底的に行うことがてきたのも、成功した原因の1つのようです。  

インリン
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タレント、表現者
日本育ちの台湾人。過去にエロテロリストとして日本社会を賑わせていた。その後日本人男性と国際結婚し、現在台湾在住。3児の母として奮闘する傍ら、台湾の中華料理資格、美容資格を取得。主にブログで台湾情報、美容情報を発信するほか、2019年よりフォトグラファーとしても表現の場を広げている。(撮影:Куратано)
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