元欅坂46平手友梨奈&長濱ねる 意外な7つの共通点を超考察!

こじらぶ ライター
更新日:2020-09-12 06:00
投稿日:2020-09-12 06:00

“アイドル=偶像”に苦しめられた

 平手は今回の対談の中で「アイドルって検索して偶像って出てきたときにちょっとゾッとして鳥肌立って怖いなって思って、そこからいろいろ考えたりもした」とファンや世間から求められるアイドル像への葛藤があったことを明かした。

 長濱も「モデルプレス」(2020年8月22日配信)のインタビューにおいて、「この(休業中の)1年間、今まで制限や我慢していたものを1度ゼロにしたんです。深夜にラーメンを食べたり、アイスを食べたり、今までやってこなかったことを思うままにしていたら、不思議とカラダも心もスッキリしていきました」と語っていた。

 またアイドル時代は黒髪ロングで髪を巻いてはいけなかったが、卒業後はいろいろなメイクや髪色にも挑戦しているようだ。偶像化されたアイドルという枠組みから離れ、“普通の人が普通にしていること”ができたことで自分を取り戻していったのだろう。

脱アイドルから作り手・表現者になった

 長濱の「ACTION」出演で最も深く掘り下げられたのは、月刊誌「ダ・ヴィンチ」(KADOKAWA)でエッセイの連載をスタートさせたことだった。以前より読書家でブログなどの文章力にも定評のあった長濱だが、文筆業の先輩でもある尾崎は「冒頭からパシッとハマっている。文章も凄くキレが良くてしっかり積み上げていく感じ」と絶賛していた。

 一方の平手は野田との対談で、「モノ創りをしたりとか、クリエイターの方とひとつの作品についてディスカッションをする時間は、凄く好きだなと思える瞬間」と語った。

 以前の記事(欅坂46武道館「影絵」指導者が語る秘話!平手も制作から参加)にもあったように、欅坂46のライブ構成にもメンバーで唯一深く関わるなどモノ創りにこだわりを持ってきた平手。脱退後は2本の映画撮影、Mrs. GREEN APPLEのMV出演、「2020FNS歌謡祭夏」(フジテレビ系)での森山直太朗(44)の楽曲に合わせたダンスコラボレーションといった仕事を経験。それらを通じて感じたモノ創りの楽しさや使命のようなものを「ROCKIN'ON JAPAN」(同)でも語り、脱アイドル後、より一層クリエイター、表現者としての側面が強くなったようだ。

本当はボケたりツッコんだりが好き

 長濱は自身のエッセイについて尾崎から「(しっかりと簡潔に書かれた文章の中にも)ちょっとふざけるところがある。本当はどっちなんだろう」と問われ、「本来はけっこうボケたりツッコんだりするの大好きなんですけど、なかなかそういうのを出せなくて」と答えていた。

 平手も参加した映画の共演者や自身のメイクスタッフなどからSNS上でいたずらっ子ぶりやおふざけを楽しむ様子がたびたび明かされてきた。

 長濱は「優等生っぽい」、平手は「クールで笑わない」という世間のイメージから等身大の若者らしい素顔は連想されにくかった。大変なものを背負ってきたアイドルから離れ、2人がありのままの素顔をもっと自由に見せてくれる日もそう遠くないだろう。

こじらぶ
記事一覧
ライター
STARTO ENTERTAINMENT、秋元康系女性アイドル、ローカル、地下アイドル等数々の現場を経験。Xでもご意見を募集しております。

関連キーワード

エンタメ 新着一覧


笑顔がこわい!「ばけばけ」トキ(髙石あかり)の“顔芸”が完璧だった。見どころの一つだと確信した回
 貧乏脱出のため結婚を目指す、トキ(髙石あかり)。しかし、チヨ(倉沢杏菜)とせん(安達木乃)と行った恋占いの結果は一人だ...
桧山珠美 2025-10-06 17:13 エンタメ
平野紫耀らの「脱退発表」から約3年…Number_iとKing&Prince、それぞれの現在地と課題。“二大天然ボケ”不在の影響はあるか?
 2022年11月、King & Prince(以下、キンプリ)から2023年5月をもって平野紫耀(28)、神宮寺勇太(...
こじらぶ 2025-10-05 11:45 エンタメ
「ばけばけ」は“聖地巡礼”したくなる朝ドラの予感。実際にある島根県・八重垣神社の“恋占い”してみたい!
 明治19年。トキ(髙石あかり)は、借金を返すために親戚の雨清水傳(堤真一)が経営する機織り工場で働いていた。しかし、膨...
桧山珠美 2025-10-04 10:42 エンタメ
「あんぱん」アンパンマンは粒あんか、こしあんか…“お遊び”が楽しかった特別編。蘭子の“その後”はモヤモヤだけど
「あんぱん」が終了したと思ったら、早くも翌週の9月29日(月)~10月2日(木)の四夜連続で、スピンオフが放送されました...
桧山珠美 2025-10-04 08:00 エンタメ
「ばけばけ」しめこ汁に“朝から残酷”の声もあるけど…ピーターラビットの話を思い出す
 突如、トキ(福地美晴)やフミ(池脇千鶴)、勘右衛門(小日向文世)の前から姿を消した司之介(岡部たかし)。何日経っても家...
桧山珠美 2025-10-02 15:48 エンタメ
「ばけばけ」は往年の名作を越えられるか? 「虎に翼」から続く岡部たかしの“父親”像が楽しみだ
 この世はうらめしい。けど、すばらしい。没落士族の娘・松野トキ(髙石あかり)と外国人の夫・ヘブン(トミー・バストウ)。怪...
桧山珠美 2025-09-29 17:50 エンタメ
「あんぱん」最終回。半年間、2人を見守ってきた視聴者にはグッとくる場面…ま、終わりよければすべてよし!
 のぶ(今田美桜)の病室に着いた嵩(北村匠海)は、にっこり笑うのぶの姿に胸がいっぱいになる。その後退院したのぶは、嵩に自...
桧山珠美 2025-09-27 15:10 エンタメ
timeleszの演出に賛否…中島健人ら初期メンバーの歌声に込められた真意。“8人体制”はどう継承していく?
 9月15日、timeleszがファンミーティング「timelesz SUPER FAMeeting~また夏が終わってい...
こじらぶ 2025-09-27 11:45 エンタメ
「あんぱん」八木(妻夫木聡)のプロポーズにキュン! 蘭子(河合優実)のモデルがあの作家なら…無事を祈る
 2年がかりで完成したテレビアニメ「それいけ!アンパンマン」が放送され、のぶ(今田美桜)と嵩(北村匠海)をはじめ、それぞ...
桧山珠美 2025-09-27 12:28 エンタメ
スキャンダル無縁!鈴木亮平が初期に演じた「クセ強キャラ」 4選。もっと評価されるべき“異彩を放った”役も
 現在公開中の『劇場版 TOKYO MER ~走る緊急救命室~ 南海ミッション』ではチーフドクターの喜多見幸太役を演じて...
zash 2025-09-25 11:45 エンタメ
「あんぱん」アンパンマンマーチの歌詞に込めた思い。千尋(中沢元紀)や寛先生(竹野内豊)の写真にホロリ…
 ある日、アンパンマンをテレビアニメ化したいとテレビプロデューサーの武山(前原滉)が訪ねてくる。だが嵩(北村匠海)は、ア...
桧山珠美 2025-09-25 15:44 エンタメ
【芸能クイズ】「畑芽育」を正しく読める? 他にもいる、実は“常用漢字外”の読み方をする芸能人は誰?
 テレビやネットでふと耳にした、あのひとこと。記憶の片隅に残る発言の背景には、ちょっとした物語があるのかも?  ネ...
「あんぱん」石橋蓮司の“なりきりアンパンマン”が見れるとは! 登美子(松嶋菜々子)は毒親返上か
 のぶ(今田美桜)が撮ったミュージカルの写真を見ていた嵩(北村匠海)は、こっそり来ていた登美子(松嶋菜々子)が写った写真...
桧山珠美 2025-09-22 16:22 エンタメ
「あんぱん」嵩とヤムさんの再会にグッときた。でも顔をよく見たら…気になった“余計な”こと
 客席はたくさんの子どもたちで埋まり、その様子をカメラに収めるのぶ(今田美桜)。ミュージカルが終了すると、会場は大きな拍...
桧山珠美 2025-09-20 11:47 エンタメ
「あんぱん」のぶの“お手柄”総決算の回。ヤムさん(阿部サダヲ)と蘭子(河合優実)の繋がりは“前世”からの縁なのか?
 のぶ(今田美桜)は草吉(阿部サダヲ)にあんぱんを焼いてほしいと頭を下げるが、断られてしまう。蘭子(河合優実)からこのま...
桧山珠美 2025-09-18 17:16 エンタメ
加藤清史郎の“奇跡の成長”を「放送局占拠」で見た。寺田心ら子役出身者がイケメンになっている件
 加藤清史郎くんのイケメンぶりには目を見張るものがあります。現在、櫻井翔主演「放送局占拠」(日本テレビ)に出演しています...