秋以降どうなる? コロナ第3波に備える副業女子のエピソード

ミクニシオリ フリーライター
更新日:2020-09-18 06:00
投稿日:2020-09-18 06:00
 この夏は新型コロナ禍の外出自粛で溜まったストレスの羽を伸ばす人たちが散見されました。しかし、秋、冬とインフルエンザの流行シーズンが訪れるとともに、また新型コロナが猛威をふるう心配もあります。
 そんな中、春に受けた経済打撃を回復するため、「できるうちに」と副業を始める人も増えているようです。コロナ禍を機に副業を始めたという人たちに、その内容を聞いてみました。

注目されるスキルマーケットで副業を探す

「今年は副業が選びやすい雰囲気がだいぶ社会に広がったイメージですね。

 私は今年の5月まで、ベンチャー系のアパレルテックで働いていましたが、このご時世で人員カットにあってしまって、コロナニートになってしまいました。幸い3カ月分の給与保証があったので、転職活動をしながら副業もすることに。

 同じような人が多いからか、スキルマーケットで案件をもらうことができました。『ココナラ』や『bosyu』などを活用して、月10万円ほど稼ぎながら、なんとか次の職場を見つけました」(28歳・WEBデザイナー)

 WEB系企業はクラウドソーシングやスキルマーケットで個人の副業を委託してくれる会社が多そうです。個人でも大きい仕事が取りやすいので、デザインやプログラミングなどは先行投資的にスキルを身に着けておくと、副業での仕事も探しやすそう。

ウーバーイーツよりも「スーパーのレジ」?

「もともと個人事業主としてサービスを作っていました。資金繰りが難しいこともあり、去年からずっとウーバーイーツの配達員もやっていましたが、昔よりも効率よく稼げなくなってきたことが悩みでした。

 そんな時に外出自粛制限があり、一瞬は配達員も稼げるようになりましたが、その後はまた元通り……。思い切って自宅近所のスーパーのレジに仕事を切り替えました。

 小さめのスーパーなら今の時期はそこまで忙しくなく、体力的には高コスパ。時給は高くないですが、また外出自粛などでてんてこまいな状況になる時は時給を上げる、と言ってもらえたので、もうしばらく続けたいです。長時間働いてもさして疲れないので、若い人にはおすすめ」(30歳・転職関係)

 副業に選びやすいと言われていたウーバーイーツの配達員ですが、今は競争が激しくて大変なよう。リモートワークで暇が生まれているなら、思い切って手軽なバイトに応募してみるのも、大掛かりな準備がいらないのでいいかも。

冬が来る前に、と安定思考な女子多し

 新型コロナによる影響は業界によって全く異なるものの、打撃を受けた業界にいる女性はすでに副業に踏み切っている人が多いようです。

 秋以降、経済打撃はさらに広がっていくことも懸念されています。自分の業界や会社の景気にはしっかり目を向けながら、余裕を作って収入のチャネルを増やしておくと、何かあった時に焦らないですみますよ。

ミクニシオリ
記事一覧
フリーライター
フリーランスの取材ライター・コラムニスト。ファッション誌や週刊誌、WEBSITEメディアなどで幅広く活動。女性向けのインタビュー取材や、等身大なコラム執筆を積極的に行う。いくつになってもキュンとしたい、恋愛ドラマと恋バナ大好き人間。
XInstagram

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


猛暑の夏…健康な高齢者でも熱中症予防を“家族ですべき”理由
 介護士をしていた経験をもとにライターをしています。筆者はこれまで、認知症の症状や認知症を発症した時の具体的なケアについ...
がんでごめんね…「人生最後の生理」はある日突然やってきた
 私は42歳で子宮頸部腺がんステージ1Bを宣告された未婚女性、がんサバイバー2年生です(進級しました!)。がん告知はひと...
さくらももこさんのエッセイに学んだ 本当の「時は金なり」
「時は金なり」という言葉、年を取れば取るほど心に沁みるのはなぜでしょう。私がこの意味を意識したのは、さくらももこさんのエ...
産毛のような初々しさ…もうすぐ去勢する“にゃんたま”の刹那
 羊毛フェルトで作られた「にゃんたまストラップ」が巷で流行中。フニフニ揉むと、心癒され気持ちが落ち着くのだそう。 ...
結婚したら退職する? 自分が幸せになるための人生の歩み方
 少し前のOLだったら「寿退職」なんて当たり前だったのでしょうが、今はそうはいかないですよね。共働きが普通だし、お金の心...
大人になっても趣味に没頭したい! おすすめできる3つの趣味
 ストレス社会で闘う毎日にふと疲れた時、「何もかも忘れたい」と思うことはありませんか? 多くの人は飲み会や買い物で鬱憤を...
鬼灯って読めますか?夏の風物詩「ホオズキ」の意味と活用法
 地域によりますが、八月はお盆月でございます。  八月の声を聞くとワタクシのお店もお盆のお支度で慌ただしくなり、店...
夕陽で赤く輝いて…黒猫“にゃんたま”は美しい絵のようだった
 にゃんたマニアにみなさんこんにちは! きょうは、初めての黒猫にゃんたまωです。  黒猫のにゃんたまって、真っ黒だ...
遠方に住む親が心配…介護サービスの上手な選び方&使い方
 遠方に住んでいる両親が介護状態になった時、多くの人が「大丈夫かなぁ……」と心配になるはずです。しかし、現代では親の介護...
ホステスの世界にもある「裏引き」という名の“闇営業”の実態
 世間をにぎわせた“闇営業”。「事務所を通さず仕事のオファーを受け、報酬を得る」行為は、夜のクラブでも存在します。店に許...
料理下手を克服する4つの方法 もうメシマズ女と言わせない!
「料理を作ると思った通りの味にならない」「どうしても美味しくない」、そんな悩みを抱えていませんか? せっかく料理をしよう...
住宅ローンは一生無理?がんになった場合の気になるお金の話
 私は42歳で子宮頸部腺がんステージ1Bを宣告された未婚女性、がんサバイバー1年生です。がん告知はひとりで受けました。誰...
大きなチャトラ“にゃんたま”君 立派な尻尾が上がった瞬間!
 にゃんたまωに、ひたすらロックオン! きょうはみんな大好きチャトラ君の鈴カステラです。  小さな港を忙しそうにパ...
恋愛序盤の花火デートはキケン! 準備ゼロでは行かないが吉
「花火デートってドキドキする」――。この季節、誰もが期待し盛り上がる「花火大会」ですが、調べもせず安易にデートとして行く...
ピルをもらう方法と病院選びのコツ…“避妊”が理由でも良い?
 第1回「日本はピル後進国!『ピル=避妊』の考え方は遅れています」、第2回「ピルで確実に避妊するなら?心構えや男性任せの...
声かけが大切! 子どもの“やる気スイッチ”をONにする方法
 子どもの心スペシャリストとして子育て中のお母さんたちと接していると、「子どもにやる気を起こさせるにはどうしたらいいか?...