ティントリップで色素沈着する? 落とし方&正しく使う方法

キレイ情報ラボ ライター女子部
更新日:2020-10-30 06:00
投稿日:2020-10-30 06:00
 口紅よりも落ちないと、人気の「ティントリップ」。食事をしてもマスクをつけても落ちにくいため、もはや、メイクの定番アイテムになっていますよね。でも、中にはティントリップで唇が色素沈着してしまったり、アレルギー反応を起こさないかと心配している人もいるでしょう。そこで今回は、ティントリップの落とし方など、安心して使う方法をご紹介します。

流行りの「ティントリップ」って、なぜ色が落ちないの?

 ティントリップの「ティント」とは、英語で「染める」という意味。一般的な口紅の主成分は「顔料」ですが、ティントリップは「染料」を、主成分にしています。顔料は粒子が大きいですが、染料は粒子が細かいため、唇に色をのせるのではなく、唇を染めて色が落ちない仕組みになっています。

ティントリップは色素沈着する? 不安な疑問をリサーチ!

 染料で唇を染めるティントリップは、色素沈着する、アレルギーが出る……など、さまざまな噂がありますよね。そこで、危険性に関する不安な疑問をリサーチしました!

ティントリップは色素沈着する?

 ティントリップは、しばらく色が落ちなくてもイレズミのように一生色が残るということはないようです。唇の皮膚のターンオーバーに伴って徐々に色素は抜けていくため、もとの唇自体が全く違う色に変色して定着するのは、相当稀なケースといえるでしょう。

 ただし、皮膚は刺激を受けるとメラニン色素を排出して、それがシミや黒ずみになってしまう性質があります。落ちにくいティントリップをゴシゴシこすって落とそうとしたり、ティントリップの成分が刺激となったりした場合、茶色いメラニン色素が沈着することも考えられるので、優しく落とすことが重要です。

ティントリップにはアレルギーの心配はない?

 実は、ティントリップに使われている「染料」は、アレルギーを起こしやすい成分だと言われています。そもそも、アレルギーは、おもにタンパク質に由来する成分を「アレルゲン物質」と認識して、免疫機能が体を攻撃してしまう現象。染料は、唇の角質などのタンパク質と結合しやすい成分のため、アレルギーとなってしまう可能性もあるということ。

 もしも、ティントリップを塗って「唇の皮が剥けた」「かゆみがでた」「水疱ができた」などの症状が起こったら、すぐに落として皮膚科を受診することをおすすめします。

安全なティントリップを選ぶには?

 ティントリップなどのコスメは韓国製のものも多いですが、しかし、韓国と日本では医薬品や医療機器等の品質、有効性や安全性の確保に関する法律である「薬機法」の基準が違います。どちらかというと、日本の方が基準が厳しく、より安全性の高いコスメしか販売が許可されていないそうです。

 そのため、より安全なティントリップを購入したいのであれば、日本製のもの or 日本で販売が許可されている韓国コスメを選べば、ある程度刺激は少なく安心できるでしょう。

 ただし、海外から直輸入したティントリップなどは、刺激が強い可能性も考えられるため、輸入品には注意をしたほうが良さそうです。また、「ウォーター系ティントリップ」は皮膚に浸透しやすいため、アレルギーが不安な人は避けた方が無難でしょう。 

ティントリップが色素沈着した時の落とし方

 もしも、ティントリップが色素沈着してしまった時には、どうしたら良いのでしょうか? 唇に負担の少ない落とし方をご紹介します。

オイルやワセリンを使って落とす

 一番唇に優しい落とし方が、オイルやワセリンを使う方法です。ティントリップをティッシュでオフしたら、オイルやワセリンを唇に塗り、くるくると円を描くように馴染ませてコットンやティッシュでそっと拭き取りましょう。

ポイントメイクリムーバーで落とす

 アイメイクやリップメイクなど、落ちにくいメイクを落とす「ポイントメイクリムーバー」を使って落とすのも◎。比較的弱い刺激で、ティントリップを落とすことができます。するっと落ちるので、肌に負担をかけずに済みますね。

ティントリムーバーで落とす

 ティント専用の「ティントリムーバー」も販売されています。専用というだけあって、落ちにくいティントリップの染料も落ちやすいので便利です。ただし、刺激の強い成分が含まれている場合もあるので、念のためにパッチテストを行ってから使用すると安心ですよ。

ティントリップが色素沈着しない塗り方

 最後に、ティントリップが色素沈着しない塗り方をご紹介します。上手に使えば、ティントリップで安全に可愛らしいリップを作ることができますよ。

リップクリームで保湿してから塗る

 乾燥した唇は肌の水分と油分のバランスが悪く、バリア機能が弱い状態ですので、ティントリップで色素沈着を起こしやすいです。ティントリップをつける前には、リップクリームなどでしっかり保湿しておくことが重要です。角質が守られるため、色素沈着を防ぐことができますよ。

コンシーラーを塗ってから使う

 コンシーラーで唇の色を消してから塗る方法もおすすめです。発色が良くなるだけでなく、ティントリップと皮膚が直に触れ合うのを防ぐことができるため、角質の奥まで色素沈着するのを防ぐことができます。

ティントリップを正しく使って色素沈着を防ごう!

 ティントリップは、普通の口紅に比べると色素沈着しやすいということがわかりましたね。でも、内側から発色するように色づくティントリップは、やっぱり可愛いのも事実。

 使う時には、リップクリームやコンシーラーを使ってから塗ること、そしてしっかりメイクオフすることで色素沈着を防げば、ティントリップを最大限楽しむことができますよ♡

キレイ情報ラボ
記事一覧
ライター女子部
女性のキレイを応援するラボ。メイク、スキンケア、バストケア、ヘアケア……など、役立つ情報をピックアップしてお届けします♡

ビューティー 新着一覧


40代こそ“衣服の下”に自信とこだわりを! 下着選びのコツと似合う色
 下着へのこだわりは、年代によって変わってきます。若い頃なら、刺激的なデザインや可愛らしさ、胸が盛れるものなどが人気です...
寒くても履く!冬でもTバックがおすすめのワケ、嬉しい美容効果は3つ
 女性がTバックを履く時といえば、下着のラインが透けやすい夏場や、彼氏とのデートの時が多いですよね。冬にまでTバックを履...
食べたいけど痩せたい【専門家監修】甘いもの好きに捧ぐギムネマの効果
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
【雑誌付録40代ルポ】肌に透明感が欲しい!ルナソルの新作を試したら…
 肌に透明感が欲しい人は「VOCE 2024年4月号 通常版」をチェックしてみて♪ 「KANEBO」「ルナソル」「...
セクシー下着のやらかし失敗談 スケスケショーツが破けちゃった!
 恋をした女性なら、一度はセクシー下着に興味を持った経験があるはず。もちろん、彼氏や夫に喜ばれて大成功した人もいる一方、...
目指すはハセキョー級の美魔女! いつまでも若さを保つ秘訣5カ条
 女性たるもの、「いつまでも若々しく在りたい」と思いますよね。実際にいくつになっても20代・30代のような若々しさを保っ...
パーマをかけたらドライヤーしない!? 自然乾燥だとスタイリングが決まる?
 ふわふわ柔らかい雰囲気になれるパーマは女性に人気ですよね! でも実際にパーマをかけた後、「ドライヤーしないほうがいいの...
運気ダウンの恐れあり! 40代以降は「買わないほうがいいコスメ」3カ条
 40代、50代と年齢を重ね「アラフォー」から「アラフィフ」と呼ばれる過渡期に差しかかってくると、肌状態や顔の印象が若か...
光熱費も気になるからやめたい! お風呂スマホのデメリットと代替案3選
 頑張った一日の最後に入るお風呂は、とても気持ちがいいですよね! 癒しや美容、健康のためにスマホを見ながら長風呂している...
風邪の正式病名って?【専門家監修】引きやすくなった要因とエキナセア
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
30代40代の間違いメイク 老け見えしないハイライト&シェーディング3選
 アラフォー世代は、年齢を重ねるにつれてたるみや肌の変化に応じたメイクを心得ておくほうが安心です。昔と同じメイクを続ける...
【MEGUMI顔になれる美容セット】現品きたー!2商品も入った豪華付録
 MEGUMIさん、年齢を重ねるごとに魅力が増していて憧れの存在です。  美容法は参考になるものが多く、同世代の方...
アラフォーの“白髪が目立たない髪型”最適解 若見えにはアレをなくす
 アラフォーにもなると、白髪に悩まされてる人が増えてきます。本数が少ないうちは、抜いたり切ったりできますが、増えるとだん...
デリケートゾーンの吹き出物発見!【医療専門家監修】自然に治るの?
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
「D-up」40代が買うならどれ?金欠でも欲しいプチプラコスメの“盛り力”
 話題のコスメや、広告でよく見かける化粧品や日用品。「webでよく見るあの商品、本当にイイの?」「買ってみたいけれど、口...
実践済み!アラフォー以上の使用満足度爆騰「美容家激推し」ブランド2選
 アラフォーやアラフィフと呼ばれる年代になって、これまで愛用していたコスメブランドの商品が「なんとなく合わない」と感じる...