お見合い結婚と恋愛結婚の違いは?メリットとデメリット比較

恋バナ調査隊 ライター女子部
更新日:2020-11-03 06:00
投稿日:2020-11-03 06:00
 “お見合い結婚”と聞くと、親が結婚の相手を決めるような封建的な結婚をイメージしがち。しかし、現代の日本のお見合い結婚は、もっとシステマチックになっているんです。この記事では、“お見合い結婚”と“恋愛結婚”の違いについて、掘り下げてみたいと思います。

昔の話じゃない! 現代版のお見合いとは?

 現代の“お見合い結婚”事情って、一体どうなっているのでしょう? まずは、さまざまな“お見合い”の形について、まとめてみました。

現代版のお見合い結婚とその流れ

 現代版の“お見合い”は、結婚相談所やマッチングアプリを利用したり、婚活パーティーに参加したり、親の紹介で食事会をしながら縁談をしたりするのが中心。どれも、誰かに強制されるような古風なイメージとはまったく違い、本人達の意思が尊重されます。

【結婚相談所の流れ】

 結婚相談所の場合は、会員登録して自分のプロフィールを記入し、職員に紹介される人や条件がマッチした人と面会を重ねていきます。お互いに相性が良ければお付き合いを開始して、半年ほどで結婚に結びつく流れになっているのがオーソドックスのよう。

 また、結婚相談所に登録をする時には、住所・年齢・学歴などはもちろん、年収や家族構成などを申告します。そのため、面会する前から相手をある程度条件で絞り込めるのがメリットでしょう。

【マッチングアプリの流れ】

 マッチングアプリの場合は自分で登録して、気になった相手とコミュニケーションを行い、出会いのきっかけにするもの。恋愛結婚のような流れを踏めるので、ある程度、異性とのコミュニケーションに慣れている人向けと言えそうです。

 結婚相談所と似たシステムではありますが、大きな違いは、登録している人が結婚を目的としているとは限らないこと。中には、既婚者ということを隠して、遊び目的の相手を探す人もいるようですので、注意が必要です。

【婚活パーティーの流れ】

 婚活パーティーは、お互いに恋人が欲しいと思っている男女が集まって一緒に交流する流れ。意外に思うかもしれませんが、自治体が主体となっている婚活事業もあるポピュラーな方法です。

 Webで「婚活パーティー+市町村名」で検索すれば、さまざまな催しがヒットするので、気になる方はチェックしてみると良いでしょう。真剣な出会いを求める男女が集まるため、カップルになるケースも多いようです。

【親の紹介で食事会】

 ひと昔前のお見合いと同じような段取りで、親同士の紹介での縁談もあります。しかし、現代の場合は親が強制力を持つことは少なく、お付き合いの際はお互いの意思が重要視されるようです。職場に異性がいない……など、これまで出会いの場がなかった方にとっては、貴重なきっかけになるでしょう。

お見合い結婚の割合・推移・離婚率

 昭和初期には、親の決めた相手と結婚する“お見合い結婚”が多数を占めていました。それが時代の流れと共に、“恋愛結婚”が主流の流れに変わっていき、2015年では恋愛結婚が87.7%を占めています。この時点でお見合い結婚は5.5%となり、少数派になっていることが伺えます。(参考:第15回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査))

 また、この調査のデータとは別に「お見合い結婚の離婚率は10%で、恋愛結婚の離婚率は40%」という数字が、お見合い業界での通説となっているようです。しかし、調べたところ、この数字は出典元が曖昧で正確なデータなのか定かではありませんでした。 

お見合い結婚と恋愛結婚はどちらが幸せ? それぞれのデメリット

 “お見合い結婚”と“恋愛結婚”、どちらを選べば幸せになれるのでしょうか? デメリットを比較してみました。

お見合い結婚のデメリット:婚前交渉できない

 お見合い結婚の一番のデメリットは、お付き合いの段階で婚前交渉できない場合があるということです。特に結婚相談所では、「真面目な交際」を掲げているところが多く、性的な目的での入会を防ぐために婚前交渉を禁止している場合も多数あります。女性にとっては「安心して使える」システムではありますが、実はこれが大きなデメリットになる可能性が……。

 恋愛結婚とは違って、性交渉のない状態でのお付き合いからの結婚となってしまうため、夫婦になり、いざ妊活を始めた時に困難に直面することもあるようです。離婚の原因に「性的不調和」がランクインすることもあるくらいなので、性に関しては背を向けずに向き合うことも必要なのかもしれません。

恋愛結婚のデメリット:結婚につながらない場合も

 恋愛結婚の大きなデメリットは、お互いの生き方を尊重するあまり、結婚につながらない場合もあるということです。たとえば、女性側は早く結婚したかったけれど、男性側はもっと安定してから結婚したいと思っている……など、考え方に差が出て別れてしまうケースも。

 これは当然仕方のないことではあるのですが、別れた後にとても傷つきますし、年齢を意識してお付き合いをしていた場合は時間が大きな痛手になります。

お互いの認識をすり合わせておくことが大切

 お見合い結婚を成功させるうえで、「恋愛感情をどの程度重視するかどうか」も重要なポイントになるのではないでしょうか。

 中には、たとえタイプではない相手だったとしても、お互いの理想とする生活や条件が一致していることで結婚へと向かうカップルもいます。しかし、どちらかが愛情を持った恋愛から結婚をしたいと思っているのに、相手が条件だけを見ていれば、うまくいかなくなる場合もあるでしょう。それこそが「相性」や「価値観」でもあるため、結婚前にお互いの認識をすり合わせておくと安心かもしれません。

 結婚とは、長い人生を共に過ごすパートナーを選ぶということ。苦楽を共にし、一緒に頑張っていこうと思える相手か、心地良い関係性が作れるかを見極めるのも大切です。

お見合いをきっかけに恋愛をして結婚をするのもあり!

「お見合い結婚”と“恋愛結婚”は、どちらがいいのか」とよく言われますが、正解はありません。もしも出会いがないと悩んでいるなら、「お見合いをきっかけに恋愛をして結婚をする」ということも、もちろん可能です。

 現代はさまざまなお見合い方法があるので、自分の理想と現実を見比べながら、かけがえのないパートナーを見つけられたらいいですね♡

恋バナ調査隊
記事一覧
ライター女子部
趣味:恋愛、特技:恋愛――。3度の食事よりも男女の話題が大好き。日々、恋愛や結婚について考え、あれこれ調査しているアラサー&アラフォー女性集団。

関連キーワード

ラブ 新着一覧


この人とはもう無理…法律婚を解消し事実婚を望んだ妻の胸中
「冷酷と激情のあいだvol.37〜男性編〜」では、法律婚をしていた妻から「事実婚」への変更を提案され、どうしても受け入れ...
並木まき 2021-05-01 06:19 ラブ
法律婚から事実婚へ…結婚関係の格下げを提案された夫の狼狽
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2021-05-01 06:22 ラブ
運命の結婚相手とは相性が悪いという少しスピリチュアルなお話
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。出会って一緒になった運命の相手。結婚披露宴は人生で一番と言っていいほど“自分...
山崎世美子 2021-05-01 12:56 ラブ
“ギャップモテ”したい女子必見♡ 男性が惚れる7つのケース
 いつもキツい女性がふいに見せる笑顔や、強気な女性が弱音を吐く瞬間など、いわゆる“女性のギャップ”に弱い男性は多いです。...
恋バナ調査隊 2021-04-30 06:00 ラブ
コロナ禍の結婚はコスパ良し? これからの婚活方法を考える
 新型コロナウィルスの猛威により、外出自粛生活が始まって早一年。3度目の緊急事態宣言が発令され、マスクなしで生活ができる...
田中絵音 2021-04-30 06:00 ラブ
コロナ禍で登山女子にモテ期到来も…素直に喜べない理由とは
 近ごろ、アウトドアは大注目のレジャーとなっています。それと同時に、登山好きな女性やキャンプが好きな女性が、男性からかな...
内藤みか 2021-04-29 06:00 ラブ
脱チョロい女!さりげなくアピールできる自分の価値の高め方
 ちょっと気になるカレができて2人でLINEで盛り上がり、「一緒に俺の家で映画みよう〜」なんて誘われて急接近。お家に呼ば...
若林杏樹 2021-04-28 06:00 ラブ
忘れられない……元彼に未練が残る5つの理由&断ち切る方法
 ひとつの恋愛が終わった時、誰もがすぐに気持ちを切り替えられるわけではありません。中には、元彼への未練を断ち切れず、何年...
恋バナ調査隊 2021-04-28 06:00 ラブ
“メガネ女子”ってモテるの? 男性が感じる5つの魅力&注意点
 “メガネ女子”というと、「真面目」「暗そう」といったネガティブなイメージを持つ人が多いでしょう。そのため、あえてメガネ...
恋バナ調査隊 2021-04-27 06:13 ラブ
もう自分には何も残ってない…? 絶望の淵で頼れるものとは
 自分には何もない…もう人生投げ出したい! 離婚は、人によっては絶望経験ですよね。この連載を始めてから「離婚をして自分に...
七味さや 2021-04-26 06:00 ラブ
男性にモテる♡ 魅力的なぽっちゃり女性の特徴&目指す方法
 モテる女性というと、細くてスタイルの良い女性をイメージする人が多いでしょう。確かに、スタイル抜群の女性は同性から見ても...
恋バナ調査隊 2021-04-25 06:00 ラブ
いつも彼氏が途切れない…モテ女必須事項の「隙」の正体とは
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。いつも彼氏が途切れない、美人じゃないのにモテているなど、「隙」がある女性には...
山崎世美子 2021-04-24 06:00 ラブ
彼の食事姿に幻滅…「育ちが違う」発言に込めた彼女の真意
「冷酷と激情のあいだvol.36〜男性編〜」では、コロナ禍に交際をスタートさせた彼女から、予兆もなく振られた男性であるT...
並木まき 2021-04-24 06:10 ラブ
交際の絶頂期に何の予兆もなく…別れを告げられた男性の困惑
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2021-04-24 06:27 ラブ
子供っぽい彼氏にイライラ…!5つの特徴&困った時の対処法
 気になる男性といざお付き合いを始めてみたら、彼氏の子供っぽい部分を見て「ついイライラしてしまった……」という経験がある...
恋バナ調査隊 2021-04-23 06:00 ラブ
コロナ禍で婚活市場に変化が…地味な女性がモテ始めたワケ
 長引くコロナ禍、男性が恋愛や結婚の相手として選ぶ女性像が大きく変化し続けています。今までのように、美人で社交的な女性が...
内藤みか 2021-04-22 06:00 ラブ