邪気を払って幸運を我が手に!赤葉千日紅の秘めたる底力とは

斑目茂美 開運花師
更新日:2020-10-21 06:00
投稿日:2020-10-21 06:00

赤葉千日紅(アカバセンニチコウ)ってなんですか?

 赤葉千日紅は、熱帯から亜熱帯にかけて分布しているヒユ科アルテルナンテラ属の多年草。初夏から秋にかけて、どちらかというとカラーリーフとしての位置づけの園芸品種でございます。

 暑さにはエライ強く、夏の間はやたらと大きくなるので、バンバン剪定して挿し木で増殖できちゃう、おサイフに優しい鉢花でございます。

 はっきりいって、育てるのに苦労することなんかあるんですかい? ってなくらい簡単で、勝手に育ちます。もともとなんとなく赤い葉ではございますが、秋になって夜温が下がったり、紫外線が弱まると、まるで紅葉してきたようにみるみると葉が真っ赤になるのでございます。10月から11月にかけてのまさに今のこの時期、白いポンポンとした丸いお花をつけ始めて、なんともキュート!

 その花が小さな千日紅のような花なので「赤葉千日紅」と呼ばれておりますが、千日紅というわけではございませんのよ〜。別物でございます。

 温度5度以上でないと越冬は難しく、0度を下回ると消滅してしまうので、日本では基本的に一年草扱いではございますが、暖かくて日差しがちゃんとある室内でしたら2月頃まで咲いて、越冬もしちゃいますわよ。

 ウチのお店のスタッフさんも、この赤葉千日紅がお好きで毎年お育てになっているようではございますが、冬になってウカウカしているうちにいつの間にか消えていた……と、毎年失敗を犯してしまうそう。なんとも学習能力に欠ける(笑)、楽しいガーデニング生活ではございます。

ガーデニング以外の利用方法とは?

「冬になる前、消えて無くなる前にちょっと別の楽しみ方はあるの?」というアナタ。

 ワタクシとしては、この秋の風情半端ない赤葉千日紅を、お家の中に切って飾ることをオススメいたします。

 赤はまさに健康と仕事運をアップするばかりか、厄払いの色とされており「邪気を祓う色」とも「幸運の色」ともされております。赤といっても、赤葉千日紅の葉の色は真紅の落ち着いた赤。あまりたくさんの赤い色よりも、ほどよい量の赤い色を取り入れて、アナタのお家の中に良い「気」を入れて幸運を呼びこんでくださいませ。

 ……ということで、ワタクシのお手軽アレンジはこちら。

 お家にある素焼きのそば猪口に、ちょっぴり切った赤葉千日紅の枝を左右アシンメトリー横に倒して入れ、枝がズレ落ないように顔の大きなカーネーションを短めに抑えにイン! 赤と相性の良い緑色の葉を、お庭からちょっぴり拝借。適当に器の中の水が届くところまで差し込めば、完成。

 高さは低いけど、横に広がったアレンジメントでございます。おウチでお手軽アレンジメント、いかがでしょうか? 夏はカラーリーフに、秋になれば小さな白い花をつけた風情たっぷりの赤葉千日紅。今からでも、ギリギリ間に合いますわよ。

 邪気を払って、アナタの生活にラッキーが舞い込んでくれますことを……遠いお空の向こうからお祈りしておりますよ~。

斑目茂美
記事一覧
開運花師
半導体エンジニアを経て花業界に転身。イベント・ホテルなどの装飾も手がける生花店を営む傍ら、コンテストで優勝・入賞を重ね、雑誌・新聞等に作品を発表する。神奈川各所にて花教室を開催。障害者支援も花で実践。悩ましくも素敵なお客様を「花」で幸せへと導く道先案内人。ブサかわ猫店長「さぶ」ともに奮闘中。Facebookやってます。

ライフスタイル 新着一覧


寿司か、シミ取りレーザーか。
 ストリッパーの仕事は10日単位である。会社員時代は7日単位で、そのうちの2日は休む習慣だった。だから10日なら3日くら...
見事!家事育児丸投げ上司を黙らせた ナイフ張りにキレッキレなLINE3選
 思ったことをはっきりと発言する人は、「きつい人」と誤解されやすい傾向にありますよね。  でも、嫌味を感じないほど...
少し冷たくなった空気 気候の変化と人間の進化の夢と現実
 天気はよくても空と運河の青が寒々しい。向こうに見える高層ビルに入ったオフィスは、きっとガンガンに暖房を効かせているんだ...
ポカポカ毛布の上でたまたまを披露!初々しさにきゅん♡です
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
1泊14万円 天国にふさわしい館「ハレクラニ」に泊まってみた
 旅行でハワイに行くとなったら、まず始めに「どこのホテルにするか問題」が浮上します。ラグジュアリーな海向きのホテルにする...
葬儀代は減り、ペットのお悔やみ花は“予算度外視”…弔いは何で図る?
「ありましたっけ?」。今年の秋もそう思うぐらい短こうございました。異常に長い夏は11月のはじめまで続き、いきなりの冬……...
いい夫婦? 出会った頃と見た目が変わっても変わらないもの
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
異次元の入り口かにゃ? 興味津々の“たまたま”をロックオン
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
どこにたどり着くのか分からない こんな気持ちのときがある
 あっちでもないし、こっちでもないし、でもやっぱりこうだし……。  行って戻ってこんがらがって。結局は同じ場所に戻...
「すっぴん」と“シミ撃退”韓国旅行の話
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
喪中はがきが届いたら? 寒中見舞い等で相手に心を伝えるためのマナー集
 年末が近づいてくる頃、突然「喪中はがき」が届いて慌ててしまった人もいるはず。  特に、日本の季節やイベントにまつわる...
春巻ではなくハルマキ?自炊疲れでも10分&大さじ4の揚げ焼きで“天国”へ
 餃子サンや焼売サンに比べて、どことなくハードルの高さを感じるのが、春巻サマです。  餡作りからしておっくう。だか...
#3 立川の夫と恵比寿の彼、女の幸せはどちらに?元アイドルが選んだ道は
【#1、#2のあらすじ】  かつて2流アイドルグループの中堅メンバーだった麻美は、現在立川で専業主婦として平凡な毎...
#2 専業主婦がライブ配信にハマるわけ「誰かが私の才能を見出して…」
【#1のあらすじ】  かつて2流アイドルグループの中堅メンバーだった麻美は、現在立川で専業主婦として平凡な毎日を送...
#1 10代で絶頂期の30歳元アイドル、まだ終わらないと信じる女の日常
 JR立川駅から徒歩で20分ほど。立飛のららぽーとからも、モノレールの駅からも、微妙に遠い住宅街の狭小住宅が麻美の現在地...
「股間を狙え」夜道の一人歩き対策で元ヤンバレ!過去のやんちゃがポロリ
 若い頃にヤンキーだった人も、大人になればだんだんと落ち着いてくるものですよね。  社会に出ると、若気の至りだった...