白石麻衣の後継者!?櫻坂46田村保乃がジワジワと愛される訳

こじらぶ ライター
更新日:2020-12-05 06:00
投稿日:2020-12-05 06:00

1stシングルではセンターならずも…

 今年9月に公開されたドキュメンタリー映画「僕たちの嘘と真実 Documentary of 欅坂46」では、1人地べたに座っていた平手に田村がパイプ椅子を持って行き、それに座るよう勧めるシーンがあった。そして丁寧に断られていた。作中のメンバーインタビューから、何かに入り込んでいる時の平手は長年苦楽を共にした1期生でも“そっとしておこう”という空気があったようだが、田村は相手のためになると思えばすぐ行動する人間なのだろう。

 今年に入って平手ら6人の1期生が脱退・卒業し、グループが櫻坂46に改名した後、1stシングルでは2期生が前面に押し出されることとなった。前述の森田を含む2期生3名が表題曲・カップリング計7曲のセンターを分け合う形となったのだ。しかし、欅坂46時代には幻となった9thシングル選抜でセンター平手の真横に大抜擢され、現在でもメンバー指名制イベントやグッズ売上げなどさまざまな指標において森田と並んでトップクラスの人気を誇る田村は今回、センターには選ばれなかった。

白石麻衣の遍歴と重なるプロ姿勢

 それでも田村は、どの楽曲でも自分が置かれた場所で最大限のパフォーマンスを出しつつ、平手の時と同様にセンターに立つ年下のメンバーに感謝し、たたえ、そしてサポートしている。その姿がやはりどこか、乃木坂46のデビューからセンターを務め続けた年少の生駒里奈(当時16、現24)を後列から支えていた白石と被る。

 その後、白石は二十歳の時にファッションモデルに起用され、6thシングルで満を持して初センターに。25歳になる17年には写真集の記録的大ヒットとセンター曲で初のレコード大賞受賞、26歳になる18年にはCM女王とセンター曲レコード大賞連覇を成し遂げている。それでいながら9年間、他の数々の年少センターを支え、そのメンバーとグループが人気となっていく後押しをし続けた。

 正統派ド美人でありながら腰が低く、常にグループとメンバー、ファンを想うプロフェッショナルな姿勢が白石と重なる田村にもそんな未来があることを期待したい。

「恋のラブアタック大作戦」トレンド入り

 先日「Nobody’s fault」TYPE-CおよびTYPE-Dに収録されている2期生15名分の個人PV予告編が公開されたが、中でも「恋のラブアタック大作戦」と題された田村のそれは、可愛らしさとユーモアに溢れファンの間で反響を呼びTwitterトレンド入り。同作にあるように「日本中が保乃に恋をする」日もそう遠くないかもしれない。

※「恋のラブアタック大作戦」歌詞は意味不明だが中毒性があり、“保乃に恋をする”ヲタク続出…!
こじらぶ
記事一覧
ライター
STARTO ENTERTAINMENT、秋元康系女性アイドル、ローカル、地下アイドル等数々の現場を経験。Xでもご意見を募集しております。

エンタメ 新着一覧


原作は4コマ漫画! 名作“ぎぼむす”のイケメントリオを味わい尽くそう
 新年あけましておめでとうございます。  例年であれば、大晦日は「ジャニーズカウントダウンライブ」で年越しするので...
特攻隊の前で「別れのブルース」、過去の“淡谷のり子物語”と異なる描き方
 1945年、日本の戦況はますます悪くなっていた。富山に慰問に来ているスズ子(趣里)は、女中の静枝(曽我廼家いろは)の話...
桧山珠美 2024-01-05 14:00 エンタメ
制作費の都合?「夜来香ラプソディ」音楽会シーンなしは残念すぎる
 上海の羽鳥善一(草彅剛)は、音楽会の準備を進めていた。羽鳥は、黎錦光(浩歌)が作曲した「夜来香」にブギを取り入れた音楽...
桧山珠美 2024-01-04 17:50 エンタメ
【2023年人気記事】マッチ様は逃げ上手と無責任のプロだった
【「残念プロフェッショナル」の流儀】  2023年も「コクハク」をご覧いただき、誠にありがとうございました。反響の大き...
堺屋大地 2024-01-02 11:44 エンタメ
辻希美&杉浦太陽はニベアのCM…仲良しラブラブ芸能人夫婦はお金を生む
 元モーニング娘。のなかで1番の勝ち組は、やっぱり辻ちゃん(辻希美)でしょう。  先日も元モー娘。の中澤裕子、保田...
スズ子と愛助の無償の愛、平和ボケの今とは違って生きるも愛するも命がけ
 東京に戻ったスズ子(趣里)は、空襲で一面ががれきになっている惨状を目の当たりにする。  スズ子が三鷹の家に戻ると...
桧山珠美 2023-12-28 14:10 エンタメ
東京大空襲、愛し合うスズ子と愛助の運命は…金曜放送回を前におさらい
 トミ(小雪)の許しが出て、山下(近藤芳正)が正式に楽団のマネージャーとして加わることになった。  スズ子(趣里)...
桧山珠美 2023-12-27 17:40 エンタメ
コワモテ黒田の起用は大正解! スズ子派に寝返り、顔芸と手振りが秀逸
 結核が再発した愛助(水上恒司)の看病を、三鷹の家で続けることになったスズ子(趣里)は、日々愛助のために身を尽くしていた...
桧山珠美 2023-12-26 15:50 エンタメ
藤井風「いちすき」で見せた弾き語りに惚れ惚れ、黒髪に代わってホッ
 21日、木曜劇場「いちばんすきな花」(フジテレビ系)が最終回を迎えました。  昨年、社会現象を巻き起こした目黒蓮...
平野・神宮寺・岸のNumber_iデビュー間近 24年は注目多数の群雄割拠
 滝沢秀明氏創設のTOBEに合流し、本格始動が待たれている元King & Princeの平野紫耀(26)・神宮寺勇太(2...
こじらぶ 2024-02-16 10:40 エンタメ
朝ドラでは珍しい正面からの接吻!愛助ママ(小雪)来襲で“恋の炎”燃ゆる
 愛助(水上恒司)は母・トミ(小雪)に呼び出される。トミからは、スズ子(趣里)に会うのはやめるように言われ、山下(近藤芳...
桧山珠美 2023-12-22 14:40 エンタメ
北川景子に長澤まさみ…SNS離れの深層、イメージ戦略には逆効果?
 12月16日、女優の北川景子(37)の写真集『『「37」 20th anniversary』公式アカウントがInsta...
東京コミコン2023は大盛況 ひときわ異彩を放った“大衆演劇”
 千葉・幕張メッセにて、12月8日(金)~10日(日)に開催されたポップカルチャーの祭典「東京コミックコンベンション20...
熊田曜子のSNSが放つ鋼のメンタル ハレンチ不倫疑惑もよき母アピール
 プロデューサーとの不倫疑惑と元夫とのドロ沼離婚裁判を経て、離婚成立後はSNSでたびたびセクシーな姿を披露している熊田曜...
堺屋大地 2023-12-20 06:00 エンタメ
恋はつらいものよ…愛助への想いが募るスズ子に麻里(市川実和子)の名言
 スズ子(趣里)と愛助(水上恒司)の仲はすぐに広まり、羽鳥善一(草彅剛)や麻里(市川実和子)にもうわさについて追求される...
桧山珠美 2023-12-22 14:23 エンタメ
スズ子と愛助の恋路を妨害! メッセンジャー黒田のメッセンジャーぶり
 愛助(水上恒司)と坂口(黒田有)の話を聞いたスズ子(趣里)は、耐えきれずに部屋に押し入る。  ここで話をつけよう...
桧山珠美 2023-12-18 14:45 エンタメ