結婚式のご祝儀のマナーは? 相場・書き方・渡し方まで解説

コクハク編集部
更新日:2021-10-10 06:00
投稿日:2021-10-10 06:00

結婚式のご祝儀袋の包み方

 ご祝儀袋やお札には、正しい包み方があります。失礼にならないように、お札の向きなどにも注意して包みましょう。

ご祝儀袋に入れるお札の向き

 ご祝儀袋にお札を入れる時には、表側を上にしてお札を出した時に、お札に描かれた人物の顔が最初に見えるように入れてください。そして、中袋とご祝儀の表面が同じ上側を向くように包みます。

外袋の折り返し方

 ご祝儀を入れた中袋を外袋に入れる時には、外袋のご祝儀袋の折り返しの下側が、上の折り返しの上に重なるように入れます。「幸せが落ちずに貯まるように」と覚えれば、忘れないですね。

結婚式のご祝儀の相場

 続いては、ご祝儀の金額相場についてです。金額は、結婚式に参列するゲストの年代や既婚者かどうかなどによっても違ってきます。さっそくチェックしてみましょう!

親・兄弟・親族(甥・姪)の場合

【親】結婚式の費用を援助しない場合は、10〜30万円。ほかに新生活の家電や結婚式費用の負担という形で援助する場合も、100〜300万円前後と幅広く、特に決まりはない
【兄弟】独身の場合は5〜10万円、夫婦の場合は7〜10万円
【親族】いとこやおじ・おばの場合は3万円、甥・姪の場合は5万円

夫婦で出席・子連れの場合

【夫婦】5万円前後。親族などの場合は7〜10万円
【子連れ】大人のご祝儀+子供の料理内容によって5,000〜20,000円程度を上乗せ

友人・上司・部下の場合

【友人】ゲストの年代によって3〜5万円
【上司】ゲストの年代によって3〜5万円
【部下】3万円前後。社内でルールを決めている場合もあり

結婚式のご祝儀の渡し方

 ご祝儀が準備できたら、失礼のないよう大人のマナーを守って正しくご祝儀を渡しましょう。

ご祝儀は袱紗(ふくさ)に包む

 ご祝儀を裸で取り出すのはマナー違反です。必ず袱紗に包んで取り出しましょう。慶事で使う袱紗の色は、赤やオレンジの暖色系が一般的です。寒色系は弔事用の色なので注意してくださいね。紫はどちらにも使えるので、持っておくと重宝するでしょう。

お祝いの言葉と共に両手で渡す

 受付で袱紗からご祝儀袋を取り出したら、名前が書いてある面を上にして畳んだ袱紗にご祝儀袋を乗せて受付に渡しましょう。渡す時には、「ささやかですが、お祝いの気持ちです」など、お祝いの言葉と一緒に両手で丁寧に渡すのがマナーです。

結婚式のご祝儀は大人のマナーを守ってスマートに渡そう

 結婚式は、2人の門出をお祝いするおめでたい行事。マナーを知らないばかりに、失礼になることをして不快な思いをさせてしまわないように、しっかりルールを押さえておくと良いですね。スマートにマナーを守って、心からのお祝いの気持ちを伝えましょう!

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


蛙化現象わかったフリしてない?恋愛中でもどこか冷静な若者のリスク管理
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(63)。多忙な現役時代を経て、56歳...
台湾最高!くまのプーさん気分も味わえる「40女激オシ台湾産ビール」3種
 仕事の後のビールは、全てを忘れさせてくれる大切な存在。そんな1日の終わりに飲む1杯にはこだわりたいですよね。  そこ...
2024-03-07 18:25 ライフスタイル
うんざりするけども!目上の人の苦労話は“秒”で遮断するのはもったいない
「今の人は恵まれてる、昔はさ~」から始まる目上の人の苦労話、みなさんもうんざりするほど聞いてますよね。  その苦労話で...
戦うべき相手は過去の自分 時には昇ってきた階段を振り返る
 時には昇ってきた階段を振り返る。ずいぶんと上がった、と誇りに思うこともあるし、まだこんなところか…と凹むことも。 ...
コミュ力ゼロ、ママ友関係が苦痛でしかない…テッパン切り口&対処法
 子育てをはじめるともれなくついてくるのが、たくさんの人間関係。保育園や学校、ママ友との交流の機会が多いので、コミュ力の...
親を嫌いになってもええやん? 40女が手放せた“無理と我慢”
 早いものでもう2月。新年をきっかけに、今年こそは! と決意を新たにした方も多いのではないでしょうか。  筆者もそのう...
愛しいおんにゃの子に猛アピール♡“たまたま”君の恋の行方は
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
飛び立つのは怖いけど…いくつになっても思い切りって大事
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
世界的にフラワーバレンタインが来てる!愛の告白より感謝を伝える日に
 立春(2月4日)を迎え、暦の上では春。ですが、この記事を書いている最中にもテレビ画面には「本日関東地方は雪」ニュースが...
悔やまれる添い乳よ…子育てが落ち着いた40代ママが語る育児後悔エピ
 子育て期間中は、何が正解なのかわからないまま日々育児と向き合わなくてはなりません。しかも、子供によって成長の速さも性格...
入籍お知らせで赤っ恥!させていただきますはダメ、巷でよく聞く変な敬語
 日本語って本当に難しいですよね! 中でも、日本人ですら間違えてしまうのが、敬語です。    案外、正解を知っている...
朝寝坊にイチャイチャバレ…夫の実家に帰省した時の“珍”失敗談4つ
 結婚すると、長期休みや年末年始に夫の実家に帰省する人が多いですよね。そして、夫の実家への帰省中に、夫の家族から引かれる...
“万年毛玉ジャージ”のママ友ん家がレベチ!良くも悪くもドン引きしたエピ
 人は見かけでは判断できません。特に、相手の本当の部分が垣間見えるのが「家の中」です。  いつも綺麗な人なのに家がすご...
鉄橋の間をゴーゴーと風が通ってゆく…ここは夢と現実の境目
 鉄橋の間をゴーゴーと風が通ってゆく。眼を閉じて、橋と共に吹き飛ばされる自分を想像してビクッとする。  と思ったら...
発達障害児の長男 児童精神科で勧められた「プレイセラピー」を受けたら
 ステップファミリー6年目になる占い師ライターtumugiです。私は10代でデキ婚→子ども2人連れて離婚→シングルマザー...
ちょいワルと見せかけて…実はおしゃべりな“たまたま”にキュン
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...