結婚式のご祝儀のマナーは? 相場・書き方・渡し方まで解説

コクハク編集部
更新日:2021-10-10 06:00
投稿日:2021-10-10 06:00
 友人や親族の結婚式にお呼ばれされたはいいものの、ご祝儀の渡し方のマナーを忘れてしまい、毎回「どうだったっけ?」と迷う人は多いようです。そこで今回は、大人なら絶対に押さえておきたいご祝儀のマナーの基本をご紹介します。社会人として恥ずかしくないように常識をしっかり押さえて、結婚をお祝いする気持ちを伝えましょう!

結婚式のご祝儀袋の選び方

 まずは、ご祝儀を入れるための「ご祝儀袋」のマナーからです。ご祝儀袋の水引きや装飾などの意味も合わせて覚えておくと良いでしょう。

水引きは“一度きり”の意味をもつ「結びきり」か「あわじ結び」

 ご祝儀袋についている“水引き”は、一度結んだら解けない「結びきり」か「あわじ結び」を選ぶようにしましょう。「蝶結び」の水引きは何回でも結び直せる結び方のため、一度きりのお祝いでありたい結婚式には失礼にあたってしまいます。

ご祝儀袋のデザインは金額に合ったものを

 ご祝儀袋にはさまざまなデザインがあります。そして、包む金額が高いほど豪華な装飾のものを選ぶのがマナーです。袋に金額の目安が書いてあることもあるのでチェックしてみると良いでしょう。

結婚式のご祝儀袋の表書き・中袋の書き方

 続いては、ご祝儀袋の書き方や、お金の包み方を確認していきましょう。細かいルールがあるので、しっかりチェックしてみてくださいね。

ボールペンではなく筆ペンが基本

 ご祝儀袋に名前や住所などを記入する際には、筆ペンを使うのがマナーです。筆ペンがなければ太字の黒ペンでもOKです。ボールペンや万年筆などは使わないようにしましょう。ちなみに、薄い色の筆ペンはお悔やみの時に使うものなので、必ず濃い黒を選んでくださいね。

表書き(短冊)には名目+フルネームを

 表書き(短冊がついている時には短冊)には、「寿」「御祝」「御結婚御祝」などの名目と、その下に送り主のフルネームを書きます。夫婦連名であれば、左側に妻の苗字なしの名前を記載します。

 3人以上であれば、一番年長の方を真ん中に書いてから、左に続けて書いていきましょう。また、団体の場合は、代表者の名前を真ん中に書いてから、左側に「外一同」と書けばOKです。

中袋には漢数字で金額と住所・氏名を記入

 ご祝儀袋の中の中袋には、表側の真ん中に漢数字で包んだ金額を縦書きに書きます。さらに、中袋の裏側の左下に、住所を名前を記入しましょう。もらった側が把握しやすいようにするのがルールです。

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


新しいことに挑戦してみよう! 40代からのおすすめ習い事6選
 40代になって、「何か新しいことに挑戦したい」と感じる人は多いようです。でも、いざ習い事を探してみると、たくさん種類が...
眼内コンタクトレンズ「ICL」装着で視力0.1→2.0!最も感動した景色は
 小学生から分厚いメガネをかけていたド近眼人生ですが、37歳で思い切ってICL(眼内コンタクトレンズ)の治療を受け視力が...
【失敗談】人とモメないために重要なのは我慢よりも確認!
 みなさんは人と意見が違ったら、「まあ私が我慢すればいいか」と思うタイプですか?  私はずっと我慢するスタイルで生き...
今すぐやめたい40代のやばい口癖 ネガティブな言葉で人生ダメになる?
 口癖は、なかなか自分では気がつかないものですよね。ポジティブで前向きな口癖ならいいのですが、中にはネガティブすぎてやば...
「空」と「海」と「風」と…すべてが揃った特別な場所
「空」と「海」と「風」と…すべてが揃った特別な場所。  あの電車から、あのヨットからはどんな景色が見えるんだろう?...
セクシーウインクに悩殺寸前! “たまたま”を拝んで正気を保つ
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
海外旅行前に確認を!体力・モチベ温存、飛行機内で便利だったアイテム
 コロナ禍が収まりつつあり、海外旅行に出かける人も増えてきました。  ハワイ、NY、パリなどへ向かう長距離フライトに「...
春節に欠かせない「柑橘類」は金運アップの鉄板アイテム!
 まもなく中国圏の方々にとってのお正月「春節」がやってまいります。中国のお正月はワタクシの旦那様がシンガポール駐在時に現...
菜の花を食べると「いけないこと」をしている気分がする
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。  動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシ...
添い寝&ストレス監視!ガーミンのスマートウォッチ「Lily 2」その腕前は
 ストレスや疲れが貯まってくると、口唇ヘルペスができて黄信号を発する我が身体。よくできたヤツめ、と感心しますが、そもそも...
後輩社員の「大丈夫かと」「可能性高いかと」“かとかと”語尾にもやもや!
 誰かと会話している時に、語尾にイライラもやもやしてしまうことはありませんか?  流行り言葉は目まぐるしく移り変...
2024-01-30 06:00 ライフスタイル
遠いあの子を思い出す…センチメンタルな“たまたま”にホロリ
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
こんな言葉を聴きたくて、僕らは旅に出るのかもしれない
 兵庫県神河町のサイクリングコース「越知川名水街道」にやってきた。  壮大な景色をバックに、あたたかいメッセージに...
P活、頂き女子…「パパ活」のことばも進化し続けている
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
ほっこり癒し漫画/第66回「保護猫探偵ハッシー」
【連載第66回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、突然「コクハク」に登場! 「しっぽ...
ホームパーティーの会費どうする?主催するメリット&お招き時のマナー
 気の合う仲間と自宅でゆっくり食事を楽しめるホームパーティー。コロナもひとまず落ち着き、ブーム復活の兆しです。  ホー...