松下由樹の怪演が震えるほど怖い!テレ東“狂愛サスペンス”に「ナースのお仕事」超え大ヒットの予感
14日スタートのフジテレビ月9「続・続・最後から二番目の恋」の主演は小泉今日子(59)と中井貴一(63)の“アラ暦”コンビ。この人もギリそうか。4日に始まった連ドラ、テレビ東京のドラマ24「ディアマイベイビー~私があなたを支配するまで~」(金曜深夜24時12分)に主演する松下由樹(56=写真)。共演は野村康太(21)だ。
「ディアマイ」は芸能事務所マネジャーの吉川恵子(松下)が、担当する新人俳優の森山拓人(野村)に異様なまでに執着するという、《その愛は「母性」?「依存」?それとも――。歪んだ愛情を描いた“狂愛サスペンス”》(公式サイトより)だ。
主演の松下といえば、1983年公開の富田靖子(56)主演映画「アイコ十六歳」でデビューし、今やすっかりベテラン俳優に。なのだが、意外やテレ東のドラマはこれが初単独主演となる。
ドラマウオッチャーで芸能ライターの山下真夏氏は「初回から松下さんの狂気の演技をたっぷり見られて、いい意味でゾワゾワしましたね。圧巻の“松下劇場”で、まるで松下さんのひとり芝居の舞台を見に行ったような気持ちになりました。これからさらにぶっ壊れた演技を拝見できるようで、楽しみでなりません」と話す。放送時間は30分だが、松下の演技が良すぎて「30分では物足りない」んだとか。
10代でアメリカにダンス留学した経験を持つ松下。初主演ドラマは1989年の「オイシーのが好き!」(TBS)で、当時は《あの子、誰?》と話題をさらったものだ。168センチの長身に、長い手足に小さな顔という抜群のスタイル。その後トレンディードラマに次々と出演し、主演でなくても視聴者の心に残る演技を見せてきた。
《松下由樹の自然さを見習え》の声も
「松下さんといえば、96年から始まった『ナースのお仕事』シリーズ(フジテレビ)の先輩ナース、尾崎翔子役を代表作と感じる視聴者が圧倒的でしょう。でも、私は94年の『29歳のクリスマス』(同)の彩役が忘れられません。当時は主演の山口智子さん演じる典子派か、彩派かに分かれ、女性視聴者がこぞって2人のファッションを真似たものです。今の松下さんは年齢に抗いすぎない自然な美しさがあり、同じ女性として素敵だなと感じます」(前出の山下真夏氏)
トレンディードラマに出演していた当時と比べたら、ふっくらとはしたが、それがまた役者としていい味を出している。
「“普通のおばさん”を演じてもリアリティーがあって、ドラマに感情移入しやすい。とはいえ、実際に会えば分かりますけど、“本物”の松下さんは変わらずお美しい。とても“普通のおばさん”じゃありません。でも、芸能人ネタで話題になりがちな《顔、いじりすぎ?》なんてところは一切なし。最近では40代、50代の女優さんの“顔変わった”系の記事が出ると、《松下由樹の自然さを見習え》なんてコメントが書き込まれることもあるほどです」(在京キー局プロデューサー)
前出の山下真夏氏は「『ディアマイ』には、ちょっと懐かしの昼ドラ的な大げさな演出方法も見られますが、松下さんの演技力があれば、どんなジャンルでも“どんとこい”でしょう。久々の主演作ですから、視聴者が驚くぐらいに徹底的に大暴れしていただきたいですね」と笑う。
TVerのお気に入り登録数はすでに31.4万人(11日現在)で、深夜ドラマにしては上々の数字。ネット上でも《松下さんの怪演ぶりに震える》《コワイ!怖すぎる!》などと話題になりつつある。“アラ還”ドラマ人気と相まって、「ディアマイ」は松下にとって「ナースのお仕事」を超える代表作となる予感がしてきた。
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