2. 歯ぎしりの4つのリスク
「確かに、歯ぎしりにはいろいろなリスクがあるわ」
「ど、どんなリスクがあるんですか…?」
「まずは、歯が欠けるリスクね。就寝中の歯ぎしりは自分の体重くらいの力がかかるといわれていて、歯の摩耗やヒビの原因になるわ。同時に、顎の間接や筋肉にも過剰な負荷がかかるから、顎関節症を引き起こす可能性があるの」
「がく、関節症…?」
不思議そうなアキコさんに、えりのボスは説明を続けます。
肩凝りは歯ぎしりのせい?
「口を開けると痛い場合や、カクカクと音がするような症状よ。放置すると、日常生活に支障が出る恐れがあるわ」
「そんなぁ…」
「他にも、歯ぎしりによって首や肩の筋肉が凝り固まると、頭痛や肩凝りの症状が出ることがあるわね。さらに、それくらい負荷がかかっているから、睡眠の質も低下するわ」
「確かに…私、最近肩凝りがひどいんです。睡眠不足もあって、疲れているせいかなって思っていたんですけど…もしかして歯ぎしりが原因なんでしょうか?」
アキコさんは、顔を真っ青にしてえりのボスを見ます。
「どうしましょう! 何か、対策を教えてください…」
「大丈夫。今から3つの対策を紹介するわ」
3. 歯ぎしり解消のためにできること
歯ぎしりを減らすために、代表的な3つの対策を紹介します。
3-1. マウスピースの使用
もっとも広く知られているのが、歯科医院で作成するマウスピースの活用です。
これにより歯の直接的な接触を防ぎ、力の負担を分散させることができます。市販品もありますが、歯の形にフィットしていることが重要なので、歯科医師に相談して自分に合うものを作ってくださいね。
3-2. 睡眠の質向上
睡眠の質が悪いことが、歯ぎしりの原因になることも。睡眠の質を高めるための工夫をしてみましょう。
寝る前のスマホやカフェインを含む飲食物、アルコールを避けるのがおすすめです。その他、リラックスできる音楽を聞いたり、ストレッチをしたりといった習慣をつけるのもいいでしょう。
こうした方法で自律神経を整えると、歯ぎしりが軽減されるケースがあります。
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