30代で痩せなくなった…ダイエットでしてはいけないこと!

山本茜 理学療法士・モテボディ専門家
更新日:2019-09-01 11:24
投稿日:2019-09-01 06:00
「今年は海でビキニを着る!」春にそう決心していたはずなのに、気づけばもう夏が終わりそうになっている。「…あれ?30代になってなんだか痩せにくくなったかも!?」と思ったそこのアナタ! 誰もが憧れる「程よく筋肉もついて、女性らしい丸みのある“峰不二子ちゃんのような身体”」には、30代だからこそなれるんです! そのためにやってはいけない基本をまとめましたので、是非参考にしてみてくださいね。

30代のカラダは痩せにくい?

 痩せやすい身体は、呼吸や睡眠など「生きているだけで消費されるエネルギー=基礎代謝」が高い身体です。基礎代謝は、男性では18歳、女性では15歳をピークに年齢とともに低下していきます。コクハクをご覧の女性たちから「え…もう遅いの?」という声が聞こえれきそうですが、大丈夫です!

1. 「とりあえず有酸素運動」はアウト

 ランニングやウォーキングなどの有酸素運動は、手軽に誰でもはじめられ、最近ブームに火がつき、取り組む人も多いのですが、ダイエットをするための運動には不向きです。(手軽に身体を動かしたい、健康のため、気分転換したい等の方にはおすすめです)

 ダイエットや代謝を上げることを目的とする場合は、無酸素運動を行いましょう。無酸素運動で負荷をかけて大きな筋肉を鍛え、脂肪を燃焼できる代謝がいい身体の土台ができてから有酸素運動をすると、相乗効果で脂肪燃焼が期待出来ます。

 また、無酸素運動で胸筋や腹筋、背筋等の大きな筋肉をバランスよく鍛えると、バストアップしやすいんです! どうせなら、ダイエットしながらバストアップの一石二鳥を狙っていきましょう。

2. 「必要なタンパク質を摂っていない」はアウト

▶タンパク質の質にこだわるなら、肉・魚>豆腐・納豆>野菜

 お肉やお魚より脂肪分が少なく、ヘルシーなイメージがあるお豆腐や納豆。これらをよく食べている女性も多いのではないでしょうか? しかし、お豆腐や納豆は、お肉やお魚と比べてタンパク質量が少ないため、筋肉がつきにくく代謝が上がりにくい、つまり、痩せにくい身体になりやすいというデメリットも。身体づくりをはじめたタイミングでは、お肉やお魚を積極的に摂っていきたいですね。

▶女性は一日50gのタンパク質摂取が理想

 厚生労働省が推奨するタンパク質の1日摂取量の目安は、成人男性は60g、成人女性は50gです。各食材単品でタンパク質10gを摂取するには、以下の量が必要です。

・牛肉は50g(半人前)
・鮭は2/3切れ
・卵は1.5個
・牛乳はコップ2杯弱
・納豆は1パック
 

 お肉やお魚などのメインのおかずに副菜を合わせると1日50gクリアできそうですよね。

 ちなみに、野菜では肉・魚のようには十分なタンパク質は補えませんが、淡色野菜よりも緑黄色野菜の方がタンパク質を多く含むので、緑黄色野菜を積極的にとるのがおすすめです。

 また、酵素ドリンクやスムージーは、腸の調子を整えてはくれますが、筋肉量が上がる訳ではなく、基礎代謝量も上がりません。また、糖質が多いものもありますので注意が必要です。酵素ドリンクやスムージーを飲んでいる方は、ダイエットの間はプロテインを飲むことをお勧めします。

山本茜
記事一覧
理学療法士・モテボディ専門家
70kg超えの肥満体型から、20kg減量しバスト4カップUP。現在は、バストアップ講師として活動中。受講後、平均2カップUPする美バスト育成講座を開催中。30代女性の色気あるボディメイクが得意。女性医療、健康、美容を主に執筆。

関連キーワード

ビューティー 新着一覧


物価高の今こそ「節約美容」を! プチプラでも満足度“1万円越え”のアイテム3つ【美容家厳選】
 長引く物価高の影響で、日々の美容にもこれまで以上に「コスパ」や「お得感」を求める声が高まっています。  節約しつつも...
性交痛がつらい…それって更年期のせいかも。医療関係者が教える“40代の悩み”対策は?
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
性交痛がつらい…それって更年期のせいかも。医療関係者が教える“40代の悩み”対策は?
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
ツヤ肌メイクの“やりがち”NG3選。なんか脂っぽい…の原因はこれ! 成功するコツは?
 ツヤ肌メイクの、ちょうどいいツヤ感って意外と難しい…。やりすぎるとただのテカリに見えたり、毛穴が目立ったり。控えめすぎ...
日焼け対策、怠ってない? アウトドアガチ勢が実践すべき“美肌”を死守する3大ケア
 春と夏はポカポカと気持ちいい外の空気を吸いながら、アウトドアスポーツをしたくなる季節です。でも、「日焼けが気になる」と...
UV対策してる? 美容家が選ぶ春のおすすめ5選。大人の垢ぬけ顔にはこのチークが優勝!
 コクハク編集部では時短美容家の並木まきさん厳選アイテムを多く紹介してきました。  今回は、その中から選りすぐりのアイ...
毛穴にいい?「あの洗顔法」の真相を医師が解説。向いてる肌質もあるけれど…【美容のウソ・ホント】
 SNSやYouTubeにさまざまな情報が溢れている昨今。美容について発信するアカウントも多く存在し、なかには同じテーマ...
救急箱の中身、チェックしてる? 「いざ」の時に役立つ“常備薬”の選び方【薬剤師が解説】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
乳液なしは「老け顔」を加速する!? 40代は“プチこってり”がキーワード。美容家の厳選アイテム3つ
 40代も半ばを過ぎると、気になるのが顔の“老いた雰囲気”。過去の自分と比べてギャップにがっかりなんてことも。  今の...
「寝ながら運動」で美ボディになれるってマジか! 激しいダイエットなしで痩せるコツ【インストラクター監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
40代のツヤメイクは暑苦しさNG!2000円以下で買える「夏までヘビロテできる」優秀アイテム3選
 今年は春から日差しの強い日も多く、初夏のような陽気も増えています。というわけで、そろそろメイクも衣替え!  春から夏...
モテる以前にマナーだよ!「みっともない」認定されてしまう男性の特徴6つ
 ルッキズムに厳しい昨今、男性のルックスにだって難癖付けることはできません。でも…悲しいかな、どうしても「生理的に受け付...
「五月病」になるのは5月だけじゃない!イライラ、不眠、意欲減退…なりやすい人の特徴や放置のリスク
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
プチプラと侮るなかれ! 40代後半美容家がガチで使って惚れた神アイテム3点【2025春・スキンケア編】
 優秀アイテムがたくさんあるプチプラコスメ。ですが、40代以上の世代には「ちょっと物足りない…」アイテムもチラホラ。 ...
一晩に何度起きたら頻尿ですか?【医療従事者解説】頻尿のセルフチェック&トイレによる寝不足改善法
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
990円の“プチプラ化粧水”1本だけで10日間過ごしてみた。乳液&クリーム不使用で意外な結果が…
 話題のコスメや、広告でよく見かける化粧品や日用品。「webでよく見るあの商品、本当にイイの?」「買ってみたいけれど、口...