完璧な年上の彼が…初お泊まりデートの温泉旅行で起きた悲劇

田中絵音 日本合コン協会会長
更新日:2020-02-12 16:59
投稿日:2020-02-11 06:00

まさかの大騒動、その顛末は…

 部屋に着くと、B男さんはササッとカクテルを作ってくれて「ここに座って」と優しくエスコートしてくれて、ついに一戦を交えるのか……と思いきや「やっぱり今日はお酒も飲んでるし、明日の朝にしよう」とおあずけに。

 そして、翌朝に仕切り直しで、とうとう二人は大人の関係になりました。

 そんなに激しいものではなかったけど、B男さんらしい優しくて繊細な交わりだったな……なんて思っていた、その時!

 B男さんに異変が起きたのです!

 ハアハアと、ものすごく息が上がっているB男さんは「どうしよう……すごい脈が上がってる! 僕、心臓がヤバいのかも」とのたうち回りながら、フロントに電話をして救急車を呼んでもらっています。

 数分後にはピーポーピーポーと救急車が到着し、ホテルのスタッフも総動員で駆けつけ、沢山のお客さんたちも野次馬で集まってしまい一大騒動に。タンカーに横たわったB男さんは、「僕は病院に行くので、君は帰ってていいよ、じゃあね!」と手を振り、そのままピーポーと運ばれていってしまいました。

 ポツンと残されたA子は、衝撃と心配と何だか複雑な感情が入り交じり、唖然としたまま一人で朝食をとって温泉に入り、身支度をして早々に温泉リゾートを出ようとしていました。

 すると、無言の救急車が温泉リゾートの門に向かって走って来たので眺めていると、後ろのドアがパカッと開いて……そこにB男さんが座っていたのです!

「やあ、驚かせてごめんね。検査したら何でもなかったよ、脈が上がっただけだったみたい」と、ケロッとしているB男さん。どうやら初エッチで緊張したのかテンションが上がったのか、B男さんは胸がドキドキしすぎて救急車で運ばれたようでした。

恥ずかしいのか、男のプライドなのか知らないけど、あんなにも大騒動を起こしておきながらケロッとしているB男さんの姿に、A子は一気に気持ちが冷めてしまいました。

お泊りデートの場所選びは慎重に

 そして、一緒に新幹線で帰路につくことに。

 この新幹線内では、非常に気まずい沈黙の時間が流れたそうです。

 行きはよいよい、帰りは地獄……!

 この一泊二日の温泉旅行から帰った後は、どちらからも連絡をすることはなく、二人の交際は自然消滅してしまったとのこと。なんてザンネンな恋なんでしょうか。

【今日の一言メモ】繊細な彼との初夜は、慣れ親しんだ家の方が安心かも!?

 また次回の #ザン恋 もお楽しみに!

田中絵音
記事一覧
日本合コン協会会長
一般社団法人日本合コン協会会長、恋愛アドバイザー。2000回以上の合コンイベントに携わり、男女の恋愛心理に精通する。また一児の母であり、ママ向けイベントを行う「東京ママパーティー」の主宰も務める。著書に「こじらせ男子の取扱説明書(トリセツ)」
(双葉社)など。
ブログXInstagram

ラブ 新着一覧


文系男子に一目惚れ♡→現実はだたのオタク!? 婚活女子が忘れらない“ドン引き”体験談3つ
 いまや恋活・婚活の主流となったマッチングアプリ。手軽に理想の相手と出会える一方で、合コンや友達の紹介などとの出会いとで...
恋バナ調査隊 2025-10-16 08:00 ラブ
「本当に好きなのか分からない」“別れ”を決める前のサイン、6つの判断基準を聞いてみた!
 長く交際していたり、ケンカが絶えなくなったりして、相手のことが好きかどうか分からなくなるときもあるはず。そんなときは別...
恋バナ調査隊 2025-10-15 08:00 ラブ
恋が終わる危険も!? 「とりあえずドライブデート」の落とし穴。沈黙、渋滞、迷子…帰りたくなった瞬間5つ
 会話を楽しみ、小旅行気分も味わえる「ドライブデート」。でも実は、ちょっとしたミスで失敗に繋がりやすいデートでもあるんで...
恋バナ調査隊 2025-10-14 08:00 ラブ
「いいよ」連発は離婚のサイン? 夫婦関係が壊れる寸前の“危険ワード”6つ
 離婚を経験した男女に、離婚直前に飛び交っていたワードをうかがいました。ご夫婦の間で、これらのワードが口癖のようになって...
恋バナ調査隊 2025-10-13 08:00 ラブ
【漫画】「家には帰りたくない」クズ男との別れ…“魔王”と呼ばれるイケメンは何者?『できても、できなくても』#2
【『できても、できなくても』あらすじ】  「桃生翠さん…残念ですがあなたは不妊症です」――ブライダルチェックで発覚した...
「寄生虫としか思えない」47歳男性が“専業主婦 希望”を一蹴。更年期の妻を受け入れない複雑事情
「冷酷と激情のあいだvol.267〜女性編〜」では、仕事への活力が下がり、退職して専業主婦になりたい夏菜子さん(仮名)の...
並木まき 2025-10-11 11:45 ラブ
専業主婦になりたいのに…貯金ナシの44歳妻、夫が意地悪すぎると嘆き「結婚の“特権”ですよね?」
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2025-10-11 11:45 ラブ
【漫画】「避妊しなくていいよ」女の悲しい言葉。一夜限りの男が返した“意外な一言”に救われた夜『できても、できなくても』#3
【『できても、できなくても』あらすじ】  「桃生翠さん…残念ですがあなたは不妊症です」――ブライダルチェックで発覚した...
【漫画】「あなたは不妊症です」婚約者も仕事も失って…私は女として“失格”なの?『できても、できなくても』#1
【『できても、できなくても』あらすじ】  「桃生翠さん…残念ですがあなたは不妊症です」――ブライダルチェックで発覚した...
順風満帆だった45歳 経営者の転落。美人CAから若い女に乗り換えるはずが…地獄の「三者面談」の顛末
 世の中、不倫の話題で持ちきりだ。2024年に実施された調査によると、既婚男性の約2人に1人、既婚女性の約3人に1人が婚...
蒼井凜花 2025-10-10 11:45 ラブ
閉経前にもう一度…“癒し”を求める50代女性「ただ話を聞いてもらいたい」男性を求める切実な理由
 ドラマやネットなどで「女性用風俗」が取り上げられることが増え、一般の女性たちにもその名が浸透してきました。  ア...
内藤みか 2025-10-10 11:45 ラブ
「恋愛は効率か、それとも不要か?」タイパ世代に広がる新しい恋愛観。20代で結婚相談所に登録も
「最近のJ-POPは、前奏が短すぎて歌いにくい」カラオケでそう感じたことはありませんか?  我々、40代が青春時代...
男の「私たち付き合ってるよね?」への本音。告白はなくても“彼女認定”されるきっかけ
「彼からの告白はないけど私たちって付き合ってるのかな?」と、曖昧な関係性に不安を抱えている女性もいるでしょう。  ...
恋バナ調査隊 2025-10-08 08:00 ラブ
早く帰りたい…! 初デートで使える“テッパン話題”とさっさと“切り上げる”コツ。やさしいウソで後腐れなく解散♡
 マッチングアプリ内でやり取りを重ねていても、いざ初デートの日程が決まると「会話で失敗したくない」「話が弾まなかったらど...
恋バナ調査隊 2025-10-08 08:00 ラブ
絶対言えない! 夫婦が隠してる“秘密”を大暴露6連発。裏アカ妻はSNSで夜ごと発散を…
 ひとりの大人として生きていれば「他人には知られたくない秘密」が出てくるのは自然なこと。「自分のすべてをさらけ出せる」な...
恋バナ調査隊 2025-10-07 08:00 ラブ
それで別れる!? ドラマの感想で大ゲンカ→まさかの破局…恋が終わった“マジでくだらない理由”5選
 彼氏とケンカしたあと「なんであんなしょーもないケンカしたんだろう」と反省することもあるはず。そんな“くだらない原因”で...
恋バナ調査隊 2025-10-07 08:00 ラブ